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「Catch up Premier League」~2022.4.2 プレミアリーグ 第31節 ブライトン×ノリッジ ハイライト

■互いに苦しい現状が浮き彫りに

 リーグ戦は6連敗中、うち5試合は無得点と不調真っ只中のブライトン。対するは、こちらも6連敗で最下位のノリッジという苦しいチーム同士の一戦である。

 試合はボールを持てるブライトンが支配的な前半に。ククレジャ、マーチという打開できる個人がいる左サイドを中心にシュートまでは持って行くことが出来ている。

不調のチームなので、どこがおかしいのかなと思いながら見ていたのだけど、選手の配置にはあまり不自然さを感じない。だけども、オフザボールの動きは結構減ったかなと思う。

マーチやランプティ、ククレジャはサイドの優秀なボールプレイヤーだけど、それだけで決め手になるほど強力な武器ではない。なので、彼らにちょっと任せすぎている部分があるのかもしれない。PA内で餌を待っていればチャンスが来るほど甘くはない。

 もう1つ、機能不全の点を挙げるとすればプレッシングだろうか。昨シーズンは撤退を早めることで守備が危険にさらされることを防いでいたが、今季はプレッシングを強化。しかしながら、この試合ではノリッジをそのプレッシングで苦しめることは出来なかった。

 そのノリッジも前進に苦慮。サージェントの不在でアバウトなロングボールを引き出せる選手がプッキしかいなかったのは大きい。そのため、ショートパスでのポゼッションを頑張ってはいたが、サイドチェンジの際の逆サイドの攻め上がりのフォローが遅かったりなど、スムーズとは程遠い出来だった。

 そんな中で先制点のチャンスを得たのはブライトン。不可抗力なのかもしれないとはいえ、バイラムのハンドは信じられないくらいあからさまなもの。これでPKを取らない主審など世界を探してもいないのではないかと思うくらい明らかにハンドだった。

 だが、そのPKをモペイが枠外に大胆に蹴り上げてしまう。今季の前半戦は呪いが解けて得点を決めていたモペイだが、やはり枠にシュートが飛ばない期が今年もやってきてしまった模様。後半も再三チャンスをどぶに捨て続けると、他のチームメイトもこれに追従。点が入らない呪いに今年も苦しむこととなってしまった。

 一方のノリッジはそもそも押し返して得点機会にすらたどり着けない。80分になり試合がオープンになったところでようやくチャンスが巡ってきた感じ。しかし、そこでもシュートまでもう一手かける余裕はなかった。そして、それを補うシュート精度を持っておらず得点に迫る場面を作ることはできず。

 試合はそのまま終了。共に苦しい現状が露わになったスコアレスドローとなった。

試合結果
2022.4.2
プレミアリーグ 第31節
ブライトン 0-0 ノリッジ
アメリカン・エキスプレス・コミュニティ・スタジアム
主審:シモン・フーパー

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