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「Catch up UEFA Champions League」~2023.11.28 UEFAチャンピオンズリーグ グループF 第5節 パリ・サンジェルマン×ニューカッスル~

目次

全てを投げ打った攻撃が最後に実を結ぶ

 先に攻勢に出たのはパリ・サンジェルマン。サイドにボールをつけながら攻撃を仕掛けていく。ニューカッスルはまずはきっちりと受けるところからスタート。大外でボールを受けるデンベレにはゴードンがついて行ってのダブルチームで攻撃を塞いでいく。

 というわけでパリは徐々にファストブレイクに力点を置いていく。ニューカッスルは時折、WGのプレスをスイッチにハイプレスに出ていくことがある。そのタイミングをきっかけにパリはパスワークから攻撃を加速。サイドの守備が一枚しか来ない状況を作り、決定機を作り出していた。

 ニューカッスルは受け一辺倒ではなく、先に挙げたプレスを15分をきっかけに強めたり、保持に回ればショートパスからのポゼッションで時間を作ることができていた。

 中でも存在感を放っていたのはウガルテをはじめとしたパリの中盤に当たり負けせずにゲームメイクをしていたギマランイス。そして、左サイドからドリブルで旋回を主導していたリヴラメント。

 特に左のリヴラメントはこんなことが出来るのか!という新鮮な驚きがあった。この左サイドのポジション交換は先制点の起点に。インサイドにドリブルで切り込んで横断を演出すると逆サイドではミドルシュートの時間ができる。このミドルのこぼれ球をイサクが仕留めて先制に成功する。

 試合はゴールに関わらず一定のペースを維持。パリは中盤のプレスバックを強めながらカウンターの局面を積極的に作り出す工夫が少し見られたくらいだろうか。自陣に押し込まれるとニューカッスルはアルミロンのファウルで時間を作り出しており、ボールを奪ってからは落ち着いてプレーすることができていた。

 迎えた後半はニューカッスルがボールを持ちながらソリッドな入りを見せたが、時間の経過とともにボールポゼッションはパリの方に。初めは押し込みながらもカウンターに苦慮し、カードが嵩む展開だったが、ムバッペがトップに入った時間帯くらいから右サイドを積極的に壊しにかかる。

 サイドに流れるムバッペとデンベレとの縦関係を変えるハキミなどがニューカッスルを揺さぶっていく。この時間帯はゴードンがやたら後手に回る時間が増えていく。

 70分以降はワンサイドゲーム的にパリが攻め立てる展開に。ニューカッスルはワンポイントでのカウンターとしても出ていけない状況になる。しかしながら肝心なところで枠内を捉えられないパリのシュート精度とゴールマウスに立ちはだかるポープのせいでなかなかスコアは動かない。

 このまま試合は終了かと思われた後半追加タイム。パリはリヴラメントのハンドからPKを獲得。微妙な判定ではあったが、OFRの結果はホームチームに微笑むこととなった。

 ホームでギリギリのところで最低限のポイントを確保したパリ。次節は突破をかけてすでに決勝トーナメント進出が決まっているドルトムントとの一戦に挑む。

ひとこと

 リヴラメントがめっちゃ目立っていた。思ったより相当いい選手かもしれない。

試合結果

2023.11.28
UEFAチャンピオンズリーグ
Group F 第5節
パリ・サンジェルマン 1-1 ニューカッスル
パルク・デ・フランス
【得点者】
PSG:90+8′(PK) ムバッペ
NEW:24‘ イサク
主審:シモン・マルチニャク

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