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「Catch up League 1」~2023.8.26 リーグアン 第3節 パリ・サンジェルマン×RCランス ハイライト

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ムバッペが刺し、中盤が平定しての完勝

 昨年のリーグアンのチャンピオンチームと2位のチームの激突。パルク・デ・フランスでいきなり注目度の高い一戦である。ボールを持つ時間が長いのはパリ。5-3-2のブロックにおいて自由にボールを持つことができるSBに積極的にボールを預けていく。

 ボールを持たせるスタンスではあったランスだが、ボールを奪う気がないわけではない様子。大外で持つ選手に対してはWBが迎撃する形として6人目のプレス隊として前に出ていく。バックラインに対してもトップがスイッチを入れることで敵陣深くまで攻め込むことも。ドンナルンマにはある程度ボールを持たせてOKという割り切り方をしていた(かつそれが効果的だった)ことを踏まえれば、準備されていたものだったのだろう。

 ボールを持たされたドンナルンマはわたわた。バックラインにボールを預けてもどうにもならなかったので、ランスのこのプランは効果的だったと言える。それでもヴィチーニャとザイール・エメリが降りてくれば、なんとか回避できるのは流石である。

 もちろん、バックラインが出ていく姿勢は弊害がある。ムバッペは出ていくバックラインを積極的に裏抜けで咎めるアクションを見せていたし、ここから一気にラインブレイクされるリスクはあった。

 しかしながら、ランスの守備で実際に失点につながったのは出ていくリスクではなく、出ていけない機能不全の方。ボールを受けたアセンシオに対して、ダンソがチェックに行けず反転を許してミドルシュートを撃ち抜かれて失点する。

 ランスもディオプのキャリーをトマソンに繋いだシーンなどは見どころがあったが、攻撃は単発止まり。パリのリードで試合はハーフタイムを迎える。

 後半、積極的にボールを動かす機会が増えたのは追いかけるランス。しかしながら、中盤を超えることができずに苦戦。プレスで迎撃してきたパリはウガルデが壁となり、ランスの保持を覆していく。

 保持に回ればムバッペがリュカとのカウンターで追加点をゲット。あっという間にランスを引き離す。さらにはヴィチーニャとザイール・エメりの中盤コンビがポゼッションで試合を平定。徐々にランスがボールを奪い返すスタンスを見せにくくなっていく。

 というわけで2-0の段階で試合は終盤まで膠着。互いに1点ずつボールを取るが、試合に大勢はなくパリがホームゲームをモノにした。

ひとこと

 ランスはボールを持たれるチームは人基準で守りつつ、受け渡しもしつつという守り方。ブロックを構えながらも積極的な守り方はアーセナル戦でも見られる部分かもしれない。

試合結果

2023.8.26
リーグアン 第3節
パリ・サンジェルマン 3-1 ランス
パルク・デ・フランス
【得点者】
PSG:44′ アセンシオ, 52′ 90′ ムバッペ
RCL:90+5′ ギラヴォギ
主審:フランソワ・ルティシエ

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