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「Catch up Bundesliga」~2023.9.15 ブンデスリーガ 第4節 ブンデスリーガ バイエルン×レバークーゼン ハイライト

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ここで止まらぬレバークーゼンの無敗記録

 ここまで全勝のレバークーゼンがドイツの盟主のバイエルンとついに激突。アリアンツ・アレナに乗り込んでの大一番に挑む。

 序盤は慎重な入りになったレバークーゼンをバイエルンが飲み込む立ち上がりとなった。インサイドを絞る3-4-3で中央を固めたレバークーゼンに対して、バイエルンがボールを持つスタート。ブロックの外からキミッチがタッチダウンパスを送り込むなど、押し込む流れの中から壊しにいく。

 サイドから押し込むと前の4枚での機を見たプレスからレバークーゼンのバックスにミスを引き起こす。バイエルンのプレスも鋭かったが、レバークーゼンの後方のミスもプレッシャーがかからない状態でバタバタしすぎているなという印象。

 バイエルンはセットプレーから先制。ここまでの流れもセットプレーからの強かなゴールも貫禄と言える流れだった。

 バイエルンはミドルブロックの4-4-2に移行。少しずつプレスを緩めて自陣を固める。一方のレバークーゼンは失点以降もなかなかリズムを掴めない。

 20分が過ぎるとレバークーゼンは少しずつ保持を増やしていく。3バックのワイドであるタプソバが控えめのプレスとなったバイエルンの2トップの脇からボールを運んで中盤を開放。リズムを作っていく。すると、グリマルドの直接FKで同点に。これ以降も縦パスから攻撃の形を作れるように。

 対するバイエルンも控えめなプレスのレバークーゼンに対してミンジェのキャリーやフィードでチャンスメイク。前線の動き出しに合わせてチャンスを作っていくが、フラデツキのセーブで防がれる。

 後半、バイエルンはポゼッションから巻き返し。前半と少しテイストが変わったのは左のSBのデイビス。追い越すだけでなく、カットインからのチャンスメイクで存在感を発揮。ミュラーとケインの縦関係を作る斜めのパスでやや優勢に。レバークーゼンはフリンポンがデイビス基準に守備を行う4-4-2にシフトする。

 ラインが下がるレバークーゼン。カウンターでは猪突猛進スタイルは効かず、むしろボール保持から前半のように構造のズレを作り出すポゼッションを行う方が有望だった。

 押し込むバイエルンは選手交代で活路。2列目のムシアラとテルが崩しにアクセントをつけていた。決め手になったのはテル。左サイドで2枚を引き寄せるドリブルを行うことで、インサイドを空けるとゴレツカがシュートを決めて劇的な勝ち越しゴールを決める。

 このまま決まるかと思われたがデイビスがPK献上。パラシオスが同点ゴールを決めて、後半追加タイムに追いつく。

 ついにレバークーゼンを止めたかと思ったところで追いつかれてしまったバイエルン。ここで止められなかった無敗記録は年を超えて春になってもなお伸び続けることになる。

ひとこと

 バイエルンの方が優勢だったけども、明らかに飲まれていた序盤戦から自分たちらしさを出すところまで戻ってくるレバークーゼンは強かった。

試合結果

2023.9.15
ブンデスリーガ
第4節
バイエルン 2-2 レバークーゼン
アリアンツ・アレナ
【得点者】
BAY:7′ ケイン, 86′ ゴレツカ
LEV:24’ グリマルド, 90+4′(PK) パラシオス
主審:ダニエル・シュラーガー

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