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「Catch up Premier League」~2021.12.28 プレミアリーグ 第20節 レスター×リバプール ハイライト

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■地獄のコンボで大健闘の白星

 リーズ戦が延期になってしまった影響で休養たっぷりで試合を迎えることになったリバプールに対して、中1日でシティとリバプールのコンボという地獄の年末を迎えることになったレスター。メンバーも中盤のンディディを最終ラインに入れなくてはいけないくらいにはカツカツで、非常に厳しい戦いが予想される下馬評となった。

 レスターは割り切りながらリバプールにボール保持の時間を与えるやり方。大きな展開ができる2CBとファビーニョを抑えつつ、中央を抑えながら受けていく。リバプールのSBに時間を与えることにはなるが、素早いサイドチェンジは抑えられる分、サイドを突破さえされなければ十分に決壊は防げる。

 特に時間をもらっていたのは左サイドのツィミカス。リバプールはここでボールを落ち着けることができる。イメージとしては奥のWGが背負う形でピン留めして、落としをSBが受ける形での前進。レスターのSBが前に迎撃しにくい形で、リバプールは敵陣の奥の方に進んでいく。

 立ち上がりは中央をうまく封鎖できていたレスターだったが、徐々にIHのチョーダリーの対応が遅れ出すように。中央封鎖が甘くなってきたレスターに対して、リバプールは徐々にエリア内に侵入できるように。すると、13分にリバプールはPKを獲得。左サイドからツィミカスの侵入を生かした突破の流れからンディディがサラーを倒してPKを獲得。ツィミカスに破られてしまったのはチョーダリーだった。

 だが、サラーがこのPKをまさかの失敗。リバプールは絶好の先制のチャンスを逃すことになる。PKの失敗に助けられて前半を無失点で終えたレスターは後半にサイドに手当てを行いながらプレスを行うスタイルにシフトチェンジ。選手交代+システム変更で4-5-1にシステムを変えて、サイドにも人員を割くことができるようにした。

 リバプールは左右に相手を動かしやすくはなったものの、サイドの突破そのものは難しくなる。しかしながら、特に左サイドが攻撃の決め手にならないことが足枷になるリバプール。押し込むことはできるが、崩すところまでは至らない。

 すると、59分に先制したのはレスター。交代したルックマンがデューズバリー=ホールとの連携で抜け出すと、アリソンのニアを撃ち抜いて先制。千載一遇のチャンスを物にする。

 まさかのリードを許したリバプール。フィルミーノを投入してアタッカーを増やしながら攻め込み続けるが、シュマイケルを中心とした守備陣に守りきられてまさかの敗戦。日程面での不利を覆したレスターがリバプールに相手に大健闘の白星を飾った。

試合結果
2021.12.28
プレミアリーグ 第20節
レスター 1-0 リバプール
キング・パワー・スタジアム
【得点者】
LEI:59′ ルックマン
主審:アンドレ・マリナー

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