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「Catch up Premier League」~2023.10.3 プレミアリーグ 第2節 ルートン・タウン×バーンリー ハイライト

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アウェイ今季初勝利の連鎖

 延期となった昇格組同士の一戦はまさかのCLの裏番組に。ニッチな環境となった一戦は立ち上がりからルートンが2トップでフュージョンする形でGKにプレスに行ったり、主審のピーター・バンクスが4分台に2回もバーンリーのパスワークをカットしたりなど、やたらわちゃわちゃ感のあるスタートとなった。

 基本的にはボールを持つ機会が多かったのはバーンリー。GKを使いつつのビルドアップでショートパスをつないでいく姿勢を締める。ルートンは強気のプレスで迎撃に。バーンリーが縦に強気につけてきたところを刈り取り、カウンターからチャンスを作っていく。

ポゼッションのバーンリーよりも縦パスのカットに狙いを定めていたルートンの方が立ち上がりは筋がいい攻め手だったといえるだろう。カボレ、オグベネ、モリスとつないで決定機を迎えるなどデュエルで挟み切れれば高確率でカウンターに移行できるルートンは優勢となっていた。

 しかし、バーンリーも大きな展開を挟むことで徐々にプレスを回避していく。大きな左への展開からテイラーがエリア内に侵入したシーンはバーンリーのパスワークがルートンのプレスを上回った場面だといえる。

 試合が進むにつれ、だんだんとルートンは後方のプレスがルーズに。今節はベルが負傷交代など、ややバックスはプレミアの強度に悲鳴を上げているようにも感じる。そうしたスキを見逃さなかったバーンリーは縦パスの3連打からあっさりとフォスターが決めて先制。初めから最後まで何もプレッシャーがかからないイージーモードから試合を動かすことに成功する。

 ビハインドで迎えた後半、ルートンは肉弾戦を大事にする姿勢を取り戻しながら反撃を狙っていく。特にアデバヨを入れて2トップの攻撃色を強めたところから前線にボールが収まるようになり、少しずつ主導権を回復していくことができるようになった。

 バーンリーは前半と変わらず間をつないでいくポゼッションから反撃。右のアイソレーションとなっているコレオジョを出口としてエリア内に迫っていく。

 次にネットを揺らしたのは巻き返しを図っていたルートン。ロングボールから主導権を握り、バーンリーを押し込めると、右のチョンからのクロスをバーグが折り返し、最後はアデバヨ。エリア内の制空権を握り、試合を振り出しに戻す。

 しかし、直後にあっさりとバーンリーが勝ち越し。右サイドに入ったラーセンが降りぬいたミドルはカミンスキーの届かないところに打ち込まれてしまい、再び試合はバーンリーのリードに。

 2回目のビハインドは跳ね返すことができなかったルートン。前節アウェイで初勝利を挙げたが、今節はアウェイチームに今季初白星を許してしまう立場となった。

ひとこと

 ルートン、この後はトッテナムとのランチタイムゲームとか、地味に今週一番ハードなチームだと思う。

試合結果

2023.10.3
プレミアリーグ 第2節
ルートン・タウン 1-2 バーンリー
ケニルワース・ロード
【得点者】
LUT:84′ アデバヨ
BUR:45+2′ フォスター, 85′ ラーセン
主審:ピーター・バンクス

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