5連勝でCLに弾みをつける
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ターフ・ムーアに見参したアーセナル。今週はミッドウィークに欧州カップ戦を控えるプレミア唯一のクラブとなる。
立ち上がりから優勢だったのはアーセナル。序盤の序盤こそちょっともたつくシーンがあったものの、すぐに修正。4分には左サイドから抜け出すマルティネッリからあっさりと先制ゴールを奪い取る。
ミドルゾーンに構えるバーンリーはなるべく堅い位置からボールを奪おうと中央にコンパクトなブロックを組んでいるのだが、ホルダーにプレッシャーをかけることができずにズルズルとラインを下げてしまう場面が目立ってしまう。
この辺りは大外をあっさりと明け渡してしまう弊害だろう。リバプール戦でもそうだったが、大外から突破や直接ゴールにリーチできる手段を持っているチームに対して、このレーンをオープンにしてしまうことはゴールに向かう電車道を敷いているだけである。
バーンリーはこの点を改善できずに苦戦。特にアーセナルは右サイドから裏のトロサール、ハヴァーツの2トップの動き出しに合わせたプレーを連発することでバーンリーを攻め立てていく。
反撃に出たいバーンリーだが、自陣からの前進の手段はほぼフォファナ一択。長いボールを預けられても独力で何とかしようとはしていたが、ガブリエウの牙城は厚くなかなか起点として安定した働きを見せられず。
アーセナルは40分手前にPKを獲得して追加点をゲット。盤石な状態で前半を終える。
迎えた後半もペースはアーセナル。横断からあっさりと1on1を制したサカがアーセナルに3点目をもたらす。事実上、試合はここで決着がついたといっていいだろう。
試合のテンションは両チームとも少し下がる状態になったが、アーセナルはラムジーの負傷に伴うインターバル明けからプレッシングを再開。ギアの切り替わらないバーンリーのバックラインに襲い掛かり、ボールを奪い取ってのショートカウンターを繰り返していく。
この試合ではなかなかフィニッシュのタッチが安定しなかったトロサールだが、4点目でようやく結果を出して安堵の表情。インターバル明けのラッシュをようやく結果に結びつける。
5点目もトランジッションから。キヴィオルの隙をついたスローインから裏に単独で抜けたハヴァーツが1on1を冷静に制して大差をつける。
アーセナルからすれば少々終盤に出てきた控え選手たちがピリッとしなかったという反省はあっただろうが、結果としては申し分はなし。5連勝という最高の形でCLに弾みをつけた。
ひとこと
3点差のインターバル明けからギアチェンジできるのはえぐい。
試合結果
2024.2.17
プレミアリーグ 第25節
バーンリー 0-5 アーセナル
ターフ・ムーア
【得点者】
ARS:4‘ ウーデゴール, 41’(PK) 47‘ サカ, 66’ トロサール, 78‘ ハヴァーツ
主審:ジャレット・ジレット