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「おかえりなさい」~2021.9.5 ルヴァンカップ Quarter-final 2nd leg 川崎フロンターレ×浦和レッズ プレビュー

目次

Fixture

ルヴァンカップ
Quarter-final 2nd leg
2021.9.5
川崎フロンターレ
×
浦和レッズ
@等々力陸上競技場

戦績

近年の対戦成績

図1

 直近5年間の対戦で川崎の8勝、浦和の3勝、引き分けが2回。

川崎ホームでの対戦成績

図4

 直近10回の対戦で川崎の5勝、浦和の2勝、引き分けが3回。

Head-to-Head

<Head-to-Head>
・公式戦の浦和戦直近7試合で川崎は無敗(W5,D2)。
・トーナメント方式のカップ戦(GS除く)において、浦和は等々力で川崎相手に勝利したことがない。
・カップ戦の2ndレグでの対戦は2017年のACL以来。埼スタで浦和が川崎を4-1で下し、逆転突破を決めている。
・2レグ方式での対戦は5回目。過去4回の2ndレグは全てホーム開催のチームが勝利している。

 近年の対戦成績では川崎が優勢と1stレグのプレビューで紹介したが、カップ戦に限っても川崎に有利なデータが多かった。トーナメント戦における等々力での対戦は浦和は過去に未勝利。PKまでも連れ込んだ天皇杯も含めて、いずれも川崎の突破or勝利につながっている。

 2ndレグでの対戦は川崎にとってはACLの苦い思い出があるものの、2ndレグにおいては必ずホーム開催が勝利しているのは、1stレグを引き分けで凌いだ川崎にとっては好材料だ。

スカッド情報

【川崎フロンターレ】

・谷口彰悟、大島僚太、塚川孝輝、旗手怜央は負傷により前節メンバー外。長谷川竜也も2試合連続でベンチ外。
・車屋紳太郎、ジェジエウは前節負傷交代。
・山根視来は日本代表招集により出場不可。

【浦和レッズ】

・西大伍は前節メンバー外。
・酒井宏樹は休養の見込み。

スタメン予想

画像3

Match Facts

【川崎フロンターレ】

<川崎のMatch Facts>
・等々力での公式戦は直近18試合無敗(W15,D3)
・直近のホームでのルヴァンカップは昨季敗れたFC東京戦。
・2レグ制のトーナメントは直近7戦で5回の勝ち上がり。
・PK戦までもつれた試合は5連勝中。
・レアンドロ・ダミアンは過去7戦の浦和戦で無敗。4得点を挙げており、清水に次いで多くの得点を挙げている。
・鬼木監督指揮下のルヴァンカップでは小林悠が15試合の出場で10得点に絡んでいる。

 ようやく、ようやく等々力に川崎が帰ってくる。6月上旬の天皇杯以来およそ3ヶ月ぶりのホーム期間。無敗が続くホームで突破を決めたいところ。しかし、昨年のルヴァンカップの敗退はホームの多摩川クラシコでのこと。なんとか嫌な思い出を払拭したい。

 2レグ制のトーナメントでは比較的強みを発揮している。特に延長戦にもつれた時の勝率は非常に高い。中でもPK戦は5連勝中。ソンリョンが入団してからは負けはない上に、PKの失敗も非常に少ない。

 2ndレグは0-0でも勝ち抜けは決まるが、バックスに本職じゃない選手の起用が想定される中で引きこもって逃げ切りに舵を切ることはないだろう。浦和戦に強いダミアンと鬼木監督政権下のルヴァンカップで非常に多くの得点に絡んでいる小林の2人を軸に勝利を決める得点を掴みたい。

【浦和レッズ】

<浦和のMatch Facts>
・直近3試合のアウェイでの公式戦は全て無失点。
・今季のルヴァンカップのアウェイゲームは4戦無敗。
・その4試合で7得点を挙げており、ホームの3得点の倍以上。
・直近2年のルヴァンカップは準々決勝で敗退している。
・興梠慎三は川崎戦で通算10得点。当該カードにおいて小林悠と並んで最多得点者。
・リカルド・ロドリゲス監督は浦和での指揮39試合で平均勝ち点1.74。過去に率いたどのチームよりも高い数字。

