要所で飛び出すツィエクのFKがユナイテッドに3ポイントを許さず
バイエルン1強のグループAは2位争いが大混戦。出遅れたユナイテッドはアウェイでガラタサライにリベンジを果たし、なんとしてもホームのリベンジを果たしたい。
ボールを持つことになったのはホームのガラタサライ。右サイドからのクロスを出口にユナイテッドのPA内に攻め込んでいく。インスイングのキックでチャンスメイクができるツィエクと追い越す形で深さを作るボーイのコンビは凶悪。敵陣に入り込めばユナイテッドの脅威となっていた。
プレスの意欲が低いユナイテッドはラインを下げながらの迎撃となったが、カウンターには手応えがあり。横断からあっさりと逆サイドに持っていく形を作るとガルナチョが先制ゴールを決めて先行する。
さらに直後にブルーノのミドルが決まり。ユナイテッドは2点目のリード。ガラタサライで見ると、あっさりと入れ替わられてしまったトレイラが誤算だった。
早々に2失点をしたことでガンガンモードに突入するガラタサライ。ここからは撃ち合いモード。ユナイテッドもこれに応戦する。
ガラタサライはツィエクのFKから1点を返すと、ここから攻め込むフェーズを作っていく。イカルディのオフサイドになったシーンなどは得点にはつながらなかったが、ダイレクトな展開ならではのチャンスというイメージだろうか。
後半に主導権を握ったのはガラタサライ。列を上げて攻撃参加するアンヘリーニョなど攻撃の厚みを増すことでユナイテッドのバックラインを脅かす立ち上がりとなった。
しかしながら、その状況をユナイテッドはひっくり返して追加点。右サイドにフローするブルーノを追い越す形で抜け出したワン＝ビサカが3点目をゲットする。
だが、2点差となったところで再び火を吹いたのがツィエクのFK。簡単ではないシュートだったとはいえ、オナナにはなんとかしてほしかったというのが正直なところだろう。
以降はオープンな展開に終始する両チーム。ユナイテッドは速い攻撃から多くのチャンスを作っているが、シュートの精度のところに難あり。特にガラ空きのバイタルからのミドルシュートが枠を捉えられなかった。
そんなユナイテッドを尻目にガラタサライは同点ゴールをゲット。右サイドに流れたアクチュルコールが対面のマイヌーを出し抜いて3点目を決める。
以降も多くのチャンスがあった両チームだが、3ポイントを掴むための決勝点を生み出すことはできず。ゴールラッシュとなった一戦は痛み分けでの決着となった。
ひとこと
いかにも今季のCLのユナイテッド決定版！といった感じの試合だった。
試合結果
2023.11.29
UEFAチャンピオンズリーグ
Group A 第5節
ガラタサライ 3-3 マンチェスター・ユナイテッド
アリ・サミ・イェン・スポーツ・コンプレックス
【得点者】
GAL:29’ 62‘ ツィエク, 71‘ アクトゥルコール
Man Utd:11‘ ガルナチョ, 18‘ ブルーノ・フェルナンデス, 55‘ マクトミネイ
主審:サンチェス・ マルティネス
