ブレントフォード、23-24シーズンの歩み。
第1節 トッテナム戦(H)

後半の優位を勝ち越し弾に繋げられず
2桁ゴールで牽引するエースの不在、GKの入れ替わり。同じロンドンに居を構える両雄は似たような境遇で開幕戦を迎えることとなった。ただし共通点はあるものの、監督人事は対照的。トーマス・フランクのものでベースを熟成させているブレントフォードに対して、アンジェ・ポステコゴルーを招聘したトッテナムはチャレンジの1年になる。
試合はブレントフォードが速いテンポのプレスでトッテナムを追い込むところからスタート。トッテナムのバックラインは速いペースでプレーすることにまだ慣れていない感じ。パスワークやポジションの取り直しなどに相当ドタバタしていた。ブレントフォードからすればプレスのかけがいがあると感じただろう。
ただし、トッテナムは自陣を脱出さえできればそれなりにやれそうではあった。中央に縦に刺すパスからブレントフォードのブロック守備を縫うようにチャンスを作っていく。主役はもちろんマディソンである。押し込む状況から手応えを得たトッテナムはセットプレーから先制。ロメロがヘディングからゴールを決めるが、直前のプレーの頭部のダメージが残っていたか、ここで負傷交代となる。
追いかけるブレントフォードは相対的に速いテンポでのプレーに慣れていた感があった。プレス回避、そして中盤から外に流れる2トップで加速。サイドで深さをとったところから逆サイドへの展開かそのままのクロスでスピーディーにトッテナムのゴールに迫っていく。
試合は全体的にハイテンポな状況に。その中でトッテナムのWGにボールが入った時はスローダウンする形で試合は進む。クルゼフスキにボールが入った時は、外→中にスムーズに侵入ができるかどうかという少し違うリズムで攻撃が動いている感じだった。
速いテンポで動く試合はブレントフォードが立て続けにゴールを決めて逆転。右サイドからソンのPKを誘発して追いつくと、左サイドからはヘンリーがエメルソンをぶち抜いてウィサがゴールをゲット。あっという間に試合をひっくり返す。
前半は11分という長い追加タイム。この間に発生したイベントはエメルソンの名誉挽回のミドルシュートだった。マディソンから溢れたボールをミドルで押し込み試合をハーフタイムまでに振り出しに戻すことに成功した。
後半の主導権争いを制したのはトッテナム。前半の焼き直しのような落ち着かない展開が続いた中で押し込むことに成功する。リシャルリソンはボールサイドのペナ角付近に顔を出して積極的にポストしたり、マディソンやクルゼフスキがボールをもてば前線が動き出したりなど、それなりにチャンスができていた。ただ、立ちはだかったのはGKのフレッケン。角度がついたところからのシュートをセーブし、ブレントフォードにとって一番苦しい時間を凌ぎ切る。
イェンセンの負傷、ブロック守備の強度がやや怪しいなど後半のブレントフォードはややらしくないところを見せたが、交代選手が入ると再びカウンターが活性化。徐々に押し返す機会が出てくるようになる。
反対にトッテナムは代えられない選手が多く、時間の経過とともにエネルギーがダウン。オフザボールの動き出しが減少し、崩しの頻度が下がる。交代で入ったペリシッチが左サイドでロストを繰り返したのも停滞の要因となった。
最後は組み合った状態で引き分けで決着。互いに勝ち点1を分け合う開幕戦となった。
ひとこと
ビスマやリシャルリソンなど、これまでなかなか輝けなかった選手に兆しが見えたのは朗報だろう。キャプテンがこの流れに乗れるかどうかは大きなポイントになりそうだ。
試合結果
2023.8.13
プレミアリーグ 第1節
ブレントフォード 2-2 トッテナム
ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
BRE:26′ ムベウモ, 36′ ウィサ
TOT:11′ ロメロm 45+4′ エメルソン
主審:ロベルト・ジョーンズ
第2節 フラム戦(A)

もがくフラムとセットプレーとカウンターで沈める
