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「Catch up Premier League」~Match week 26~ 2021.2.27-3.1

目次

①マンチェスター・シティ【1位】×ウェストハム【4位】

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■引きずり込んで絞め上げる

 予想のフォーメーションは5-4-1だったウェストハム。しかし、実際の並びを見てみると頂点にいるはずのアントニオは左サイドに流れる。見た目としてはリンガードをトップ下とする5-2-1-2のようなプレッシングを行う。ウェストハムは人を捕まえる意識が強いモードと撤退して自陣のスペースを埋めるモードを併用。内側に絞るジンチェンコにはフォルナルスが絞りながら対応する。逆サイドのウォーカーにはジョンソンが出ていくことから見ても左右対称で、シティのビルドアップの傾向に良く対策を打っているといえそうだ。

 シティも当然揺さぶりをかける。主な手段はインサイドハーフに入るデ・ブライネがサイドに流れる動き。この動きでソーチェクを釣りだして内側のスペースを空ける。この動きが決定打にならなかったのは開くデ・ブライネと幅を取るフェラン・トーレスの関係が十分成熟していなかったから。そして、内側でパスを受けるアグエロの動きが精彩を欠いていたからだろう。それでもデ・ブライネの大外からでも目標を射抜くキックは健在。セットプレーの流れからディアスのプレミア初ゴールをお膳立てする。

 シティの前進は開くデ・ブライネと戻りがやや遅れることがあるアントニオの裏で受けるウォーカー、およびそれらのバランスを後方で取るフェルナンジーニョによって支えられていた。だが、前半の終盤にこの動きが突如減退。ウェストハムのプレスにつかまり続ける展開になる。すると、ウェストハムはライスのカットからファインゴール。動いてさばいてゴール前に顔をだすリンガードと最後の動き出しで差をつけたアントニオは見事だった。

 後半は時にはオープンに、時にはジリジリした展開に。シティのペース!というわけではないが、ウェストハムが前半のようなプレスから好機を迎える展開にはならなかったということで、シティが絞めあげていった感じ。決勝点はまたしてもセットプレーから。サイドの対人では最近めっぽう強いマフレズがお膳立て。ストーンズの氷のようなフィニッシュも光るけど、ラインを自在に操るマフレズが素晴らしかった。

 出場時間が少ないメンバーを慣らしつつ結果を出す。とても難しいミッションを涼しい顔で4位相手にやり抜くシティこそがプレミアの今の頂点であることを痛感する試合だった。

試合結果
マンチェスター・シティ 2-1 ウェストハム
エティハド・スタジアム
【得点者】
Man City:30′ ディアス, 68′ ストーンズ
WHU:43′ アントニオ
主審:マイケル・オリバー

②ウェストブロム【19位】×ブライトン【16位】

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■混乱招くレフェリング、呪いは継続中。

 前節は25対3とシュート数で圧倒しながらも2本の枠内シュートで沈んだブライトン。今節はその呪いを払拭すべく4-4-2を採用。どちらかというといつもよりも縦に推進力を与えながら、機会を増やしてやろう!という狙いがあったのではないか。

 縦に急ぐ際には弊害もある。ウェストブロムにも攻撃機会を与えてしまうことである。ブライトンは保持型のチームだけど即時奪回型ではないので、機会を増やすには展開を早くして相手の攻撃を受けることを許容しなくてはいけない。奪われた先制点はその弊害ともいえそうだ。

 しかしながら、十分に得点機会を作ったといえそうなブライトン。縦に進む速度はありながらも、変なパスカットをされてピンチを招くシーンは少なかった。ただ、この日は前節以上に機会を活かすことができない。なんと得たPKを2つ外してしまう。

 ただ、この日最も奇妙に感じたのはFKの場面だろう。主審のリー・メイソンはリスタートを認める笛を吹いたものの、GKがポジションについていないことに気づき、ボールが蹴られた後、直接ネットを揺らす前に再びプレーを止めた。リー・メイソンはブライトンの抗議を受け入れて一度はゴールを受け入れたものの、VARの助言をもとに再度判定を取り下げた。



