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「Catch up UEFA Champions League」~2023.11.8 UEFAチャンピオンズリーグ グループA 第4節 コペンハーゲン×マンチェスター・ユナイテッド~

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18歳の俊英がコペンハーゲンの夢をつなぎとめる

 抜けた首位のバイエルンを追走する2位争いに名乗りを上げるチームがなかなか出てこないグループA。ここまで最下位のコペンハーゲンにもまだ突破のチャンスが残されていることはマンチェスター・ユナイテッドにとってはあまりありがたくはないだろう。

 ホームに続く連勝を狙うことで混戦を抜け出したいユナイテッドは低い位置からのビルドアップでスタート。後方のビルドアップ隊は3枚。オナナやエリクセンを含めて誰が加わってもいいバックラインでのボール回しは流動性があり、コペンハーゲンはプレスの狙いは絞りにくそうな状況に。シャドーとIHは積極的に前に出ていくスタンスを見せていたが、なかなかプレスでユナイテッドを捕まえることができなかった。

 すると、ユナイテッドはあっという間に先制。右サイドを3人の関係性で崩すと、グラウンダーの折り返しを押し込んだのはホイルンド。たったの3分で貴重な先制点を挙げる。

 先制されたコペンハーゲンはWGが前に出ていく圧力を高めることでさらにプレスを増強。サイドから積極的に押し下げていく。

 しかしながら、そんなコペンハーゲンをひっくり返すようにユナイテッドは追加点。ヴァヴロのミスから一気に敵陣に入り込むと、再びホイルンドが仕留めてリードを広げる。

 順調に試合を進めていたユナイテッドだったが、サイドの守備で後手に回ったラッシュフォードが一発退場。これで試合の流れを掴んだコペンハーゲンは一気に反撃に。PA幅を守ることに注意が行き過ぎたユナイテッドを大外→大外で揺さぶり、最後はエル・ユヌシが仕留めて1点差に迫る。

 さらには追加タイムにマグワイアが相手を掴みにいくのに伸ばした手にボールが当たりハンド。悪癖が無用なトラブルを呼び込んでしまい、ハーフタイムを前に2点のリードを溶かしてしまう。

 数的優位ということで後半のコペンハーゲンは4-5-1でもう一回落ち着いたゲームの組み方を始める。ユナイテッドも4-4-1ながらボールを持つ側に回ると、大きく幅を使いながら落ち着いたボール保持を作っていく。それでも2列目が最終ラインに入る頻度が多いなど、10人ならではの押し込まれ方を受け入れながらの追加点を狙うことになる。

 すると、今度はマグワイアが獲得する側でハンドを誘発してPKを獲得。これをブルーノが仕留めてリードを奪う。

 しかしながら、コペンハーゲンはあきらめなかった。ポストプレーから深さを作ると、そこからサイドへの展開でユナイテッドを押し込む。左サイドを軸にファーへのクロスを集中的に狙うと、ダロトがこれに対応できずに決壊。83分にレラガーが同点のゴールを挙げると、87分には流れの中からシュートチャンスを得たバルドグジが足を振りぬいて殊勲の逆転弾をゲット。これで試合をひっくり返す。

 クウェート生まれの18歳の俊英が突破の夢をつないだコペンハーゲン。逆にユナイテッドはGS突破が遠ざかる一敗となった。

ひとこと

 たまたま早くアーセナルの試合が終わったので、急いでこちらに飛んで来たら決勝点だけリアタイで見れた。鳥肌のやつでした。

試合結果

2023.11.8
UEFAチャンピオンズリーグ
Group A 第4節
コペンハーゲン 4-3 マンチェスター・ユナイテッド
パルケン・スタディオン
【得点者】
COP:45‘ エル・ユヌシ, 45+9‘(PK) ゴンサウヴェス, 83‘ レラガー, 87’ バルドグジ
Man Utd:3‘ 28’ ホイルンド, 69‘(PK) ブルーノ・フェルナンデス
主審:ドナタス・ルムシャス

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