今節は3つあるロンドンダービーのうちの1つ。クレイヴン・コテージにブレントフォードが乗り込む一戦だ。
ブレントフォードは前節と異なる4-1-4-1の形を採用。昨シーズンのこの形のブレントフォードといえば、省エネ落ち着きモードだが、今季は様子を見つつフラムに積極的にプレスに出ていくなど、ややモデルチェンジの様相を見せる。
フラムは前節と同じくポゼッションからのスタート。ブレントフォードがCBに枚数を合わせに出てこないうちに、WGの背後からボールを運んでいきたい算段。SBのテテがインサイドに絞るなど、あまりこれまでにない工夫をみせているのが印象的だった。前節ビルドアップに関与しなったウィリアンの動きも踏まえるともしかすると、前線が降りずにビルドアップができるか?というテストを行っているのかもしれない。
しかしながら、前線が助けに来ない状態ではビルドアップはジリ貧。1人で運べる選手もはがせる選手もいないため、ブレントフォードが強気でくるシーンにおいては圧力をもろに食らってしまうように。
ブレントフォードのボール保持は割り切ってロングボールから前に当てると、セカンドボールを拾いながら前進を狙っていくスタンス。こちらもWGは特にビルドアップには関与しない。
その分、最終局面にはどんどん出てくるのがブレントフォードのWGの特徴。斜めのランで長いボールを引き出しつつ、フラムのDF陣の背後を取りに行く。
いけると踏んだかブレントフォードは少しずつ圧力を高めるように。すると、ディオプがまさかのミスから相手にプレゼントパス。これをウィサが冷静に沈め、ブレントフォードが先制する。セットプレーから少しずつ地道にゴールを狙っていたフラムを尻目に、ブレントフォードはあっさりとゴールを手にする。
後半はブレントフォードががっちり守るスタート。フラムのポゼッションを受け止めて自陣の深い位置で相手の攻撃を跳ね返す。
フラムは右サイドから人数をかけた組み立てにトライ。出張に出てきたボビー・リードの左足など惜しい場面もないわけではない。
それだけにセットプレーからブレントフォードが数的有利とゴールを一挙に手にした時の脱力感は半端なかっただろう。バックラインで最も落ち着いてボールを持てるリームをDOGSOで失い、ムベウモに突き放されてしまう。
10人になって完全にテンションが下がってしまったフラム。ウィリアンのFKなど限られたチャンスから反撃を狙う。だが、構えてカウンターに専念したブレントフォードの方が得点には近い雰囲気が出てくる。
落ち着いたリトリートで試合を眠らせるブレントフォードは終了間際にカウンターから追加点。またしてもムベウモのゴールで試合を完全に決め切る。
波に乗ろうともがくフラムを要所を抑えたブレントフォードが一蹴。ロンドンダービーを制し、好調なシーズンの幕開けを飾った。
ひとこと
トニーがいなくなったことでムベウモに少し本格覚醒の予感が漂っていてうれしい。
試合結果
2023.8.19
プレミアリーグ 第2節
フラム 0-3 ブレントフォード
クレイヴン・コテージ
【得点者】
BRE:44’ ウィサ, 66‘(PK) 90+2’ ムベウモ
主審:ティム・ロビンソン
第3節 クリスタル・パレス戦(H)

雨とガス欠で終盤はグロッキーに
どうやら、ビッグマッチには5-3-2で同格の相手には4-3-3というブレントフォードのスタンスは今年も変わりはないようだ。フラムと対戦した前節に引き続き、クリスタル・パレス相手にもトーマス・フランクは4-3-3を選択した。
パレスは4-4-2ベースで2トップがCBに交互にプレッシャーをかけていく形。というわけでブレントフォードは空いているCBから持ち運び、パレスのSHを引き出しながらその裏のSBにボールを届けることを狙っていく。
しかしながら、シュラップとアイェウという守備に抜かりない百戦錬磨のSHにこういった揺さぶりは簡単には通用しない。SBをきっちり捕まえることでブレントフォードに楽に前進をさせない。もしかしたらラヤのようにGKから直接届けられれば外せたかもしれないけども。
