ストライカーが順々に覚醒した撃ち合い
ついにブレントフォードのメンバー表にはトニーの名前が。ムベウモの負傷、そしてウィサのAFCONによりカツカツもカツカツになっていたブレントフォードの前線には助かる以外の何者でもない復帰である。
しかしながら、先に主導権を握ったのはフォレスト。高い位置からのプレスから敵陣で圧力をかけて押し込むと、ボールを奪った流れからダニーロが仕留めて3分で先制。相対的におとなしい流れになったブレントフォードに先制パンチをくらわせる。
失点で尻に火が付いた感があるブレントフォード。プレスの強めることによって少しずつ高い位置でのプレータイムを増やしていく。パス交換からダニーロをおいていく形で侵入したダムズゴーはファウルを奪うと、このFKを仕留めたのはトニー。フォレストの壁の薄いところを鋭い弾道で撃ち抜き、復帰後初ゴールをゲット。試合を振り出しに戻す。
以降もトニーは存在感抜群。ロングボールのターゲットとしてボールの預けどころとして機能するのはもちろんのこと、セットプレーからファーサイドに合わせる形で決定機を生み出すなどあらゆる局面で活躍。ギブス=ホワイト不在で前線に預けどころのないフォレストとは対照的だった。
前半の終盤はプレッシャーの弱いSBからボールを進めることでフォレストが前進。スペースがある中でタヴァレスがスイスイドリブルを行う。しかしながら、ここからゴールまでの道のりはなかなか開かず。試合は1-1のタイスコアで前半を折り返す。
後半もフォレストはボールを持ちながら押し込んでいくスタート。しかしながら、トニーが前半に引き続き存在感を発揮。右に流れながらロングボールの起点になり、左サイドからボックス内に飛び込むルイス-ポッターのチャンスメイクをする。
チャンスメーカーのトニーの存在によって押し込む機会を得たブレントフォード。セットプレーから勝ち越しゴールをゲット。ニアに入り込んだミーには誰もマークにいくことができず。あっさりとリードを奪う。
しかし、今度はウッドが躍動する番。セットプレーの流れから同点ゴールを奪うと、直後にクロスを華麗にポストし、マンガラのミドルをエスコートする。
このストライカーの覚醒の流れに乗ったのはモペイ。らしくない反転からの左足を振り抜くスーパーゴールで再びブレントフォードにリードをもたらす。
フォレストにはもう一度流れを引き戻す力は残っていなかった。縦に速い展開をブレントフォードがイケイケで行っていたため、速い攻撃を仕掛けられればチャンスをありそうだが、ギブス=ホワイトの不在が重石になりなかなか加速することができない。
最後の望みをかけたクロスも跳ね返されてしまったフォレスト。復活したトニーの大活躍でブレントフォードが久しぶりの勝利を挙げた。
ひとこと
トニー、ここから頑張って。
試合結果
2024.1.20
プレミアリーグ 第21節
ブレントフォード 3-2 ノッティンガム・フォレスト
ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
BRE:19‘ トニー, 58′ ミー, 68′ モペイ
NFO:3‘ ダニーロ, 65′ ウッド
主審:ダレン・イングランド