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「Catch up Premier League」~2022.2.20 プレミアリーグ 第26節 リーズ×マンチェスター・ユナイテッド ハイライト

■ポグバの優位は絶対!

 マンチェスター・ユナイテッドにとってはCLを控える難しい日曜のゲームとなったが、ターンオーバーは最小限。右のWGにリンガードを入れたこととSBにワン=ビサカを久しぶりに戻したこと以外はスタメンの入れ替えはなし。

 立ち上がりからリーズの土俵にガッツリ乗っかった感のあるマンチェスター・ユナイテッド。マンマークの守備に対して、オフザボールの動きを増やしながら相手を振り切ろうと動き回る。別格だったのはポグバ。彼だけは特に動き回ることをしなくても、ボールを受けて相手を背負って剥がしてを繰り返すことができる。去年もそうだったが、1人ずつしかかかってこないリーズの守備ではポグバを止めることはできない。

 躊躇なく長いボールを蹴るマンチェスター・ユナイテッドはボールの捨て方も安定しており、リーズは簡単に前進を許してしまう。ボールを保持する側に回っても、後方から繋ごうと試みることはするものの、ラフィーニャの不在で前線の脱出口が見当たらず。ジェームズの孤軍奮闘の抜け出しにかけるしかなかった。

 そんなリーズに対して、前半から点を重ねるマンチェスター・ユナイテッド。セットプレーからマグワイアが先手を奪うと、前半終了間際にはリンデロフの持ち上がりからチャンスメイク。最終ラインの持ち上がりを止めるのが後手になったリーズを尻目にブルーノ・フェルナンデスが追加点を決めて見せた。

 ハーフタイムに交代枠を使い切り、前線の補充に舵を切ったビエルサ。攻撃的な布陣で残りの45分に臨むことを決める。これに答えたリーズの面々。早い攻撃と高い位置のプレスから勢いを取り戻す。ハーフタイムに雨が続いたこともあり、長いボールの転がりが悪くなったマンチェスター・ユナイテッドは後半に推進力を見いだせなかったこともリーズにとっては幸運だった。

 53分に飛び出したロドリゴのクロス性の追撃弾から、直後の54分には左サイドから上がったクロスにラフィーニャの同点弾までは流れるような展開。後半頭に勝負に出たビエルサに選手が応えてみせた。棒立ちのユナイテッドの守備陣はグラウンダーのボールに誰も触れることなく、ファーのラフィーニャまで横断を許してしまった。

 この勢いのまま押し切りたいリーズ。だが、マンチェスター・ユナイテッドも前線にフレッシュなメンバーを入れて、局面で発生している主導権を握りにいく。選手交代で局面勝負に再び活路を見出したマンチェスター・ユナイテッド。まさしくこれを求めていたんだ!というフリーランからゴールを決めたフレッジの活躍で3点目を得ると、同じく交代で入ったエランガが追加点。

 交代枠を使い切ったリーズにはこれ以上の打つ手はなし。ポグバを初めとして局所での主導権を優位に進めたマンチェスター・ユナイテッドが乱戦を制した。

試合結果
2022.2.20
プレミアリーグ 第26節
リーズ 2-4 マンチェスター・ユナイテッド
エランド・ロード
【得点者】
LEE:53′ ロドリゴ, 54′ ラフィーニャ
Man Utd:34′ マグワイア, 45’+5 フェルナンデス, 70′ フレッジ, 88′ エランガ
主審:ポール・ティアニー

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