ただし、パレスもパレスで攻撃に転じれば苦戦。ミドルゾーンでブレントフォードの攻撃を止めた後のカウンターがやや単騎気味。エドゥアールは根性で持ち運んでいたが、やはり独力で壊していくには限界があるタイプなのでザハとは勝手が違う。
そういう意味で違いを見せたのはブレントフォードのシャーデ。左サイドを独力で切り拓いてのゴールで先制点をもたらす。
失点後は少し強気のプレスに出てきたパレス。そうしたパレスのスタンスや、30分を境に振り出した豪雨により、試合は徐々に大味な展開に。足元になかなかボールが収まらない状況が続き、肉弾戦のような流れにシフトしていく。
後半もその流れは継続。その中でも徐々にパレスが押し返していく状況が出てくるように。ブレントフォードは徐々に自陣にくぎ付けになる。
ブレントフォードは実直なチームというのは変わらないのだが、やはりラヤからトニーへの一発のロングボールからの陣地回復という武器がないのは押し込まれたときに厳しい。さらには前線をリフレッシュする交代策もないので、流れを変える一手を打つこともできない。
押し込むパレスは意外な形で同点ゴールをゲット。右サイドから強引にエグる形で攻め上がり、角度のないところから根性でフレッケンの守るゴールを破る。ここまでいい守備が続いていただけにフレッケンとしては非常に悔やまれる失点となった。
一気に反撃に出ていきたいかと思われたパレスだが、実は前線の交代カードがないのはブレントフォードと同じ。マテタとアーマダは投入したが、活性化しきらずに試合は膠着していく。
両チームともアタッカーのガス欠具合が際立つ終盤戦。マークを外すフリーランが生まれないため、ひたすら肉弾戦が続く展開となった。
やや、グロッキーさが際立つ展開となったこの一戦は痛み分けで決着。両軍勝ち点1を分け合う形で幕を閉じた。
ひとこと
両チームとも前線は補強した方がいいと思う。特にブレントフォードは。
試合結果
2023.8.26
プレミアリーグ 第3節
ブレントフォード 1-1 クリスタル・パレス
ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
BRE:18′ シャーデ
CRY:76′ アンデルセン
主審:ピーター・バンクス
第4節 ボーンマス戦(H)

帳尻があったエースの決定力
まずはボーンマスのボール保持が目立つ立ち上がり。列落ちするビリングを筆頭に4-1-4-1をベースポジションとして、IHとSHがかなり縦横無尽に動き回ることで守備の基準点を作らせない動きを見せていた。
ボールを持つボーンマスが先制攻撃を仕掛けるが、先にゴールにボールを入れたのはブレントフォード。サイド攻撃からシンプルにクロスを上げていくと、ファー寄りのクロスに対してネトが対応ミス。するとこの流れで得たFKを角度のないところからズドン。あっという間に先制点を手にする。
これ以降もブレントフォードの動きはボックス付近でフリーマンを作ってサイドからのクロスが中心。左右に大きくスウィングしながらのゲームメイクで確実にボールを敵陣まで運んでいく。それ以外にもシャーデに抜け出しての決定機があるなど見どころがあったブレントフォードだった。
一方のボーンマスはソランケが流れに乗れずに苦戦。カウンターやクリスティと動線がかぶってしまい、決定的なチャンスを棒に振ってしまうなど、なかなかチームに貢献できない。
それでも高い位置からのボール奪取をあきらめないボーンマス。この日のブレントフォードはなかなかに撤退守備の怪しさもあったので行ける感も選手の中であったはずである。
すると、ようやくカウンターからソランケがゲット。このゴール以降も引き続き優勢に進めたボーンマス。リードは叶わなかったが前半のうちに追いつくことに成功する。
後半は前半以上にオープンな展開。後半早々に決定機を迎えたのはブレントフォード。シャーデの抜け出しから左サイドをとっぱすると逆サイドで待ち受けていたムベウモがこれを枠に飛ばせず。さらにはウィサ、ルイス-ポッターといった面々もなかなかシュートがネットを揺らさずに苦戦がつづくこととなった。
