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「Catch up Bundesliga」~2024.1.24 ブンデスリーガ 第13節 ブンデスリーガ バイエルン×ウニオン・ベルリン ハイライト

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最少失点差ながらペースはモノトーン

 ボールを持ってスタートするのはバイエルン。5-3-2で構えるウニオン・ベルリンに対して保持のフェーズから相手を動かしていく。バイエルンはキミッヒを右のCBのところに落とす形で3バック化。ウニオン・ベルリンの2トップの脇に起点を作ることで、前進を狙っていく。

 イメージとしてはサイドにボールをつけてからウニオン・ベルリンのユニットをぺちゃんこしていく形。主役となっていたのはコマン。カットインから縦に進んでいくスタイルの両刀使いでウニオン・ベルリンのブロックに勝負を仕掛けていく。カットインからのシュートは枠を捉えるし、エンドライン側からの速いクロスが何か起きそうになっている状況を作り、コマンから切り崩しにかかる。

 前半はローブロックでなんとか凌ぐことができていたウニオン・ベルリン。2トップが2CHの高さに立つなど、ラインを比較的に低めに設定していたのだが、そこからのロングカウンターの道が見えずに苦戦。攻撃的なWBのオーバーラップの時間を作り出せることができない状態となっている。フォラントの負傷も暗い影を落としてしまっていた。

 しかしながら、なんとか前半を凌いだウニオン・ベルリン。ハーフタイムをスコアレスで折り返す。

 後半、ボールを持ちながら引き続き攻め続けるバイエルン。早々に解決策を見つけることができた。左サイドから斜めにパスを差し込み、反転しながらシュートを放ったのはケイン。そこからのシュートの流れで最後に決めたのはゲレーロ。ハーフタイム明けすぐにリードを奪う。

 右サイドからも仕掛けるバイエルン。ライマーがドリブルでつっかけつつ、大外を回るサネをフリーにする形で押し下げてクロスを入れる。ネットを揺らすことはできたが、これはサネがオフサイド判定で無効。だが、このシーンのように後半を通じて大外を引っ掛けるようにドリブルで引きつけてその外側を回す形は有効だった。

 ウニオン・ベルリンは後半も苦戦。WBを押し上げるための前線のためを作るのに後半も苦労。80分手前のポストまで深く入り込めるシーンは待つしかない状態だった。

 最後まで追加点を奪うことはできなかったバイエルンだったが、終始攻め続けて逃げ切ることには成功。週末の敗戦のダメージを払拭する勝ち点3を手にした。

ひとこと

 非常にモノトーンな試合。サイドからウニオン・ベルリンのラインを押し下げて潰すバイエルンという構図をウニオン・ベルリンがなんとかすることができなかった。

試合結果

2024.1.24
ブンデスリーガ
第13節
バイエルン 1-0 ウニオン・ベルリン
アリアンツ・アレナ
【得点者】
BAY:46′ ゲレーロ
主審:フランク・ヴィレンヴォルク

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