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「Catch up Premier League」~2024.1.20 プレミアリーグ 第21節 アーセナル×クリスタル・パレス ハイライト

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困った時の味方とロングカウンターでゴールショーを演出

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 リーグ戦では3試合勝ちがないアーセナル。2024年の初戦で悪い流れは断ち切りたいところである。

 序盤戦はどちらも落ち着かない展開。それなりに保持の設計図は見られるのだが、手前の段階でのパスミスが多いせいで敵陣深くまで入り込むことができない。

 流れの中からのチャンスができない時の味方といえばセットプレー。CKから先手を奪ったのはアーセナル。ファーに流れるガブリエウが対面のリチャーズに競り勝ち、先制ゴールを文字通り叩き込む。これ以降はビハインドを取り返すべくプレスに出てくるパレスに対して、アーセナルがプレスを回避しながら前進するシーンが目立つ。ライスとジンチェンコを捕まえる意識が強かったヒューズとレルマに対して、SBのホワイトを噛ませながら彼らの背後を狙う形で加速。アタッキングサードまで侵入するスキームを確立する。

 アタッキングサードでの精度はあまり向上が見られなかった前半のアーセナル。しかしながら、困った時の味方であるセットプレーからさらに追加点。結果的にはヘンダーソンのオウンゴールとなったが、実質的にはこれもガブリエウのゴールと言っていいだろう。

 パレスはマテタ、エゼから少しずつ反撃の隙を狙っていくが、アーセナルのバックラインの前に沈黙。セットプレーでの2点を跳ね返せないままハーフタイムを迎える。

 後半の立ち上がりに押し込んだのはアーセナル。後方からの追い越す動きが増えるなど、オフザボールの動きが活性化。前半よりは期待感のある、押し込んでからの攻撃を見せていく。

 パレスもエゼとマテタを軸とした攻撃が前半以上に刺さるように。サリバ、ホワイトといった右サイドを軸に押し下げるシーンが目立っていく。

 アーセナルはプレスで跳ね返すのではなく、この攻勢を受け止めてロングカウンターに注力。そして、ラヤのリスタートから3点目をゲット。トロサールとジェズスの2人でカウンターを素早く完結して見せた。これ以外にもハヴァーツを目掛けたロングボールからチャンスを作るなど、ラヤを使った攻撃はかなりこの試合ではフィーリングが良かった。

 これ以降もロングカウンターから交代選手を軸にパレスを押し切るアーセナル。まるでリプレイのような角度から後半追加タイムにファストブレイクから2点を決めたマルティネッリがゴールショーのトリを飾り、アーセナルはリーグ戦の未勝利を3で止めることに成功した。

ひとこと

 パレスファンの抗議の弾幕を眺めるホジソン、あまりにも画になりすぎる。

試合結果

2024.1.20
プレミアリーグ 第21節
アーセナル 5-0 クリスタル・パレス
エミレーツ・スタジアム
【得点者】
ARS:11‘ ガブリエウ, 37’ ヘンダーソン(OG), 59‘ トロサール, 90+4‘ 90+5’ マルティネッリ
主審:ポール・ティアニー

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