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「Catch up UEFA Champions League」~2023.10.25 UEFAチャンピオンズリーグ グループG 第3節 ライプツィヒ×ツルヴェナ・ズヴェズダ~

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自在なライプツィヒがシティ追走に成功

 2CHと2CBのボックスビルドでスタートした日本。CHのカンプルとシュラーガーが自由にポジションをとりながら攻撃を組み立てるスタンスはライプツィヒにとってはお馴染みの光景と言えるだろう。

 ツルヴェナ・ズヴェズダはWBが高い位置まで迎撃する代わりに同サイドの後方をIHがプロテクトする形でスライド。迎撃とカバーの関係性を少し変わった形で組んでいるなという印象だった。

 ライプツィヒの先制ゴールのシーンは少しこのツルヴェナ・ズヴェズダのスタンスが裏目に出たかもしれない。ナローで勝負する選手が多いライプツィヒの2列目にミヤイロヴィッチは気を取られたのか、大外でフリーになったラウムが先制点をゲット。数的にはインサイドの選手の迎撃で間に合ったように見えただけに、少し前に出ていく意識が裏目に出た場面だったかもしれない。

 先制しても試合の流れは大きくは変わらず。ツルヴェナ・ズヴェズダは撤退ベースとしてカウンターから少ない手数で2トップを軸に反撃を狙っていく。

 ライプツィヒはインサイドに差し込むプレーとアウトサイドを活用するプレーのバランスが絶妙だった。ポウルセンとフォルスベリが縦関係から攻め込んだかと思えば、先制点のように大外で余ったラウムが強襲する。

 自陣でのカンプルへのパスが乱れたところからルケバがPKを与えてしまったシーンは同点にされるピンチだったが、これはOFRで取り消し。やばい形だったのは確かだっただけにライプツィヒは救われた格好だ。

 後半は幅を使いながらのポゼッションで前に人をかけていくツルヴェナ・ズヴェズダ。前半とは違うスタイルで変化をつけていく。しかしながら、カウンターからでも手早く攻撃ができるのがライプツィヒの強み。攻める時間が増えるツルヴェナ・ズヴェズダをひっくり返す形で襲ったシャビ・シモンズが追加点を手にする。

 左サイドのミトロヴィッチの攻撃参加など少しずつゴールに迫るツルヴェナ・ズヴェズダは70分にスタメニックが追撃弾を挙げることに成功する。しかしながら最終盤にセットプレーからダニ・オルモが3点目を仕留めて勝負あり。ライプツィヒが順当に勝ち点を重ねて、シティを追走する構えを見せた。

ひとこと

 ツルヴェナ・ズヴェズダも悪くはなかったが、流石に実力差を感じる内容ではあった。

試合結果

2023.10.25
UEFAチャンピオンズリーグ
Group G 第3節
ライプツィヒ 3-1 ツルヴェナ・ズヴェズダ
RBアレナ
【得点者】
RBL:12’ ラウム, 59‘ シモンズ,84‘ オルモ
CRE:70’ スタメニック
主審:ホセ・マリア・サンチェス

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