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「Catch up Premier League」~2023.10.1 プレミアリーグ 第7節 ノッティンガム・フォレスト×ブレントフォード ハイライト

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10人の危機にギブス=ホワイトが立ち上がる

 CL組とEL組が土曜に先行開催した結果、日曜のゲームはこのカードただ一つだけ。ホームのフォレストがミッドウィークにカップ戦を戦ったブレントフォードを迎え撃つ試合だ。

 試合は非常に手堅い展開となった。中盤を抑えつつ、相手のバックラインは枚数を余らせるようにボールを持つプレスが両チームの基本線。どちらかといえば僅かにフィーリングが良かったのはブレントフォードだろうか。ムベウモとアイエルで相手のサイドをピン留めしつつ、右の大外に顔を出すイェンセンからズレを作り出す。

 フォレストはカウンターからトランジッション主体の迎撃で対抗。エランガのスピード、右の大外から裏抜けするオーリエ、そして左に流れるアウォニイなど前線にポイントを作り続けることで、ボールを奪ってから素早く攻勢に出る。

 その分、ポゼッションはやや苦戦したフォレスト。ウィサを先導役とするブレントフォードの誘導に対して、片側サイドに閉じ込められてしまい、バックラインからのキャリーができなくなってしまう。しかし、これもドミンゲスの列落ちからの叩きで圧縮のプレッシャーを逃すことに成功していた。

 よってプレスの位置を下げるブレントフォード。その結果、試合は堅い展開に流れるように。どちらのチームもそこまで大きなズレを見せることはなく、保持側が限られたチャンスから機会を伺う展開に。ブレントフォードは左のヒッキーとルイス-ポッターでエランガとオーリエを振り回したが、逆サイドのムリーリョの危機察知能力の高さに潰されてしまう。

 フォレストは右サイドにおいて単体ではいい動きをするのだが連携面で苦戦。エランガのサポートの仕方をオーリエもサンガレも悩んでいるようで、一発で抜け出すくらいクリーンな形でなければチャンスにはならなかった。

 セットプレーからフォレストはネットを揺らすが、これはアウォニイがオフサイド。前日のオフサイドの誤審のこともあり、いつもよりもチェックが慎重に時間をかけて行われていたのが印象的。ちなみに4thレフェリーはダレン・イングランドからクレイグ・ポーソンに割り当てが変更されている。

 迎えた後半、両チームともにプレスを強める立ち上がり。積極的に試合を動かそうという姿勢はボールを奪いにいくスタンスから読み取ることができた。

 しかしながら、その姿勢が裏目に出てしまったフォレスト。ニアカテはすでに警告を受けていたにも関わらず、複数回ファウルまがいのアプローチを連続で行ってしまい、お目こぼしを受けることができなかった。

 ブレントフォードはこのセットプレーの機会を生かして先制。イェンセンのプレースキックをノアゴールが仕留めて先行する。もちろん、オフサイドチェックは入念に。

 だが、メンバーを交代したフォレストはすぐに追いつく。左サイドから味方を追い越す形で抜け出した交代直後のトフォロのクロスをインサイドでドミンゲスが合わせて同点。中にはDFの枚数はそろっていたが、おそらくファーのアウォニイにボールが来ると予測していたコリンズは全くドミンゲスにアプローチができなかった。

 追いつかれてしまったブレントフォードは前線の枚数を増やす3-5-2を採用。プレスの圧力を高めるところからゴールを奪いに行く。

 なかなか退場者が出たとは思えないフラットな展開が続く中で、85分が過ぎたあたりからようやくブレントフォードが数的有利らしい攻め込み方を見せるようになってくる。

 劣勢のフォレストの中で光ったのはギブス=ホワイトの奮闘。チャンスメイクでの貢献はまぁ想定内ではあったがムベウモの独走裏抜けを食い止めた守備はしびれるものがあった。

 ブレントフォードはボックス内に人を用意しつつ最後まで攻め続けるアクションを見せるが、フォレストの守備陣が何とか切り抜けに成功。数的不利に陥りながらも意地を見せて勝ち点1を守りぬいた。

ひとこと

 痺れるぜ、ギブス=ホワイト。

試合結果

2023.10.1
プレミアリーグ 第7節
ノッティンガム・フォレスト 1-1 ブレントフォード
ザ・シティ・グラウンド
【得点者】
NFO:65′ ドミンゲス
BRE:58′ ノアゴール
主審:ポール・ティアニー

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