Referee lost control ‘fact’, says Dunk


Brighton captain Lewis Dunk says the decision to disallow his


www.bbc.com

 おそらく、判定自体はゴールを認めない流れで正しい。しかしながら、不用意な一度目の笛、及び二転三転したゴール判定のせいで大きく信頼を損なってしまったといえる。結果的に損したのはブライトンの方なので、モヤモヤするだろう。とはいえ、2つのPKを両方決めていれば勝ち点3は取れたのだけど・・・。

試合結果
ウェストブロム 1-0 ブライトン
ザ・ホーソンズ
【得点者】
WBA:11′ バートリー
主審:リー・メイソン

③リーズ【10位】×アストンビラ【8位】

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■少ないタッチでのプレーが得点につながったのは

 長らくプレミアリーグを見てきて、ここはプレミアリーグが世界一!と胸を張って言える部分はカメラのスイッチング。一枚の画で見事にこの試合を取り巻く人間の感情や試合の描写を映し出す。試合の合間にインサートされる画のセンスこそ、自分がプレミアリーグを愛する理由でもある。

 とはいえ、昨今のサッカーは無観客が当たり前。そんな素材不足の中でエランド・ロードのおなじみの光景になっているのが荒れた芝の画である。中盤戦以降、どうもこのスタジアムはピッチの荒れ具合が激しい。開始直後のプレーではパスを出したロバーツも、受けたバンフォードも足を滑らせるというありさまだった。先制点をゲットしたアストンビラのセットプレーのシーンもワトキンスが足を滑らせながら挙げたクロスをエル・ガジがコントロールして何とか押し込んだシーンである。

 グリーリッシュ不在のアストンビラは軽さが至上。そのアストンビラにとってはマンマークに来てスペースを与えてくれるリーズは保持において突破口を見出しやすい相手だったように思う。

 一方のリーズもいつものように大外への長いボールとホルダーをインナーラップで追い越す動きで前進していく。しかしながら、エリアに入る最後のところでクオリティを伴わなくなってしまうプレーがここ数試合では増えている印象。この部分がラフィーニャ頼みになっているところが若干気掛かり。この試合でも原則を守りつつゴールに迫れないというここ数試合の負けパターンを踏襲するかのような展開になってしまった。

試合結果
リーズ 0-1 アストンビラ
エランド・ロード
【得点者】
AVL:5′ エル・ガジ
主審:ピーター・バンクス

④ニューカッスル【17位】×ウォルバーハンプトン【12位】

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■自分探しの課題は後半にあり

 自分たちに理想な4-3-1-2探しを模索するニューカッスル。この日の4-3-1-2の中でのトライはアンカーに守備力に長けているヘイデンではなくシェルビーを据えることである。トップ下のポジションの選手をウルブスがマークしにくい仕組みになっていることもあり、シェルビーは自由を謳歌。彼の展開力を活かしてニューカッスルは安定したボール保持での支配と大外への道筋を整えることが出来た。

 その大外にはサン=マクシマンという武器がある。後半早々に彼の突破を活かして最後はラッセルズが決めて先手を取ったニューカッスル。大外をしっかり活用した突破でまずは一歩を前に出る。

 得点と前後する話なのだが、ニューカッスルの保持による支配力は30分を境に落ちていった。というのも中盤でトランジッションに長けているメンバーではなく、押し返されると押し込めないのが問題点。そして、サイドをケアできる仕組みではないので、同じく大外にトラオレとネトという勝負ができるWGがいるウルブスには攻め込まれてしまうという難点がある。

 だからこそ、ニューカッスルは後半に得た先制点を是が非でも守り抜くべきだった。だが、距離感が広がっていく3センターに広大な範囲をカバーさせられるのに適していないアンカーのシェルビーの手当ては放置されたまま。結局、カウンターからこのギャップを突かれてニューカッスルはあっけなく追いつかれてしまう。

 悪くない立ち上がりはここ数試合共通。先制点までたどり着いたところまではよかったが、その後の展開を制御する術を持っていないのは不運。体感ではスタメンのうち、3試合に1試合くらいは細かい負傷で途中交代するサン=マクシマンを欠くことが多い後半のゲームマネジメントは大きな課題になりそうだ。

