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「Catch up Premier League」~2022.1.19 プレミアリーグ 第17節 ブレントフォード×マンチェスター・ユナイテッド ハイライト

■前節の悲劇は繰り返さない

 シティ、リバプールと年末から強豪相手のリーグ戦が続いているブレントフォード。次の相手はこの2チームよりは順位は下であるものの、アストンビラ戦で復調気配を見せていたマンチェスター・ユナイテッドである。

 ブレントフォードは勇敢に自分たちのスタイルを見せたことが出来た試合ではあると思う。高い位置にラインを設定し、アタッカー陣に前を向かせないうちに攻撃を跳ね返す。ユナイテッドのSBにもWBが積極的にプレッシングを仕掛けており、前節よりも強気の守備の設定をした感がある。

    ブレントフォードは攻撃では4バックではカバーしきれない大外のWBにボールを配球。クロスを上げてのセカンドボールを拾うことで波状攻撃を仕掛けていた。セットプレーも含めて前半から相手ゴールを脅かす機会はあった。

 ユナイテッドは前節の4-1-4-1ではなくブルーノ・フェルナンデスをトップ下においた4-2-3-1といった方が正しいだろう。SHの意識は4-2-2-2よりは外に向くことが多いため、幅をある程度使うことは出来てはいた。だが、IHがいないため前節のアストンビラ戦のような三角形が頂点を移動させながら入れ替わるみたいな動きを付けることが出来ず。サイドはSHとSBの縦の関係で解決してくれ!という形が多かった。

 ブレントフォードのプレスは強気でユナイテッドは比較的苦しんではいたが、一度深い位置まで入ってしまえばブレントフォードの意識は人のマークよりも自陣を守ることに向く。リバプール戦で見られたブレントフォードの修正を活用したユナイテッドは前進からマイナスにCHに折り返す動きを積極的に挟むことで保持を安定させていた。

 押し込むも決め手を欠いていたユナイテッドがようやく解決策を見つけたのが55分。売り出し中のエランガの斜めの走り込みから先制点をゲットする。横のドリブルで抜け出しを促したフレッジも見事。深さで壁を壊し一歩前に出る。

   さらにグリーンウッドのゴールで加点したユナイテッド。2点リードの中で、前節の反省を生かしロナウドを下げての5バックに移行する。2点リードの展開で下げられて、これだけ不満そうなのだからロナウドのマネジメントは大変である。もっとも、それが彼の強さを作ってきた部分なのだろうけども。

 スネの傷に倣い、ある程度撤退戦略を敷いたユナイテッドだったが、マクトミネイのボール奪取からカウンターを発動し、ラッシュフォードが試合を決める3点目を奪う。終盤にはブレントフォードがセットプレーからのトニーのゴールで意地の1点を返すが、反撃もここまで。

 今季多くの強豪を苦しめてきたブレントフォードのホームスタジアムでもユナイテッドは屈せず。淡々とした試合運びでクオリティの差を見せる3ポイントを勝ち取った。

試合結果
2022.1.19
プレミアリーグ 第17節
ブレントフォード 1-3 マンチェスター・ユナイテッド
ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
BRE:85′ トニー
Man Utd:55′ エランガ, 62′ グリーンウッド, 77′ ラッシュフォード
主審:アンドレ・マリナー

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