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「Catch up UEFA Champions League」~2023.11.7 UEFAチャンピオンズリーグ グループF 第4節 ドルトムント×ニューカッスル~

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勝負どころでしたたかさを見せたドルトムントが返り討ちに成功

 パリが屈したセント・ジェームズ・パークの切り崩しに成功したドルトムント。今度はホームにニューカッスルを迎えてリベンジを返り討ちにするターンである。

 ドルトムントの立ち上がりの保持はフュルクルクにボールを当てていく手早い攻撃。良かったのはMFがこぞってフュルクルクの周辺に集結し、落としを拾うところまで設計されていたところである。ライン間がやや窮屈なので、ボールの落としを拾ったら素早くサイドに展開して勝負。3人の関係性を作りながらサイド攻略を狙っていく。

 ドルトムントのプレスもニューカッスルのプレスも共に1トップは無理に追わずにバックラインは自由にボールを持てるサッカー。ニューカッスルが保持に回った際には右サイドに工夫。トリッピアーを片上げしつつ、ロングスタッフの列落ち、リヴラメントの絞りなどいつもに比べると柔軟なポジションチェンジから相手を動かす。

 だがこうした工夫にもかかわらず、なかなかブロックを切り崩せないニューカッスル。間を繋ぐようにしてブロックを壊したのはドルトムントの方。引っ掛けながら繋いで行ったライン間を攻略し、最後はフュルクルクがゴールをゲット。堅い試合でドルトムントがリードを奪う。

 後半もリードしたドルトムントが優勢。ヌメチャとアデイェミの縦関係からサイドを突き破り主導権を握る。逆サイドのブラントの突破も含めて好感触で後半をスタートする。

 対するニューカッスルも苦労しながらもジョエリントンがリヴラメントのクロスから決定機を作るなど惜しい攻撃を見せる。ニューカッスルは左右のクロスでブロックの外から叩き割るイメージで攻撃を進めていく。特にリヴラメントのクロスは緩急がついており、ドルトムントを脅かすという観点では面白かった。

 追いかけるニューカッスルも悪くはなかったが、次のゴールもドルトムントに生まれる。セットプレーからのカウンターで勝負あり。左サイドから裏を取るブラントがそのまま攻撃を完結した。

 したたかさを見せたドルトムントがニューカッスルに連勝を達成。混戦のグループFのなかで貴重な勝ち点積み重ねに成功した。

ひとこと

 リヴラメントのクロスの質が高いのは収穫。

試合結果

2023.11.7
UEFAチャンピオンズリーグ
Group F 第4節
ドルトムント 2-0 ニューカッスル
BVBシュタディオン・ドルトムント
【得点者】
BVB:26‘ フュルクルク, 79‘ ブラント
主審:エルナンデス・エルナンデス

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