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「Catch up Bundesliga」~2024.1.13 ブンデスリーガ 第17節 ブンデスリーガ ライプツィヒ×フランクフルト ハイライト

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あっさりと入った先制点を生かしてフランクフルトが逃げ切り

 どちらのチームもバックラインにはボールを持たせてOK。陣形をコンパクトに保つことで中央ををこじ開けさせないことを優先するプランで試合はスタートする。

 どちらかというと保持に回った時にこのプランに苦しんでいたのはライプツィヒのように思えた。SBを大外レーンに立たせて、SHやCHがすべてインサイドに入り込んでポイントを作るというプランはコンパクトな中盤のブロック守備とは一般的に相性は悪い。

 しかしながら、前線が裏に抜けるアクションを行うことで相手の縦のブロックを引き延ばすことができる。これをジャブにしてもいいし、崩し切れるならばもちろんやり切ってもいい。どちらにしてもインサイドでポイントを作るためにはまずは縦に引き延ばす手段が必要である。

 だが、その点でうまくやっていたのはライプツィヒではなくフランクフルトの方。プレッシャーのかからない後方からの一発のパスから一気に抜け出したクナウフが先制ゴールを奪い取る。シマカンの淡白な対応は非常に残念なもの。対照的にカライジッチの背後から抜け出したクナウフは巧さが光る展開となった。

 それ以降もなかなかフランクフルトのコンパクトな守備陣形を動かすことができないライプツィヒ。もっさりとボールを持つ状況が続き、ブロックを崩すことができない。

 一方のフランクフルトは立ち上がりこそショートパスからハイプレスを回避していたが、リードを奪ったこともありリスクを回避する方向にシフト。カウンターベースでの戦い方から反撃を狙っていく。

 後半もボールを持ちながらのスタートとなったライプツィヒ。前半に比べればオフザボールの抜け出しを縦パスに合わせることで少しずつ打開のポイントは見つけられそうな予感が漂っている。例えば、シェシュコのポストを使ったシモンズの抜け出しなどはその一例といっていいだろう。

 しかしながら、ライプツィヒが後半に勢いに乗って敵陣に攻め込み続けることができたかというとそれは別問題。フランクフルトは前半以上にロングボールを落ち着いて組み込み、セカンドボールを拾うという形で前進のスキームを確立。ライプツィヒのバックラインはフランクフルトのロングボール攻勢に対して一発で跳ね返すことができず、リズムをつかめない状態のままである。

 結局打開策を最後まで見つけることができなかったライプツィヒ。フランクフルトの試合運びに屈してしまい、完封負けを喫することとなった。

ひとこと

 あれだけ簡単にゴールを破られてしまうとどうしても試合としては難しくなるなというライプツィヒだった。

試合結果

2024.1.13
ブンデスリーガ
第17節
ライプツィヒ 0-1 フランクフルト
レッドブル・アレナ
【得点者】
FRA:7‘ クナウフ
主審:フランク・ヴィレンボルク

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