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「Catch up Premier League」~2023.1.22 プレミアリーグ 第21節 リーズ×ブレントフォード ハイライト

目次

異なる保持の問題点

 他の残留争いをしているチームに比べれば、内容は悪くないものの結果がついてこないリーズ。強豪との試合が続いているわけではないので、ここで足踏みを繰り返していると日程が厳しくなってきたときに怖さがある。

 一方で残留争いとは無風のブレントフォード。明日の試合の結果次第では勝てば6位まで見えてくるというなかなかにロマンのある状況。強豪を倒し続けて波に乗っており、アウェイでのゲームとは言え勝ち点を確保しておきたいところである。

 共に普段着通りのフォーメーションで入った両チーム。低い位置からDFラインが広がりつつのビルドアップを行っていく。より、積極的にプレスに行ったのはホームのリーズ。完全なマンツーとは言わないが、高い位置からのボールのチェイシングでブレントフォードにロングボールを蹴らせていた。

 蹴らされてしまっているブレントフォードはどうも前進のメソッドが安定しない。バックラインから蹴って、拾って、サイドに展開という流れが確立できればいいのだが、セカンドボールを拾うのに手間取り、スピーディーにサイドにボールを預けることができない。

 ブレントフォードのサイド攻撃は突破力で勝負というよりも、エリア内の空中戦の強い選手たちに向かってシンプルにクロスを上げることが求められている。この日のようにサイドに届ける段階で時間がかかってしまい、リーズのバックラインに枚数を合わせられてしまうと、できることは少なくなってしまう。苦し紛れに2トップに蹴らされたブレントフォードの攻撃はそこまで効果的ではなく、前進のプロセスに問題を抱えていたといっていいだろう。

 リーズは強度の部分でブレントフォードに好きにプレーさせず、自分たちのテンポで攻撃に打って出ることは出来ていた。特に機能していたのはトランジッション。ブレントフォードが前がかりに出て来た瞬間を狙い、MFの背後の2列目に刺す形は得点が期待できる陣形。

 しかしながら、リーズの2列目はここ数試合うまくいっている感がない。スピード感が失われているわけではないのだけど、カウンターは以前のような迫力がない。考えられる理由としては人数が多くカウンターで突撃している割には個々人の仕掛けで完結しがちということが挙げられる。各選手のボールを持った時の優先される選択肢はドリブルでゴールに向かう動きが多く、よりいい状況を味方に作る少ないタッチでのプレーは少ない。アーロンソンの不振も当然一因ではあるが、ロドリゴも含めた前線のキャラクターがやや個人主義に傾倒していることはやや気になる。

 遅攻では左サイドからブレントフォードの2トップ脇を起点に侵入するリーズ。だが、こちらも出口は最終的にニョントのドリブル。もちろん、切れ味は悪くないのだが、これ一本でエリア内にビシバシチャンス供給ができるほどの破壊力があるかは怪しいところである。

 リーズはアタッキングサードに侵入することに問題を抱えており、ブレントフォードは前進の安定性に問題を抱えている。それぞれが異なる難を抱える両チームはスコアレスで後半に突入する。

 後半、攻勢を強めたのはリーズ。ボールの刈り取りどころを中盤より前に設定し、前半よりも高い位置でボールを奪いきる部分に注力することで圧力をかけていく。左右のサイドから押し下げてバイタルからのミドルというパターンでシュートの山を築いていく。プレス強度も維持されており、後半の入りとしては非常にいいプランを実行できたように思う。

 一方のブレントフォードは前半からあまり大きな変更はなし。リーズのプレスをもろに食らってしまい、捨てるようにロングボールを蹴って相手にボールを渡してしまっていた。防戦一方で反撃の兆しが見えないブレントフォードは後半も苦しい戦いが続いてしまう。反撃の兆しが見えたのは終盤も終盤の85分。両チームがノーガードでカウンターを打ちあうようになってからである。

 だが、リーズもその時間まで試合の決め手を見出すことが出来ず。保持の過程で異なる難を抱えた両チームの一戦はスコアレスドローに終わった。

ひとこと

 動きのキレは悪くないのだけど得点が遠いリーズ。押し込んでも決定的な場面が少ないあたり、アタッカーの連携面が問題になっている可能性を指摘してみたが実際のところはどうなんだろう。ブレントフォードとしては久しぶりにピリッとしない日だったので、相手もピリッとしなかったのは幸運だったように思う。

試合結果

2023.1.22
プレミアリーグ 第21節
リーズ 0-0 ブレントフォード
エランド・ロード
主審:ピーター・バンクス

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