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「Catch up UEFA Europe League」~2023.4.20 UEFA Europe League Quarter-final 2nd leg セビージャ×マンチェスター・ユナイテッド ハイライトレビュー

1st leg

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ミスの連鎖はセビージャでも止まらず

 オールド・トラフォードでの1st legは2-2のタイスコア。セビージャが終盤によもやの連続オウンゴールで試合を振り出しに戻すことに成功。勝ち切れなかった両チームが突破を決めるにはシンプルに勝利が必要となる。

 ボール保持から試合を進めるのはラキティッチが試合前に突破に自信を見せていたセビージャ。そのラキティッチが切れ目に顔を出すところから前進する。相手に受け渡しを促すポジションをとりながら、マンツーで中盤を制圧したいユナイテッドを揺さぶる。

 一方のユナイテッドは少ない手数から押し返す形を選択。中盤でズレを作るようにじっくり前進していたセビージャとは異なるアプローチで主導権を握りに行く。

 試合を動かしたのはミスからだった。プレスの術中にハマったのはデ・ヘアとマグワイア。デ・ヘアがボールをつけたのは後ろ向きのマグワイア。ここにプレッシャーを集中的なかけたセビージャはあっという間にボールを奪い取り、そのままショートカウンターを完結。先制ゴールを奪って見せる。

 それ以降は巻き返したいユナイテッドが保持の時間を増やす。ダロトが積極的に絞るタスクを行い、中盤にバグを潜ませるなどポゼッションの安定からボール保持の時間を確保。セビージャは最終ラインのマルコンの負傷も相まって、やや落ち着かない時間を過ごしていた。

 しかし、またしてもユナイテッドはビルドアップから冷や汗をかく。カゼミーロのミスからボールを奪ったオカンポスがカウンターを完結させたに思えたが、これはオフサイドでノーゴール。だが、したたかなセビージャがユナイテッドをタジタジにさせた前半と総括することができるだろう。

 ユナイテッドは選手交代から巻き返しを図る。中盤にエリクセン、そしてLSBにショウを投入し、左サイドからビルドアップの安定とボール保持での崩しを狙っていく。

 しかし、後半開始早々に追加点をゲットしたのはセビージャ。CKからバデがゴールを叩き込んで点差を2点に広げる。セットプレーは直後のシーンからエン=ネシリも決定機。ユナイテッドに対してシンプルに高さでアドバンテージを取っていた。

 2点のリードを確保したことでセビージャは中盤に網を張る形にシフト。SBの位置はナローにしながら幅を捨てて中央を固めていく。

 ユナイテッドはボール保持での安定感は見せることができていたが、前線が少ないタッチで相手をはがすことができずに苦戦。保持率の向上とは裏腹にリズムを作ることができない。

 主導権を握れないユナイテッドはさらなるミスから失点を重ねる。デ・ヘアの処理ミスからボールをかっさらったエン=ネシリが無人のゴールに流し込む。ユナイテッドイレブンが脱力してしまうのも無理もないミスで試合は決着。ミスを重ねたユナイテッドをセビージャが一蹴し、準決勝進出を決めた。

ひとこと

 ユナイテッドはこれだけミスを重ねれば、勝ち上がりは難しいだろうというレベルでミスしまくってしまった。

試合結果

2023.4.20
UEFAヨーロッパリーグ
Quarter-final 2nd leg
セビージャ 3-0 マンチェスター・ユナイテッド
エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスファン
【得点者】
SEV:8‘ 81’ エン=ネシリ, 47‘ バデ
主審:アルトゥール・ディアス

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