このオープンな展開に乗じることに成功したボーンマス。相手のパスミスからカウンターを放つと、最後はヘンリーの処理ミスからカウンターを完結。ついに逆転のゴールを手にする。
以降は5バックで安全に逃げ切りを図るボーンマス。ここからは捨て身で臨まなければいけないブレントフォード。ムベウモの外を押し込むような選手を作ることでカットインのフォローをしつつ、少しずつ攻撃に出ていく。
すると、最後はそのムベウモが大仕事。後方からのロングボールをピタリとしたコントロールで完全に相手を置き去りにすることに成功。そのまま自らが運んであっさり同点ゴールを手にする。これはファーストタッチで勝負ありだ。
決定力で苦しんだ前半のブレントフォードだったが、後半になんとか帳尻合わせ。またしても引き分けで無敗のまま中断期間に突入する。
ひとこと
両チームとも結局エースが仕事をする見事な帳尻合わせでした。
試合結果
2023.9.2
プレミアリーグ 第4節
ブレントフォード 2-2 ボーンマス
ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
BRE:7‘ イェンセン, 90+3’ ムベウモ
BOU:30‘ ソランケ, 77’ ブルックス
主審:ロベルト・マドレー
第5節 ニューカッスル戦(A)

「強豪認定」を乗り越えターンオーバーと結果を両立
リーグ戦は3連敗中。リバプール、マン・シティ、ブライトンと強い対戦相手が続いた感触はあるが、ニューカッスルとて実力者であり、この屈辱から1日も早く抜け出したいところだろう。
ブレントフォードは4-3-3と3-5-2を使い分けているが、この日は強豪と対戦する際によく用いる3-5-2を採用。ニューカッスルを「強豪認定」しての一戦に臨む。
一方のニューカッスルは中盤と前線にある程度CLを意識したターンオーバーを敢行。ここまでセカンドユニットの出力不足が課題になっているが、バック4が揃ったことである程度踏ん張れるという打算があったのかもしれない。
互いに強度を生かしながら縦に早く攻めていく立ち上がりを見せる序盤戦。優位を取ったのはブレントフォード。マンツーでのプレッシングで高い位置からの制限をかけつつ、ニューカッスルのWGには前を向かせない。ターンオーバーをしたニューカッスル相手に強度で上回る形で押し込んでいく。
押し込むブレントフォードは右サイドでコリンズが列上げのサポートを行っての崩しを行うなど、アタッキングサードにおいては工夫もちらほら。敵陣での保持から有効打を打ち込んでいく。
ニューカッスルは25分くらいから押し返すことに成功。サイドから少しずつチャンスを作り、エリア内でもクロスにフリーで合わせられるように。しかし、ヘディングはことごとく枠外。なかなかフレッケンが守るゴールマウスを脅かすことができない。
ブレントフォードはロングカウンターから巻き返していきたいところだが、ラインが下がった分なかなかひっくり返せない時間帯が続く。その上、ヘンリーが膝を負傷してしまい交代。推進力という意味でもブレントフォードにとっては大きな痛手である。
後半も流れは同じ。ロングカウンターの起点として2トップは踏ん張りたいところだが、ムベウモのターンもシェアとボットマンの2人を相手にすればあまりにも分が悪い。
というわけでニューカッスルがブロック崩しのターンが長く続くことに。ニューカッスルは右サイドからトリッピアーのクロスをメインに攻め立てている。その甲斐あってかようやくウィルソンがネットを揺らす。だがこれは直前の自身のファウルでノーゴールに。
しかし、その直後に正真正銘の先制点を手にするニューカッスル。ヒッキーとフレッケンの連携ミスを突いたゴードンがPKを奪取。接触自体はソフトであり際どい判定であったが、これでようやくブレントフォードをこじ開けることに成功した。
