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「Catch up La Liga」~2024.2.24 ラ・リーガ 第26節 アルメリア×アトレティコ・マドリー ハイライト

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窮地を打開したロメロがCL帰りのアトレティコから勝ち点をもぎ取る

 インテルとの息を飲むような緊張感の張りつめた90分を終えたアトレティコ。休む間もなくアウェイ連戦。最下位のアルメリアのホームに乗り込んでのリーグ戦を迎える。

 アトレティコの左右の高さはややアシンメトリー。左サイドのCBのヘイニウドがSB的な立ち位置を取ることで同サイドの押し上げに成功。押し出される形で前に出ていったリーノが左サイドをえぐり、早々に先制ゴールをもたらす。

 リードされたアルメリアだが、特に焦る様子はなし。CBが広がり、GKを絡めたビルドアップを行いながらアトレティコの守備に挑んでいく。アトレティコもリードしたこともあり、特にボールを持たれる状況を同行しようという意思はなし。バックラインに自在にボールを持たせる。

 アルメリアも非保持に回れば同じスタンス。5-3-2で組む形でアトレティコのバックラインには猶予を与える。ただし、アトレティコはデ・パウル→バリオスの裏パス一撃から決定機を生みだしたようにブロックの外側から一気に破壊するメソッドを持っている。特に右のSBであるプビル周りをリーノやバリオスを中心にアトレティコはしつこく狙っていた。

 なかなか劣勢で苦しい展開のアルメリアだが、前半の内に追いつくことに成功。27分にロメロがライン間からの振り向きざまのシュートで同点に。前を向くこともままならない中の劣勢を見事にひっくり返す一撃を決めてみせた。

 後半も互いにバックラインは余裕を持ちながらボールを動かしていくスタート。保持面での解決が求められる展開になった。だが、なかなか膠着した状況の中でクリティカルな崩しを出すのは難しい。よって、数少ないトランジッションの機会からアトレティコは勝ち越しゴールをゲット。どこかに出しそうで出さない状況が続いたデ・パウルのドリブルにアルメリアは後手を踏みまくってしまい、あっさりとゴールを陥れられてしまった。

 これ以降はブロックを組むアトレティコに対して解決策を探す展開に。5-3-2で組むブロックは強固ではあったが、一瞬のスキを見せてしまったヘイニウドの背後を取ったのはまたしてもロメロ。実質独力で殊勲の同点ゴールを仕留める。

 勝ち越しゴールを狙う両軍は中盤の激しいタックルの応酬でボール運びを阻害しあう。この中盤のタックル合戦を1枚はがしていかに前を運ぶかが問われる終盤戦となった。

 後半ATにはモラタとメレーロにそれぞれ決定機が訪れたが、いずれもこの場面を決めることができず。試合はそのまま痛み分けで幕を閉じた。

ひとこと

 悪くはないけど勝ち点を取れない状況が続いたアルメリア。ようやく強豪チームからの勝ち点奪取に成功した。

試合結果

2024.2.24
ラ・リーガ
第26節
アルメリア 2-2 アトレティコ・マドリー
エスタディオ・デ・ロス・フエゴス・メディテラネオス
【得点者】
ALM:27‘ 64’ ロメロ
ATM:2‘ コレア 57’ デ・パウル
主審:アルベロラ・ロハス

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