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「Catch up Premier League」~2024.2.10 プレミアリーグ 第24節 ウォルバーハンプトン×ブレントフォード ハイライト

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頼れるエースと強固な守備ブロックで連敗ストップ

 トニーが帰ってきてようやくすがるものができたブレントフォード。この2試合は先制点を決めながらも、トッテナムやマンチェスター・シティといった力のあるチームに逆転負けを喫している。後方の状況を踏まえても、そろそろ勝利が欲しいところである。

 立ち上がりから仕掛けたのはブレントフォード。ウルブスのバックラインに対して、強豪仕様の3-5-2でのハイプレスを敢行。ウルブスは何とか陣地を押し返す手段を探す。立ち上がりはロングボールを軸にしていたが、ショートパスから2トップのプレスを外す手数をかけたアプローチの方が有効と感じていたようである。

 2トップを外すと降りるクーニャがボールの収めどころに。ここからファーサイドの大外に蹴るなど、中盤のボールの預けどころとして十分に時間の作れるクーニャは非常に頼りになる存在である。

 敵陣に追い込むことができたら、今度はウルブスがハイプレスを敢行。互いに陣地回復の手段をどのように使うかの一戦となっていた。ブレントフォードはシンプルなトニーへのロングボールから前線にボールを運ぶ。やはり頼れるのはトニーである。

 ウルブスは前進の手段の1つになっていた左サイドのクーニャの負傷が痛恨。自陣への戻りもブレントフォードは非常に速くコンパクトだっただけに、ボールを預けてスピードアップが期待できるクーニャの不在は痛い。

 そうした中で先制点を決めたのはブレントフォード。セットプレーからあっさりとゴールを奪うことに成功する。ジョゼ・サは落下点の目測を誤ったのか、キャッチの動きの手前で相手に触られてしまい、無人のゴールにシュートを叩き込まれてしまう。

 ビハインドとなったウルブスは3バックを維持したまま人選を攻撃的に変更。速攻でいけるときはネトに。そうでないときは右サイドを中心にクロスを上げるルートで戦っていく。

 ブレントフォードは前半よりも低い位置で構えながら強固なローブロック5-3-2を披露。堅い中央と高さのあるボックス内を前に、なかなかウルブスは得点を奪う糸口を見つけることができなかった。

 どうしたものかと迷いが出てきたウルブス。すると、その瞬間にジャネルトがフイにプレスのスイッチを入れて一気にショートカウンターに移行。そのままトニーのゴールを演出する。

 残りの時間は見事にブレントフォードに寝かされてしまったウルブス。頼れるエースの奮闘がようやく勝ち点に繋がったブレントフォードはついに連敗がストップした。

ひとこと

 トニーは偉大。プレー面は安定で信頼ができる。

試合結果

2024.2.10
プレミアリーグ 第24節
ウォルバーハンプトン 0-2 ブレントフォード
モリニュー・スタジアム
【得点者】
BRE:35‘ ノアゴール, 77’ トニー
主審:サイモン・フーパー

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