MENU
カテゴリー

「Catch up Bundesliga」~2024.1.27 ブンデスリーガ 第19節 ブンデスリーガ アウクスブルク×バイエルン ハイライト

目次

ベテラン勢が作り出すバタバタなゲームクローズ

 試合はかなり両チームが均衡した序盤戦となった。押し込まれてしまうのかなと思ったアウクスブルクだが、バックラインからの組み立てでバイエルンをいなしにかかる。CBが広がりつつ、GKを組み込んだ3枚のビルドアップでバイエルンのプレスを絞らせない。

 バイエルンはWGがCBにプレスに行くところから前方にスライドする形でのプレスに出ていくが、アウクスブルクはサイドにボールを逃がしながら着実に前進。サイドから2トップにボールを当てて、ここからの落としでさらなるチャンスを狙うという形はアウクスブルクの得意パターンとなっていた。

 しかしながら、中盤が捕まってしまうと肉弾戦では劣勢。縦パスの狙い目をつけられてしまうと、ゴレツカやパウロヴィッチにあっさりとつぶされてしまう。

 非保持に回ればアウクスブルクはCHが縦関係を作ることで前からのプレスに出ていく。バイエルンも外からの循環で勝負のポイントを作っていく。大外にコマンとサネ、インサイドはケインとムシアラが狙い目をつけるといういつもの展開であった。

 均衡した展開で先行したのはバイエルン。CKの折り返しをパウロヴィッチが仕留めて先制点を奪い取る。

このゴールでさらにプレスの強度を上げて勝負に出たアウクスブルク。しかしながら、バイエルンはこのプレスを生かして広げて中盤に穴を開ける形から前進。むしろ、バイエルンにスムーズな前進のルートを与えてしまう。

 追加点は非常に理想形。中盤のパスコースづくりを制し、最終的にライン間から前を向くことに成功したデイビスが追加点を奪い取ってリードを広げる。

 後半もバイエルンがアウクスブルクのビルドアップを誘引しながら前進。アウクスブルクの背後のスペースをスピードに乗って攻略するパターンから勝負。右サイドの大外の2人からアウクスブルクのラインを押し下げていく。ケインがこの形から3点目を手にする。

 ケインのゴールの前に追撃弾を得ていたアウクスブルクだが、再びリードは2点に広がってしまう。このままバイエルンが落ち着いて試合を終わらせるかと思いきや、最後はやたらとバタバタ。ノイアーのパンチがVARでファウルを取られてしまい、PKを献上。これは自分でケツを拭う。

 だが、ミュラーが何でもないところから慌ててまたしてもPKを献上。今度はデミロヴィッチが仕留めて1点差に縮めるところまでたどり着く。

 なんともしまりが悪い終盤になったが何とかバイエルンは逃げ切りに成功。連勝を重ね首位追走に成功した。

ひとこと

 ノイアーのPK献上は少し気の毒だったけど、ミュラーのPK献上はマジで不用意の極みだった。

試合結果

2024.1.27
ブンデスリーガ
第19節
アウクスブルク 2-3 バイエルン
WWKアレーナ
【得点者】
AUG:52‘ 90+4‘(PK) デミロヴィッチ
BAY: 23‘ パウロヴィッチ, 45+5’ デイビス, 58‘ ケイン
主審:クリスティアン・ディンガード

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次