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「Catch up La Liga」~2023.9.17 ラ・リーガ 第5節 セビージャ×ラス・パルマス ハイライト

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コントラストをつけた2列目の配置変更が今季初勝利を呼び込む

 開幕3試合は全敗スタート。1つ目の代表ウィークまでまさかの勝ち点0で駆け抜けることとなったセビージャ。何としても早々に今季初勝ち点が欲しい状況だといえるだろう。今節の相手はまだ勝利がないという点では共通しているラス・パルマスだ。

 どちらのチームもベースになっているのは4-2-3-1の形。先に明確にプレスの意思を示したのはラス・パルマスの方。4-2-3-1からトップ下のビエラが前線に動き、バックラインに強気のプレスをかけていく。この形から開始早々にチャンスを迎えるラス・パルマス。プレスのキーマンであるビエラは攻撃に転じた時にライン間でボールを持って、攻撃を仕上げる役割を担う。

 しかしながらセビージャもアラウホのパスミスから決定機を迎えており、このプレーを境にプレッシングが活性化。試合のテンポは両チームのハイプレスによって一気に上がることになる。

 この流れでチャンスを作ったのはセビージャ。2列目の個人技をベースにラファ・ミルがフィニッシャーとして君臨することで、ラス・パルマスのゴールを脅かす。バジェスのファインセーブがなければ早々にこじ開けられてもおかしくはない展開だった。

 躍動するセビージャの2列目の中で最もパフォーマンスが目立っていたのはオカンポス。大きな左サイドへの展開を引き取ると、アラウホとの1on1を制して確実に決定機を創出していた。スソ→トーレスと右サイドでつないだボールをオカンポスがゴールに叩き込んだシーンもあったが、これはオフサイドで認められることはなかった。

 一方のラス・パルマスも保持に回れば手ごたえは十分。立ち上がりのチャンスのようにライン間を狙うビエラが前を向ければチャンスができそうな感じ。セビージャのライン間はコンパクトとは言えなかったので、ビエラは自分で前を向くこともできる状況だった。

 CFのカバも復帰戦となったセルヒオ・ラモス相手に背負う形で身体能力を見せつける。前線にボールを届けられれば、彼も起点としての役割は十分にこなせる予感がした。

 後半の立ち上がり、セビージャはプレッシングからラス・パルマスを追い詰める。後半最初のチャンスであるスソ→ソウのスルーパスはラファ・ミルを囮に使う、見事な中盤の飛び出しだった。

 同サイドに圧縮するミドルプレスからカウンターでゴールを狙うセビージャに対して、ラス・パルマスは列を上げたカルドナが縦パスを引き取る形でプレッシングを脱出。スピードに乗ってゴールに向かう形を作れるようになる。

 ラス・パルマスの前線は動き自体のキレはよかったが、カウンター時のプレー選択には不満が残る出来。特に、カバのシミュレーションはもったいないの一言に尽きるだろう。

 セビージャは交代選手の投入で2列目のテイストに変化をつける。左サイドにルケバキオを入れて、エン=ネシリと共にPA内の強襲役を担わせる。右にはオカンポスとオリベルを集めて、均質的だった2列目に少しコントラストをつけた。

 先制点ではこの狙いがズバリ。右サイドからのクロスをルケバキオが沈めてセビージャがついにリードを奪うことに成功する。

 ラス・パルマスは終了間際にペジーニョ、カルドナがラストパスからチャンスを作るが、ドミトロヴィッチのファインセーブやシュートミスで追いつくチャンスをフイに。結局、セビージャは逃げ切りを達成。本拠地でうれしい今季初ゴールを手にした。

ひとこと

 2列目の交代でカラーをはっきりさせて流れを手繰り寄せる采配はとても相手を見ているいいベンチワークだと思った。

試合結果

2023.9.17
ラ・リーガ 第5節
セビージャ 1-0 ラス・パルマス
エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスファン
【得点者】
SEV:71‘ ルケバキオ
主審:ファン・マルティネス・ムヌエラ

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