試合結果
ニューカッスル 1-1 ウォルバーハンプトン
セント・ジェームズ・パーク
【得点者】
NEW:52′ ラッセルズ
WOL:73′ ネベス
主審:マイク・ディーン

⑤クリスタル・パレス【13位】×フルハム【18位】

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■『当たり』のパレスを破るヒーローは現れず

 奇跡の逆転残留に向けて落としてはいけない戦いが続いているフルハム。エバートン戦ではマジャ、シェフィールド・ユナイテッド戦ではルックマンが貴重な得点を挙げて試合を決める活躍を果たしてる。しかしながら、押し込みながら決めきれない試合もまだ多く、4試合負けなしとは言え勝ち点を積みきれない印象の試合も多い。

 この試合もボール保持はフルハムが主体で進む。クリスタル・パレスはトップ下のエゼがアンカーの役割を果たすリードを監視することで中央からの進軍を阻止。とはいえ一度サイドからラインを越えられたらそこまでは追い回さないのはエゼらしい。

 ただ、この日のクリスタル・パレスは守備ブロックが比較的まともな日。クロス対応も彼らにしては安定していたし、フルハムがプレスラインを超えて押し込んだ後のプレーにクオリティを欠いていたためゴールに迫れるシーンは少なかった。

 一方のクリスタル・パレスも守備ブロックは安定したとはいえ、ザハなしで前を向いて進んでいく力を手にしたわけではないので苦戦。3本のシュートで2得点を挙げて逆転勝利を決めたブライトン戦の二匹目のどじょうを捕まえるのには失敗した格好である。

 いよいよ、次節からは強豪チームとの連戦が開幕するフルハム。奇跡を起こすにはアップセットが必須。理不尽がないチームにとっては、ここまで続く負けなしの内容の良さを格上相手にも発揮することが求められる。点を取れなければ勝ちきれないではなく、点を取らなければ負けてしまう連戦の開幕だ。

試合結果
クリスタル・パレス 0-0 フルハム
セルハースト・パーク
主審:アンソニー・テイラー

⑥レスター【3位】×アーセナル【11位】

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■眠れる準レギュラーが躍動、必然の逆転劇

 強い相手には先手を取られてはいけないという鉄則を2分も立たないうちに破られた前節のアーセナル。その掟は今節も守られなかった。ビルドアップを詰まらせてからのカウンターからレスターが先制。カウンターの起点となる位置からボールサイドのCBであるパブロ・マリがやたら遠かったのは誤算。もう少しサポートに寄っていればカウンター対応もあるいはボール保持の局面もよりいい方向に転がったかもしれない。

 年間を通して安定感のある戦いを見せるレスターだが、この日のレスターは非常に低調。『強い相手』とは言えなかった。レスターのプレスが機能したのは先制点のシーンくらい。アーセナルがボールを持ち運びながら、レスターの守備ブロックを溶かす。

 アーセナルの中で特に輝いたのはここまで出場機会が限られていたウィリアンとペペ。前者はレスターが空けた守備ブロックの穴からボールを運ぶ役割を担っていた。まさにこの役割は彼にうってつけ。開幕戦のフルハム戦以来の躍動は当然といえるだろう。ペペは対面のトーマスに圧倒的な優位でFKを量産する。攻撃の出口として機能した。

 この日のレスターの低調さと、アーセナルの選手のハマり具合を見れば逆転は必然だろう。ンディディのハンドに象徴されるような不用意さはこの日のレスターの組織力の欠如を象徴しているようだった。長期離脱の疑いがあるバーンズに加えて、終盤はエバンスも負傷交代。終盤でずるずる失速し、CL出場権を手放してしまった昨季の再現は何としても避けたいところだが。

試合結果
レスター 1-3 アーセナル
キング・パワー・スタジアム
【得点者】
LEI: 7′ ティーレマンス
ARS:39′ ルイス, 45+2′(PK) ラカゼット, 52′ ペペ
主審:ポール・ティアニー

⑦トッテナム【9位】×バーンリー【15位】

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■自陣寄りに引き寄せた相手のやりやすさ

 直前のレスター×アーセナルの結果で暫定10位に転落したトッテナム。しかし、お隣さんに良い気をさせたのは開始の2分間だけ。アーセナルはトッテナムの先制点であっという間に9位を明け渡すことになった。

