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「Catch up UEFA Champions League」~2024.2.13 UEFAチャンピオンズリーグ Round16 1st leg コペンハーゲン×マンチェスター・シティ マッチレビュー~

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右のハーフスペースから得点を重ねミッション完遂

 CL再開初日は前回王者のシティが登場。グループAで大逆転でのノックアウトラウンドの切符を勝ち取ったコペンハーゲンの本拠地に乗り込む。

 立ち上がりからボールを持つのはシティ。受けに回ったコペンハーゲンはまずは普段着の守備で対抗。WGが絞り、横幅を3センターに任せる形でサイドのケアに出ていく。しかしながら、シティは当然これは研究済み。3センターの脇を逆サイドから狙う形でコペンハーゲンに狭く守ることを許させない。

 というわけでコペンハーゲンはすぐにWGに大外をカバーする4-5-1型に撤退。シティ相手に押し込まれることを許容することとなる。

 押し込むフェーズの攻略手段の初手でシティは先制。右のハーフスペースをとったデ・ブライネに対して、マッケンナの対応が少し遅れてしまったシーンとなった。

 まずはポケットを取るところから始めたシティ。初手が成立したことにより非常に気楽にプレーをするように。コペンハーゲンを押し込むことはできているし、グリーリッシュとフォーデンは負傷で痛んでいる。少しトーンダウンしてしまったのは事実だ。

 30分に近づくあたりから左のハーフスペース付近で押し返すフェーズが少しずつ見えてくるコペンハーゲン。その流れに乗ったハイプレスからエデルソンのパスミスを誘い、その流れからマットセンの同点ゴールをゲット。

 流れに乗ったコペンハーゲンはこれ以降一方的だったボール保持の頻度で少しずつ持ち返すように。プレスの強度も復活し、ハーフスペースの封鎖も徐々にこなれてくることでシティに淡白な攻撃を強いていた。しかしながら、ボールを持った時の精度が思ったほど良くなく、時折あっさりと攻撃が終わってしまうことも。そのせいで少しリズムがでなかったのはもったいなかった。

 これはいける!と思ったところで、あっさりと点を取るのがシティの怖さ。原点回帰のハーフスペースアタックにコペンハーゲンは誰もついていくことができず、終了間際にベルナルドに勝ち越しゴールを許してしまうのだった。

 後半立ち上がりからもシティがボール保持。コペンハーゲンはセットプレーからチャンスを迎えるものの、前にボールを運べる機会は非常に稀だった。

 コペンハーゲンの4-3-3のブロックもシティの3-2-5によって自在に動かされる機会が多いため、5-3-2で受ける形でシフトチェンジする。これにより、シティが押し込むという展開自体はさらに強固なものになった印象だった。

 最終的には5-4-1に移行して、サイドの高い位置から捕まえる形でプレッシングに出て行こうとするコペンハーゲン。しかしながら、シティのペースをひっくり返すことはできず。

 後半追加タイムのグラバラのファインセーブ連打は2nd legに希望を繋いだかのように見えたが、シティは三度右のハーフスペースアタックからゴールをゲット。フォーデンのゴールでファイナルホイッスル前に突き放す。

 持ち味を出したコペンハーゲンだったが、要所を抑えたシティの試合運びが上回る一戦。アウェイのシティが先勝して1st legは幕を閉じた。

ひとこと

 シティにとってアウェイの地での2ゴール差はミッションコンプリートと言っていいだろう。

試合結果

2024.2.13
UEFAチャンピオンズリーグ
Round 16 1st leg
コペンハーゲン 1-3 マンチェスター・シティ
パルケン・スタディオン
【得点者】
COP:34‘ マットソン
Man CIty:10‘ デ・ブライネ, 45+1′ ベルナルド, 90+2′ フォーデン
主審:サンチェス・マルティネス

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