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「Catch up Bundesliga」~2024.1.20 ブンデスリーガ 第18節 ブンデスリーガ ライプツィヒ×レバークーゼン ハイライト

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ボール周辺の動きを絶えず行っていたレバークーゼンが逆転勝ちを手繰り寄せる

 立ち上がりにボールを持ったのはライプツィヒ。バックラインに対して枚数を合わせてプレスを行わないレバークーゼンに対して、縦に速い攻撃を見せる。切れ目に顔を出しては受けなおして縦パスをリターンで引き取るダニ・オルモ、サイドから裏に抜け出すシェシュコ、相手を引き出しながらパス交換から前進ができていたルケバあたりを軸にライプツィヒはスムーズなビルドアップを見せていく。

 保持でライプツィヒがレバークーゼンをどのように崩すかが争点になった立ち上がり。ライプツィヒは左サイドから崩しで先制。シェシュコが深さを取ると、クロスに対してボックス内に入り込んだシャビ・シモンズが左足から素晴らしいコントロールからゴールを奪う。

 多様な前進のルートでつかんだ流れを先制点に結びつけたライプツィヒ。以降もボールを持ちながら主導権を握って試合を進めていく。

 しかし、レバークーゼンは16分に反撃。右のフリンポンを起点に3トップで右サイドを攻略すると、左サイドから絞るようにミートしたグリマルドがあわやというシーンを作り出す。このシーンのようにレバークーゼンはライプツィヒに対して大外からコンパクトな4-4-2を外側から動かしていくイメージで攻略を挑んでいく。

 だが、先のシーンのように崩し切れる状況は限られているレバークーゼン。逆にボールをひっかけてしまうと、ライプツィヒのカウンターに捕まってしまう。機動力の点ではライプツィヒのアタッカーがレバークーゼンのバックスを押し切れそうだったため、ライプツィヒはリアクション待ちのコンパクトな4-4-2でもそこまで悪くはない状況だったといえるだろう。

 後半もレバークーゼンの保持がベースとなる戦い方。サイド攻撃を軸とした保持でライプツィヒの保持を崩していく。一度マイナスにはたいて縦につける形を作ることでライプツィヒの重心をガンガンに揺さぶっていく。

 同点ゴールは左サイドから右へのクロス。シュート警戒したブラズウィヒ、ファーで気を抜いていたラウムのサボりを出し抜いたテラが逆サイドへと叩き込んでゴールを奪って見せた。

 だが、すぐにライプツィヒも反撃。ワンチャンスとなるカウンターを完結させたオペンダにより再びライプツィヒがリードを奪う。しかし、レバークーゼンもセットプレーからすぐに返す。円を描くようにファーサイドに顔を出したターがシュートを叩き込む。

 得点を重ねる両チームだが、基本的には攻勢を続けるのはレバークーゼン。サイドだけでなくインサイドにもパスを入れられる機会が増えていた。狭いスペースにはなるのだが、周囲のオフザボールの動きとパスコースづくりの余念のなさとホルダーがマーカーをきっちり止めるプレーができることでライプツィヒ相手に先手を打つパス回しを披露。

 ライプツィヒは自陣に押し込まれながらも一本きっかけの縦パスが通れば一気に攻勢をかけられる状態だったが、このパスが通るのは希少。高い位置で止められるケースが多く、むしろ良くワンチャンスで追いついたという印象だった。

 優勢に進めたレバークーゼンは後半追加タイムに勝ち越し。またしてもファーサイドへのCKを決め3点目をゲット。素晴らしい軌道を描いたボールはファーに飛び込んだインカピエのもとにピッタリ。シュラーガーはマークを剥がしてしまい、ヒンリヒスはゴールマウスに張り付いたままアプローチを仕掛けることができなかった。

 後半にリズムをつかんだレバークーゼンが劇的な逆転勝ちで3ポイントを確保。難所を制して翌日に試合を控えるバイエルンにプレッシャーをかけた。

ひとこと

 話題のレバークーゼンをようやく拝見。グリマルドの決定機とかを見るとスピードアップからフィニッシュまでのイメージがよくチーム内で共有されているなと感じた。

試合結果

2024.1.20
ブンデスリーガ
第18節
ライプツィヒ 2-3 レバークーゼン
レッドブル・アレナ
【得点者】
RBL:8‘ シモンズ, 57‘ オペンダ
LEV:47‘ テラ, 63‘ ター, 90+1′ インカピエ
主審:マティアス・イェレンベック

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