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「Catch up Premier League」~2024.2.24 プレミアリーグ 第26節 クリスタル・パレス×バーンリー ハイライト

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報われないトラフォードにゴールを叩き込みグラスナーが初陣を飾る

 オリヴァー・グラスナーを招聘しての初陣となるクリスタル・パレス。前節とフォーメーション、メンバー等があまり変わらないところを見ると、すでに前節からグラスナーの影響はメンバー選びに反映されていたと判断すべきだろう。

 バーンリーの4-4-2のフォーメーションはここ2試合で特に大外に起点を作られると一気に押し下げられてまずい事態に陥ることがバレている。幸か不幸か、パレスが使用している3-4-3はそうした構造を使用しやすいものになっている。

 というわけでWBに安定してボールを供給し、そこから押し下げるフェーズに突入するパレス。バーンリーは大外から押し下げられ続けるというここ数試合で見られ続けた光景を繰り返すことになった。

 バーンリーは保持に回っても手応えはなし。ロングボールを入れても中央で的を作ることはできずに跳ね返され続ける形が続く。サイドにはボールをつけることはできても、パレスのWBのチェックは非常に早く、前を向くこともままならない。

 パレスは数的優位のバックラインから大外からのドリブルと前線のマテタをバランスよく活用しながら前進。左右からクロスを入れつづけて、バーンリーのゴールマウスを脅かす。繰り返されるセットプレーにトラフォードが忙殺される展開が続いていく。

 なんとか起点を作ってポゼッションを成立させたいバーンリー。打開策探しとしてボールを回し続けると、狙いを定めたレルマにパスをカットされたブラウンヒルが慌ててファウルを犯してしまい一発退場。バーンリーはさらに数的不利の十字架を背負うこととなる。

 以降は押し込まれ続ける展開に。後半もパレスはボールを持っていないところでさえ慌てずに試合を進める。リードをしていない、かつ勝ち点を詰めていない中でかなり余裕があるなと思ったが、それだけ手応えがあったのだろう。

 その手応えが正解であることを証明するようにパレスはセットプレーから先制。ファーで待ち構えていたリチャーズがネットを揺らし、ゴールをこじ開ける。後半も涙ぐましいセーブでチームを救っていたトラフォードはここで決壊してしまう。

 このゴールを起点としてサイドからの崩しでパレスは得点を重ねていく。左サイドのミッチェルとフランサの突破からファーに余ったアイェウが追加点をゲット。これで試合は実質決着。バーンリーは決め打ちで攻め上がったテイラーの判断が裏目に出てしまった格好だ。

 フランサは直後のプレーでも左サイドを打開。こちらも高い位置でチームをなんとかしようとしていたアシニョンのファウルを誘ってPKを獲得。これをマテタが決めてリードは3点差に。

 力の差を感じる内容ではあったが、ひとまず初陣を勝利で飾ったグラスナー。残留確実権までいち早く押し上げるというミッションに向けてまずは上々のスタートだ。

ひとこと

 トラフォードに俺は報われてほしい。

試合結果

2024.2.24
プレミアリーグ 第26節
クリスタル・パレス 3-0 バーンリー
セルハースト・パーク
【得点者】
CRY:68‘ リチャーズ, 71’ アイェウ, 79‘(PK) マテタ
主審:ルイス・スミス

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