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「Catch up Premier League」~2021.3.10 プレミアリーグ 第19節 ウォルバーハンプトン×ワトフォード ハイライト

■ドブに捨ててはいけない

 非常に落ち着かない立ち上がりだった。先にバタバタしたのはウルブス。ポデンスが一時的にピッチを退いている間に10人での守備機会が発生。なんの変哲もないクロスに対しての対応が非常にバタバタ。オフサイドに救われてはいたが、クロスをバウンドさせてしまい、アイト=ヌーリはあわやPKを与えてしまうところだった。

 しかし、それ以上にバタバタしていたのがワトフォード。コンパクトな陣形を敷いているのはわかったが、ホルダーにチェックをかけられていないので、ウルブスにあっさりと広げられてしまうのが難点だった。

 ワトフォードはPA内での対応の怪しさもウルブス以上だった。ウルブスの先制点は彼ららしくないショートパスの繋ぎでのPAの攻略。ワトフォードとしては適切に対応さえできれば、問題なく防げる場面だっただけにいくらなんでもあれだけ簡単にヒメネスに行かれてしまうアッサリ感はいただけないだろう。

 ウルブスの2点目は逆に彼ららしい展開をベースにした崩し。中盤でフリーになったネベスから左右に散らしていきながら、大外→大外の展開でアイト=ヌーリの折り返しでオウンゴールを誘発。追加点で突き放していく。

 ワトフォードの3失点目でゲームは完全に終わってしまったと言っていいだろう。バックパスをフォースターがプレゼントパスしてポデンスに決められて終わりである。

 ワトフォードはもったいなかった。この試合はウルブスの最終ラインが結構慌てていたし、ワトフォードの前線も割と動くことができていたので、かなり揺さぶりをかけるところまではいけていた感じ。3点取られたところでもデニスは速攻で可能性を見せていただけに、1失点目を喫してからアッサリとずるずる行ってしまったのが残念だ。

 本来であれば非保持を整備して、攻撃まで手が回らない!というのがホジソンのワトフォードのカラー。だけども、この試合はラニエリ時代がフラッシュバックしたかのような大雑把さ。粘り強く戦うべき残留争いのチームとしてはこうしたドブに捨ててしまうような試合だけはなんとしても避けたいところなのだけども。

試合結果
2022.3.10
プレミアリーグ 第19節
ウォルバーハンプトン 4-0 ワトフォード
モリニュー・スタジアム
【得点者】
WOL:13′ ヒメネス, 18′ エルナンデス(OG),21′ ポデンス, 85′ ネベス
主審:ダレン・イングランド

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