 1stレグのプレビューでも触れた浦和の手堅さだが、アウェイにおける戦いにおいてはよりそれが際立つ印象である。

 ルヴァンカップにおいてはアウェイでの得点が多い。準々決勝で負けている過去2年の雪辱を等々力で果たすことが出来るだろうか。

 得点が必須の2ndレグにおいてはFW陣の活躍は必須。休養を挟んだユンカーに加えて、川崎戦で10点を挙げている興梠にも期待はかかる。今季はなかなかコンディションが整わないが、大舞台で輝きを見せたいところ。ロドリゲス監督初年度のルヴァンカップをここで終わらせないためには彼らの奮起が求められる。

展望

■勝敗を分ける局面は

 1stレグのプレビューとレビューで書いたので両チームの特徴と戦い方はそこを参考にしてほしい。

 というわけで今回の展望はあっさりめに。2ndレグも1stレグと同じでどれだけメンバーが揃うかが重要である。特にSBは両チームとも1stレグでアキレス腱になっていただけに、西と旗手の復帰が可能かどうかは重要な要素となる。

 川崎のマネジメントがしんどいのはSBだけではない。7~8人の欠場メンバーからどれだけ復帰できるかは大きな試合の分かれ目になる。特に小林や鬼木監督のコメントを聞く限りはCB陣の車屋、ジェジエウ、谷口の復帰は難しそう。誰が入っても急造のDFラインとなることは濃厚だ。

 ちなみに予想スタメンで脇坂を控えに回したのは、試合を通してエリア内に走り込めるIHを確保するため。サイドで絶対的な突破力のある三笘を失った現状だと、崩しにIHのオフザボールの動きは必須。橘田が後半にSBに入ることが濃厚なことを考えれば、後から出てくるのは小塚よりも脇坂の方がベターだろう。

 DFラインに経験が浅い選手が入ることを加味すれば、川崎的には前線にボールを入れられる機会そのものを積極的に阻害したい。江坂までスムーズにボールを運ばせてしまうとNGなのは1stレグで分かったので、そこまで持って来られてしまうと、あとは神頼みになってしまう。

 加えて、2ndレグでユンカーが戻ってくることを想定すれば、駆け引きの面でも浦和側への更なる上積みが想定される。川崎的には今季最もDFラインと相手の前線の能力差が大きい試合になるはず。DFラインでツケを払ってきたこれまでのやり方は通用しないと考えられる。

 となると、理想はプレスでなるべく長い時間押し切ること。この試合の分かれ目は浦和の自陣からのビルドアップと川崎の敵陣でのプレスの力関係がどちらに転がるかにかかっている。浦和は自陣深くのボールコントロールの部分、川崎は敵陣深くでプレスをかけ続ける体力の部分に懸念がある。この懸念を抱えながらも、優位に立つチームはどちらかがゲームの大きなポイントになるだろう。

 浦和としては1stレグで良質なプレスを行った前線を継続するか、ユンカーを組み込んで得点力を上げるかは悩みどころなはず。川崎で言えば90分、120分のゲームコーディネートが普段以上に重要になる。得意の延長戦もこの試合においては優位とは言えないだろう。ベンチメンバーも含めて遜色がないのはむしろ浦和の方かもしれない。

 90分間のどこで勝負するか。そのポジションに誰がいるかをそれぞれが気を遣わなければいけない試合。誰かがスーパープレーを見せてくれることを祈るのではなく、自分がプレーしやすいようにする努力を惜しまない姿を期待したい。ACL前の大一番。スカッド的にも正念場の川崎が3ヶ月ぶりの等々力で見せる試合がどのようなものになるのか。スタンドの観客の一員として、3ヶ月分のお疲れ様の気持ちとともに拍手でチームを後押ししたい。

参考
transfermarkt(https://www.transfermarkt.co.uk/)
soccer D.B.(https://soccer-db.net/)
Football LAB(http://www.football-lab.jp/)
Jリーグ データサイト(https://data.j-league.or.jp/SFTP01/)
FBref.com(https://fbref.com/en/)
日刊スポーツ(https://www.nikkansports.com/soccer/)

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