CLに向けて反撃体制を整える
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ポルトの地で敗北を喫し、休む間もなく中2日でのリーグ戦を迎えたアーセナル。アウェイでは近年苦戦が目立つが、ホームでの相性は抜群のニューカッスルとの一戦に臨む。
そんなしんどい状況を振り切るようにアーセナルは先制パンチを食らわせる。ライスを高い位置に置くことでアーセナルはハイプレスを強化。ハヴァーツ、ウーデゴールのプレス隊にライスが追従することでいつも以上に相手をハイプレスで仕留める意識は強かったといえるだろう。
ならばとニューカッスルもハイプレスで対抗するが、こちらは苦戦。時に右のWGのアルミロンの外切りのプレッシングを外される機会が多く、アーセナルは外に張るキヴィオルから前進を仕掛けていく。
アーセナルはハイプレスでのボール奪取もしくはニューカッスルのハイプレスを解体した流れから一気に前進。ライス、ハヴァーツ、ウーデゴールの近い位置でのパスワークからライン間で前向きの選手を作って敵陣に攻め込んでいく。
押し込まれることを許容することとしたニューカッスル。しかしながら、押し込まれたら押し込まれたで今度はジョルジーニョを止める術がなく苦戦。細かいパスワークから結局ライン間に侵入を許してしまい、シュートまでの機会を作られてしまう。
すると、アーセナルは押し込む流れから先制。セットプレーからオウンゴールを誘発し、リードを奪う。さらに、前半の内に追加点もゲット。こちらは押し込むジョルジーニョを起点としたブロック破壊。フリーランでスペースを創出したマルティネッリがスペースを享受したハヴァーツにゴールをアシストする。
後半もなかなか前に出ることができなかったニューカッスル。それでもギマランイスを軸とした展開から反撃に少しずつ出るように。
ただ、アーセナルはそのギマランイスを狙ったパスから反撃。ハヴァーツのハイプレス成功からカウンターを仕掛けると、サカが5試合連続のリーグ戦のゴールを仕留めて後半も出鼻を挫く。続く4点目のセットプレーからのキヴィオルのゴールで試合は完全に決着したといえるだろう。
ニューカッスルも終了間際に交代で守備が弱まったアーセナルの右サイドを壊すことで反撃。ウィロックのエミレーツでのゴールで一矢報いるが反撃はここでストップ。
難しい日程をクリアしたアーセナル。リターンレグへの反撃攻勢に向けて着々と準備を整えている感のある完勝を見せた。
ひとこと
アーセナルは相手にとってすごく嫌なチームになったなという印象。
試合結果
2024.2.24
プレミアリーグ 第26節
アーセナル 4-1 ニューカッスル
エミレーツ・スタジアム
【得点者】
ARS:18‘ ボットマン(OG), 24’ ハヴァーツ, 65‘ サカ, 69‘ キヴィオル
NEW:84‘ ウィロック
主審:ポール・ティアニー