直後に再びPKの判定を受けるブレントフォードだが、ムベウモのハンドは不可抗力という判断で取り消し。なんとか首の皮1枚が繋がる。しかしながら、ロングカウンターの発動のためのアタッカーの加速はことごとくニューカッスルの守備陣に捕まっていく。
その後もPKの一点を堅実に守り切ったニューカッスル。なんとか終盤まで粘りきり、ブレントフォードに今季初黒星をつけた。
ひとこと
やや渋い内容ではあったが、リーグ的にもCL的にもターンオーバーしての勝利は100点と言える。メンバーを入れ替える賭けにハウは勝ったと言えるだろう。
試合結果
2023.9.16
プレミアリーグ 第5節
ニューカッスル 1-0 ブレントフォード
セント・ジェームズ・パーク
【得点者】
NEW:64′(PK) ウィルソン
主審:クレイグ・ポーソン
第6節 エバートン戦(H)

ついに手にした初勝利とブレントフォードの苦悩
キックオフ前のアップでシャーデが負傷し、ルイス-ポッターがいきなり先発に抜擢されることに。これでブレントフォードは前線の控えがベンチからいなくなってしまいという苦しい状況だった。
立ち上がり、ボールを持ったのはブレントフォード。エバートンはボールを持たせつつ中盤をきっちりマークする方を優先。となるとブレントフォードが保持でどれだけ動かせるの?という展開になる。
この部分が定まらなかったブレントフォード。ルイス-ポッターにボールを頑張ってつけてもバックラインまでボールを下げてしまうなど、なかなかWGへボールを預けることが仕掛けにつながらなかった。
そうなれば、エバートンはラインを上げてボールを奪い、そのままカウンターを打つことができる。前線のベトはアーセナル戦と違い簡単にボールを収めることができるので、ドゥクレが前を向いて推進力を発揮するのは絶好の状況。ドゥクレはセットプレーから先制点までゲット。動き直しでオフサイドを回避するストライカー顔負けの振る舞いから貴重な先手を奪うゴールを手にする。
その後もしばらくは前線の預けどころが見つからないブレントフォードにエバートンがカウンターから有効打を放っていく構図が続いていく。しかし、深さを作ったウィサのポストプレーからイェンセンが一撃でゴールを仕留める。
このゴールで試合の流れは変わった。左サイドではルイス-ポッターが仕掛けられるようになり、ウィサへの縦パスを入れることもビビらなくなった。さらにはゲイェを狩りどころにしたショートカウンターなど自信を持ってプレーができるように。
一方のエバートンはレイオフの関係性からフリーマンを作る工程をすっ飛ばして、直線的に抜け出す楽な道を選び始めた感があった。試合は1-1でハーフタイムを迎える。
後半は前半以上にボールが行ったり来たりする展開に。ブレントフォードペースの流れにリセットがかかり、ロングキックでひたすら前に急ぎながらピンボールのように忙しく動くボールに合わせて選手たちが上下動を繰り返す。
すなわちチャンスの少ない展開になったということであり、そういう状況を分けるのはセットプレーというのは世の常。必勝パターンであるファーサイドのターコウスキでエバートンが前に出ることに成功する。
ブレントフォードにも直後にセットプレーからの決定機があったが、こちらはゴールに捩じ込むことができず。すると一気に畳み掛けたいエバートンがキャルバート=ルーウィンのゴールでリードをさらに広げる。
前線の代えがいないブレントフォードはこの流れに抗うことができず。そのまま試合は終了し、エバートンがついに今季初勝利を挙げることとなった。
ひとこと
一番欲しい人にゴールが生まれ、悲願の勝ち点3を手にしたエバートンと松葉杖で歩くシャーデが映し出されたブレントフォード。対照的なチーム状況が浮き彫りになった一戦だった。
試合結果
2023.9.23
プレミアリーグ 第6節
ブレントフォード 1-3 エバートン
ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
BRE:28′ イェンセン
EVE:6′ ドゥクレ, 67′ ターコウスキ, 71′ キャルバート=ルーウィン
主審:マイケル・オリバー