 バーンリーは立ち上がりから積極的だった。全体を押し上げながらトッテナムを自陣の中に押し込む。直近のスパーズのプレーを見ればCBをクロスで揺さぶりたいという思いは当然あるだろう。アプローチの指針自体は理に適っている。

 バーンリーは前線に届ける手段はミドルゾーンからの長いボール。すなわち、ボールを持っていない時は中盤は間延びした構造になる。スペースがないのは苦手だが、一方でスペースさえあればキックが上手いバーンリーにとってはやりやすかったはず。しかし、この状況を覆したのはトッテナムの前線。間延びした中盤に対して前線のプレスバックが積極的。バーンリーに長いレンジのキックの隙を与えない。

 確かにバーンリーは広がったスペースの方がやりやすいかもしれない。だが、この前後分断の展開はトッテナムにとっても有利。後方からの長いキックを間延びしたライン間にいる前線に送り、スパーズは徐々に前進していく。

 この日はアタッカー陣が詰まらなかったスパーズ。ここ数試合の前線は判断の遅さやクオリティの低さによる不調が目立っていたが、この試合ではベイルがクオリティを見せた。前節も後半投入で躍動したように、スタメンにアップした今節は前半から好調を維持。間延びした陣形を自陣寄りに塗り替えたトッテナムがアウェイでバーンリーを撃破した。

試合結果
トッテナム 4-0 バーンリー
トッテナム・ホットスパー・スタジアム
【得点者】
TOT:2’55’ ベイル, 15′ ケイン, 31′ ルーカス
主審:ケビン・フレンド

⑧チェルシー【5位】×マンチェスター・ユナイテッド【2位】

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■体現は7割まで、がっぷり四つの痛み分け。

 構図はシンプルだが、なかなかに解釈が難しい試合だった。個人的には両チームともやりたいことは明確だったし、7割くらいはやりたいことを体現できていたようには思う。が、残りの3割がいろんな要因でうまくいかなくて結局両チームとも得点が入らなかった試合のように見えた。

 トップにグリーンウッドを据えるという一風変わったやり方を行ったマンチェスター・ユナイテッド。おそらくハイプレスからのショートカウンター狙いだったのだろう。確かにここ数試合のチェルシーはバックスのビルドアップの拙さが足かせになっている部分があった。この部分を足を使ったかき回しに来るのは理解できる。

 だが、この日のチェルシーのビルドアップは非常に出来が良かった。これまでよりもはるかにスムーズにマンチェスター・ユナイテッドのプレスをかわしていった。特に目を見張るのはコバチッチ。ターンからマークを外して前にボールを運ぶ姿はトゥヘルのチェルシーではすでにおなじみになっているが、この日もそれは健在。ユナイテッドのプレスを空転させるのに一役買っていた。加えてリュディガーが対角方向に長いパスをつけるようになったのも改善点の1つ。この日のチェルシーにはユナイテッドのプレスを回避する土壌があった。

 一方でプレスを回避してからの出来は難しいところ。ジルー、ジエフ、マウントはいずれもボールを受けてから輝くタイプ。縦への鋭さを有するタイプはこの日のチェルシーにはいなかった。交代でヴェルナーを入れてきたのは納得の展開であった。

 チェルシーがそぐわない人材ながらも縦への進みを意識したプレーをするため、テンポとしてはユナイテッドの方に理があった。そういう意味では局面的にはチェルシーの方が優勢だったが、大きな展開はどちらかといえばユナイテッドが好む展開だったように思う。ユナイテッドはフレッジ(危ないタックルもあったが)とマクトミネイが攻守に躍動しているのが目についた。特にフレッジはトランジッションにおける縦へのパスで存在感を見せた。

 リーグでの立ち位置を考えればより痛恨の引き分けになったのはチェルシーの方だろう。勝てば4位浮上のチャンスとなったユナイテッド戦だったが、蓋を開けてみればオールド・トラフォードでの対戦時と同じく引き分けに終わった。

