MENU
カテゴリー

「Catch up Serie A」~2024.1.28 セリエA 第22節 フィオレンティーナ×インテル ハイライト

目次

したたかなインテルがセットプレーの一発で逃げ切り

 積極的なプレスにでたのはホームのフィオレンティーナ。前線からインテルのバックスにプレッシャーをかけていくことで押し込んでいく。プレッシングは成功し、いきなり決定機を迎えるシーンもあったが、これはゾマーにセーブをされて防がれてしまう。

 ひとまず受けに回るインテル。フィオレンティーナに対してハイプレスを外すためにオフザボールの動きを大きくしながら対抗する。細かいパス交換と裏抜けを組み合わせながらの前進でフィオレンティーナのバックラインの背後を取る形が段々とでてくるように。

 フィオレンティーナペースの立ち上がりを終わらせたタイミングでインテルはセットプレーから先制。CKからニアに入り込んだラウタロが先制弾を叩き込んで見せた。

 20分になるとインテルペースで保持が落ち着くように。フィオレンティーナのプレスがやや弱まってきたため、パスアンドゴーでのプレス外しから裏を取るケースが少しずつ増えるように。お馴染みの横断から逆サイドのWBの攻撃参加を促す場面も出てきており攻めに厚みを帯びてくる。

 ただ、フィオレンティーナも保持に回れば攻撃は成立していた。特に効いていたのは1トップのエンゾラ。サイドから斜め方向にパスを収める形を作ったり、あるいは裏抜け一発でインテルのバックスを壊したりなど存在感は抜群。オフサイドをとられるシーンもあったが、チャンスメーカーとして十分な働きを見せる。

 後半はフィオレンティーナはゆったりとしたポゼッションでスタート。インテルはきっちりと受けに回すとボールを奪って素早く縦に進んでいく。特に効いていたのは左サイドの抜け出し。アウグストの追い越す形はフィオレンティーナを押し下げていく。

 フィオレンティーナはインテルの前線の降りる動きについていけずに後手に回る。なんとかなっていたのはラインをきっちり上げてオフサイドを取ることができたから。優れたラインコントロールでインテルの攻撃を終わらせることもしばしば出会った。

 フィオレンティーナは右サイドのイコネを中心としたクロスから反撃に出るがなかなかネットを揺らすことができず。攻撃の決め手に欠ける状態が後半も続いてしまう。

 前後半通じて流れの中から多くのチャンスが生まれた試合だったが、決まったのはセットプレーからのラウタロのゴール1つのみ。インテルがしたたかな逃げ切り勝利を決めてみせた。

ひとこと

 フィオレンティーナは見るたびに面白いなと思うチーム。

試合結果

2024.1.28
セリエA
第22節
フィオレンティーナ 0-1 インテル
スタディオ・アルテミオ・フランキ
【得点者】
INT:14‘ ラウタロ・マルティネス
主審:ジャンルカ・オウレリアーノ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次