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「Catch up Premier League」~2023.12.23 プレミアリーグ 第18節 ルートン・タウン×ニューカッスル ハイライト

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順位の差を埋める強度で金星を獲得

 CL出場権を争っているニューカッスルと降格圏争いに巻き込まれているルートン。ベースとなっている実力の差は両チームには確かにあるはずだが、この試合の立ち上がりに強度で上回っていたのは降格圏にいるルートンのほうだった。

 中盤でスムーズにボールを奪いながら押し込んでいくと、右サイドのタウンゼントのクロスを脱出口にニューカッスルの陣内に攻め込んでいく。ニューカッスルはプレスに出ていくことができずに沈黙。序盤からドゥブラーフカの仕事が多いばたばたとした展開になっていく。

 10分が過ぎるとニューカッスルは少しずつボールを持てるように。今度は仕事が増えるのはカミンスキーの方。安定したセービングでチームに落ち着きをもたらす。

 しかしながら、緩さを残す中盤はルートンに反撃を食らうこともしばしば。好調のアデバヨがボールを運ぶところまで奮闘したり、あるいは少し出番から遠ざかっていたロコンガが身軽なプレーで相手を剥がしていたりなどスムーズに敵陣に進撃するシーンが目立つ。

 押し込む機会が多いルートンはセットプレーから先制。ニアでフリックしたバークリーにファーで合わせたタウンゼントがゴール。エバートンに在籍歴のある2人の関係から先行する。

 それ以降、ニューカッスルはプレスを強めるがルートンはプレス回避が上達しているのか、比較的冷静にこのプレスをいなしていく。ラッセルズの負傷を機にマイリーを下げて4-4-2にシフトチェンジしたということはハウもまたこの試合のニューカッスルがうまくいっていないという証拠だろう。

 後半、ニューカッスルは4-4-2に変更したことで広がるバックラインから2トップに素早く当てる形で攻撃を作っていく。そのため、試合の展開は前半よりもオープンなものに。これはニューカッスルの方が強度面で優位かと思われたが、この点でもルートンは引けを取らない。

 62分にニューカッスルはアルミロン→イサクのラインブレイクからネットを揺らすがこれはオフサイド。これ以降もニューカッスルは最終ラインを破る形を狙い続けるが、枚数は増えたものの連携面でのスムーズじゃない感じが足を引っ張り、なかなかシューターがオープンにならず。ルートンのシュートブロックが間に合う展開が続く。

 75分以降はさすがに苦しい時間が続いたが、何とか踏ん張り切ったルートン。ニューカッスルを下す金星で残留圏に少し近づく3ポイントを手にした。

ひとこと

 強度面でのアドバンテージが消えたニューカッスルはなかなかにつらいものがあった。

試合結果

2023.12.23
プレミアリーグ 第18節
ルートン・タウン 1-0 ニューカッスル
ケニルワース・ロード
【得点者】
LUT:25′ タウンゼント
主審:ダレン・イングランド

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