試合結果
チェルシー 0-0 マンチェスター・ユナイテッド
スタンフォード・ブリッジ
主審:スチュアート・アットウィル

⑨シェフィールド・ユナイテッド【20位】×リバプール【6位】

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■不安定さには触れられずに連敗ストップ

 悪くない敗戦が徐々に尾を引いていき、思いもよらない連敗に陥ってしまったリバプール。今節の相手のシェフィールド・ユナイテッドには何としてでも負けるわけにはいかないだろう。

 この試合のリバプールはマネが中央に絞るのが特徴的。どちらかと言えばサイドに流れるのはサラーの方が多めで、マネはフィルミーノと中央に常駐。カーティス・ジョーンズは逆に前線に飛び出す役割。左サイドから前線に張りがちで、なんかこの日はギュンドアンみたいだった。フォーメーションは4-2-3-1のようにも見えた。

 前は五角形、後ろは5バックで守りたいブレイズだが、リバプールの攻撃は受け切れず。この日はラムズデイルの活躍がいつもよりも早く、いつもよりも多かった。

 そのため、時間がかかった先制点がリバプールにもたらされたのは必然といえる。前線に張る役割を任されたカーティス・ジョーンズの下に転がったボールを咎めることができなかったブレイズの対応はこれが初めてではない。ボールウォッチャー気味になりがちなこの日のブレイズ守備陣の癖は失点につながってしまった。

 リバプールにも付け入るスキがあったのは間違いない。カバクとフィリップスのラインコントロールは不安定で、裏を取る機会さえあればブレイズにもシュートチャンスはあったはず。だが、この日の鈍重なブレイズの選手たちにはその機会を得ることができず。

 どこか動きが鈍かったこの日のブレイズにはリバプールの不安定さにたどり着くことはできず。彼らが連敗ストッパーになってしまうのは必然だった。

試合結果
シェフィールド・ユナイテッド 0-2 リバプール
ブラモール・レーン
【得点者】
LIV:48′ ジョーンズ, 65′ OG
主審:ジョナサン・モス

⑩エバートン【7位】×サウサンプトン【14位】

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■入らないトリガーを横目にトップ4争いに前進

 立ち位置を見るとエバートンの保持をサウサンプトンが阻害するのは難しい。そしてその盤面通りの展開になったという印象である。エバートンは浮きやすいアンカーのポジションを軸に保持を回していく。エバートンは保持を基軸に回していくが、最終ラインに対してプレッシングが強くなったら前線にボールを預けられるのが強みだ。キャルバート=ルーウィンは単純な競り合いに強い上に、ボールを落とすところまできっちりやってのけるロングボールの仕事人。彼がいれば長いボールをうまく逃がせる。

 先制点はこの流れから。キャルバート=ルーウィンへの長いボールはサウサンプトンの屈強なDF陣でも防ぐことは難しかった。狙い撃ちされた感のあるサリスにとってはこの日は試練になってしまった。得点を決めたのはリシャルリソン。若干気分屋の嫌いがつよい彼。「リシャルリソンが気持ちよくプレー出来たらエバートンは強いよね」とよく話しているのだが、まさしくこのシーンではとても気持ちよさそうにプレーができたといえるだろう。

 一方のサウサンプトンの保持はなかなかキモとなる中央への縦パスを入れるところにたどり着くことができない。エバートンの4-3-1-2の守備ではサウサンプトンの使いたいSHが内に絞って受けるスペースができない。左サイドのバートランドはともかく、右サイドがベドナレクではなかなか中を広げる役割を期待するのは難しい。最終的にはジェネポがRSBに入る始末だった。それでも内側にボールを入れるというトリガーが入らなかったことでサウサンプトンはゴールに迫る機会を得ることができない。

 頼みのセットプレーでは終盤間際にヴェスターゴーアがチャンスを迎えたものの、ここはピックフォードがストップ。最後の頼みの綱をピックフォードが断ち切りエバートンがトップ4争いで前に出る勝ち点3を得た。

試合結果
エバートン 1-0 サウサンプトン
グディソン・パーク
【得点者】
EVE:9′ リシャルリソン
主審:マーティン・アトキンソン

   おしまいじゃ!!

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