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「Catch up Premier League」~2021.12.12 プレミアリーグ 第16節 レスター×ニューカッスル ハイライト

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■先制点で開幕したオープン合戦でワンサイドに

 やたらと因縁が生まれてしまった感のあるナポリ相手にEL最終節で敗退。失意のECL行きを命じられてしまったレスターにとっては再起の一戦となる。

 今節のレスターは比較的保持の成分が高め。前節と比べるとつなぎながらボールを前に送っていこうとする。そんな立ち上がりでいきなりエバンスが負傷。ヴェスターゴーア、フォファナ、アマーティとCB陣に怪我が多い中で再びCBに離脱者が出てしまう。

 こうなるとレスターは厳しい。今季パフォーマンスが安定しないンディディを最終ラインに回るが、怪しい感じは否めない。ニューカッスルの高い位置からのプレスは退けたものの危うい場面もちらほら。

 だが、縦に速い攻撃を織り交ぜることで徐々にニューカッスルを押し込むようになるレスター。すると、今度はブロック守備において攻めあぐねてしまうようになってしまう。

 しかし、ニューカッスルもこの試合は苦戦。保持成分を減らしながらロングカウンターで反撃を狙うが、サン=マクシマンの位置がいつも以上に低いため、クリティカルなダメージをレスターに与えることが出来ない。

 そんなちぐはぐな展開だけにレスターが得た先制点は千載一遇。プレスから得たチャンスからPKを得てティーレマンスがこれを沈めて見せる。

 後半はレスターが強度を上げたことで試合はさらにレスターペースに傾く。早い展開になるとニューカッスルはどうしてもCHの軽さが前面にでてしまい、ジョエリントンが低い位置でのプレーを余儀なくされてしまい、相手の圧に屈する節がある。

 レスターが2点目を決めたところで試合は決着を見たといっていいだろう。マディソンのパスに抜け出したバーンズ、ダカとつなぎ見事な追加点を演出した。

 そこからはオープンな形を活かしての追加点を重ねていくレスター。4得点と久しぶりの大量得点で余裕を持った勝利を挙げることが出来た。

 ニューカッスルとしては前半を考えるとここまで大差がつくほどの質の差があったようには思えなかったのだが、やはり後半にテンポアップでニューカッスルの脆さを突くという解決策を提示することが出来たレスターの方が一枚上手といっていいだろう。

   CHの軽さに2列目が下がってしまい、保持時に余裕がなくなってしまう問題をエディ・ハウはどのように解決するのか。ニューカッスルの現有戦力にとってはタイムリミットとなり得る冬の移籍市場はもうすぐそこまで迫ってきている。

試合結果
2021.12.11
プレミアリーグ 第16節
レスター 4-0 ニューカッスル
キング・パワー・スタジアム
【得点者】
LEI:38′(PK) 81′ ティーレマンス, 57′ ダカ, 85′ マディソン
主審:ピーター・バンクス

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