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「Catch up UEFA Europe League」~2023.9.21 UEFAヨーロッパリーグ グループE 第1節 LASK×リバプール ハイライトレビュー

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貫禄の主力組が力の差を見せる

 LASKにとってはチャレンジになるであろうリバプール戦。その気合いは十分に感じられる立ち上がり。グラフェンベルフにかましたファウルは溢れんばかりの勢いがかかってしまったようなプレーだった。

 LASKのプレッシングは2列目の前への勢いが顕著。WBはバックラインから飛び出してSBにプレスに出ていくこともしばしばでリバプールのビルドアップはなかなか時間を奪われてしまっていた。

 リバプールはヌニェスの裏抜けやディアスの横へのドリブルなど相手を剥がせる手段は十分にあった。しかしながら、特にディアスの横へのドリブルに対してはなかなか周りのサポートを受けることができず、独力でなんとかしなければいけない場面が目立つ。

 さらにはメンバーを入れ替えた後方の選手はシンプルにLASKによって奪われた時間を前に送ることができずに苦戦。そうこうしている相手にセットプレーから先制点を奪われてしまう。フレッカーのダイナミックなボレーでLASKは先行する。

 リードしても積極性が失われないLASKにリバプールは苦戦。前線の孤軍奮闘をなかなか好機に結びつけることができず、ハーフタイムをビハインドで迎えることになる。

 リバプールは後半に反撃。パスワークにエリオットやグラフェンベルフが絡んでいくようになり、攻撃に徐々に厚みが出てくるように。同点となるPKを獲得したシーンはSBのバイチェティッチの攻め上がりから抜け出す形を作れたところから。前半とは異なる厚みがある攻撃を見せたリバプールは同点のゴールを決める。

 さらには右サイドからグラフェンベルフの抜け出しからディアスがゴールを決めたリバプール。前半は孤軍奮闘していたディアスがようやく試合を動かすことに成功し、リバプールが逆転する。

 60分に登場した主力組は流石の貫禄。特にショボスライは出し手としても受け手としても高次元の働きでLASKのプレッシングに狙いを定めさせない。

 そしてさらに少し遅れて登場したサラーが真打。右サイドで圧倒的な存在感を放つと88分に試合を決めるゴールを仕留める。

 セットプレーからあわやという場面を作り、後半も健闘したLASKだが、主力組が登場したリバプールに力負け。開幕節で勝ち点を奪うことはできなかった。

ひとこと

 ディアス、ショボスライ、サラーのクオリティは流石であった。

試合結果

2023.9.21
UEFAヨーロッパリーグ
Group E 第1節
LASK 1-3 リバプール
ライファイゼン・アリーナ
【得点者】
LASK:14‘ フレッカー
LIV:56‘(PK) ヌニェス, 63’ ディアス, 88‘ サラー
主審:マルコ・ディ・ベッロ

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