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「Catch up Serie A」~2024.1.13 セリエA 第20節 モンツァ×インテル ハイライト

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2点のリードから無理なくカウンターに注力したインテル

 ボールを持ちながら押し込むスタートとなったのはインテル。右サイドからの抜け出しを軸にチャンスメイク。サイドでのローテからフリーの選手を作るパスワークで相手を押し込むことに成功する。

 押し込んだインテルは開始早々にハンドを獲得。あっさりと先制点を奪い取る。リードを許したモンツァはハイプレスに移行するように。しかしながら、このハイプレスもインテルにとっては問題なし。デ・フライが列を上げての対応でパス交換からボールを運ぶスペースを作ったり、サイドに大きく展開してのプレス回避でモンツァのハイプレスを苦にしない。畳み掛けるようにスピードアップしたインテルはあっという間に追加点を奪い切る。

 2失点をしたことでボールを持てるようになったモンツァ。インテルは十分なリードを得たことでボールを奪った後もまったりと自陣でのパス回しを行うようになり、きっちりと時間を進めることを優先した印象だ。相手陣内でのプレーが増えたモンツァはセットプレーから同点ゴールを仕留めたかのように思えたが、これはオフサイド。追撃弾とはならない。

 モンツァが前に人数をかけた攻撃をしている間にもインテルは前の2枚で無理なくカウンター。非保持における中央封鎖に対するモンツァの得点の期待値を考えれば、収支は十分のプランと言っていいだろう。

 後半もインテルは堅実なスタート。モンツァにボールを持つことを許しながらカウンターに注力する。このカウンターベースのプランが3点目に繋がったのは60分のこと。ロングカウンターから瞬間的に人数をかけた攻撃で3点目を奪う。

 このカウンターが成立したことにより、再び攻めムードが高まるインテル。だが、これをひっくり返す形でモンツァがチャンスを掴む。インテルの押せ押せムードをひっくり返す形でモタがPKを奪い、ペッシーナが仕留めて1点を返す。

 だが、撃ち合いでもインテルは勝機が十分。フラッテージがボックス内に入り込むフリーランで相手を出し抜いて4点目に繋がるPKを奪い取ると、その4分後にはカウンターからテュラムが追加点。終わってみれば大量5得点。あらゆる局面でモンツァを上回ったインテルがアウェイで大勝を飾った。

ひとこと

 早々に先手を奪われてからモンツァはずっと後手に回っていた印象だった。

試合結果

2024.1.13
セリエA
第20節
モンツァ 1-5 インテル
スタディオ・ブリテンアオ
【得点者】
INT:12′(PK) 60′ チャルハノール, 14′ 84′(PK) ラウタロ・マルティネス, 88′ テュラム
MON:69‘(PK) ペッシーナ
主審:アントニオ・ラプアーノ

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