MENU
カテゴリー

「Catch up La Liga」~2023.4.22 ラ・リーガ 第30節 レアル・マドリー×セルタ ハイライト

目次

CLの勢いを国内に持ち込んでの完勝

 チェルシーを順当に下し、CLという庭では思いのままに駆け回っているレアル・マドリー。しかしながら、リーガではバルセロナに水をあけられてしまい、なかなか目標を見出しにくいことになっている。今節はホームにセルタを迎えての一戦である。

 マドリーはセルタの4-4-2に対してボール保持で対抗。2トップの脇からボールを運びながら、ブロック崩しに挑んでいく。セルタはミドルゾーンに構えながらマドリーの保持に対して積極的な迎撃を披露。なるべく高い位置で食い止める意識で相手の保持に対抗していく。

 サイドのオーバーラップに対しては逆に撤退する意識が強いセルタ。カマヴィンガに対してソラリは下がるアクションでついていく。

 マドリーは普段通り、左サイドからのカットインで打開を狙っていくがコンパクトなセルタの守備に苦戦。なかなかベンゼマにクリティカルなチャンスを与えられない状況が続く。

 ボールを持つターンになればすかさずセルタも反撃。ベイガのインサイドに差し込むパスから反撃の構えを見せる。バックラインから落ち着いてボールを持てるときはドリブルでマドリーのプレスをかき乱すなどの工夫も見られた。

 攻守に奮闘するセルタに対して、苦戦するレアル・マドリー。しかしながら、この状況を打開したのはやはり頼りになる左サイドから。左サイドで抜け出したヴィニシウスからようやく左サイドをクリーンな形で抜け出すことに成功すると、ベンゼマとクロスオーバーするような形でインサイドに入ってきたアセンシオがゴールを決めて先制。ようやく均衡を破る。

 迎えた後半は苦戦した前半が嘘のようにあっさりとマドリーが追加点。セットプレーからミリトンが決めて、早い時間の内にリードを2点に広げる。

 複数失点という重い十字架を背負ったセルタだがマドリーがオープンな展開に持ち込んだ分、セルタ側もゴール前でボールを持てるシーンが増えるように。左右のクロスからエリア内のスペースに向けてクロスを放つなど、抵抗する様は十分に見られた。

 特に左のSBであるガランのオーバーラップは目を見張るものがあった。人数をかけて押し込むことが出来た際のセルタの武器として存在感は示した。

 しかし、試合はマドリーがしたたかに逃げ切りに成功。CLの勝利の勢いを国内でも持ち込む快勝だ。

ひとこと

 なんだかんだ頼りになる左サイド。エリア内に入り込むアセンシオの先制ゴールの動きも見事だった。

試合結果

2023.4.22
ラ・リーガ 第30節
レアル・マドリー 2-0 セルタ
エスタディオ・サンチャゴ・ベルナベウ
【得点者】
RMA:42′ アセンシオ, 48′ ミリトン
主審:アントニオ・マテウ・ラオス

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次