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「Catch up La Liga」~2024.1.22 ラ・リーガ 第21節 グラナダ×アトレティコ・マドリー ハイライト

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後半頭からペースを握り、モラタで仕留める

 立ち上がりからボールを持ったのはホームのグラナダ。アトレティコの5-3ブロックの外でボールを回すスタートに。ボールの収めどころになったのは左サイド。IHのビジャールが降りてアトレティコの2トップの脇に立ち、ボールを落ち着かせていく。

 アトレティコはボールを持たせてよしというスタンス。時折、プレスのスイッチ役を入れるのは中盤CH。CBが開き、アンカーのルイズが降りるアクションにバリオスやジョレンテがついていく形で深追いをしていく。

 ボールを持つことはできるが、クリティカルに差し込むことができないグラナダ。ボールを持たないアトレティコも特にカウンターからチャンスを量産できるわけではなく、高い位置からボールを奪った後はゆったりとしたポゼッションでグラナダのブロックの外を循環していく。

 総じてテンポはスロー。どちらのチームも保持側に回ればブロックの外でボールを回す流れが続く。サイドを軸とした崩しは30分を過ぎれば多少はクロスを上げることはできているが、どちらも非保持側が優勢。クロスを跳ね返すことで保持側にクリアなチャンスを作らせない。試合はスコアレスでハーフタイムを迎えることとなった。

 後半、ペースを握ったのはアトレティコ。前半にはないスピーディーな縦に速い展開からグラナダがブロック守備を組む前に攻略を狙っていく。交代で入った2人の選手もスムーズに試合に入れた。デ・パウルは中盤の配球役、リーノは左の大外からのボックス侵入で存在感を示す。

 ペースを握ったアトレティコは後半早々に先制。右サイドに開いたグリーズマンからのクロスをインサイドでモラタが合わせてゴール。枚数は足りていたグラナダだが、この辺りのマークを外すスキルの高さはさすがモラタといったところだろう。

 アトレティコはこのゴール以降も右サイドからチャンスメイク。サウールが飛び込んでネットを揺らすがオフサイドとなった61分のシーンなど、先制点と重なる決定機が見られることとなった。

 グラナダは左右にボールを動かしながら少しでも薄いところを作りながらクロスを上げていくが、なかなか牙城を崩すことができない。サイドから押し下げた流れの中でミドルを放ったビジャールはかなり筋が良かったが、シュートは惜しくも枠を外れてしまった。

 押し込む機会を最後に得ながらもゴールを手にできなかったグラナダ。アトレティコがブロックを敷いてしたたかに逃げ切りに成功した。

ひとこと

 グラナダのスタイルはわからないが、いかにもアトレティコ、いかにもモラタな試合だった。

試合結果

2024.1.22
ラ・リーガ
第21節
グラナダ 0-1 アトレティコ・マドリー
エスタディオ・ヌエボ・ロス・カルメネス
【得点者】
AMA:54′ モラタ
主審:ファン・マルティネス・ムヌエラ

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