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「Catch up Premier League」~2024.4.7 プレミアリーグ 第32節 シェフィールド・ユナイテッド×チェルシー ハイライト

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実らない守備固めで2ポイントを失う

 前節はマンチェスター・ユナイテッド相手に劇的な勝利を挙げたチェルシー。出し入れが多い試合が続きつつも地味に無敗の記録は続いている。最下位のブレイズ相手にここはきっちりと勝ち点を積み重ねておきたいところである。

 ボール持つのは順当にチェルシー。RSBに入ったディサシを含めた3人のCBでブレイズの2トップに対してズレを作る形で組み立てを行っていく。

 一方のブレイズはボールを奪ったらとりあえず前に蹴るスタート。落ち着かずポンポン蹴るような展開を誘発する。チェルシーはあまりこの傾向を抑制できなかったように思えるが、保持で押し込む機会が多いことを活かしセットプレーから先制点をゲット。CKから久しぶりの先発となったチアゴ・シウバが先制点をゲット。ブレイズはドフリーでシュートを許してしまった。

 チェルシーは先制ゴール後も保持からペースを握る。ショートパスを繋ぎながらもパルマーの裏抜けなど奥行きをもたらすプレーでブレイズのゴールに迫っていく。

 だが、チェルシーは自陣のMF-DF間のスペースが空きやすくバイタル管理が甘め。ブレイズは強引な裏抜けは阻まれていたが、ライン間のパスは刺さるように。すると、ここのエリアでパスを受けたマクバーニーがタメを作り、裏に抜けたボーグルから同点ゴールをゲット。試合を振り出しに戻す。

 追いつかれたブレイズは保持でもう一度巻き直しを図るが、途中でパスミスが出てしまいどうも安定しない。リズムを掴みきれないまま試合は同点でハーフタイムを迎える。

 後半もペースは同じ。ゆったりとしたボールを持つチェルシーが押し込んでいくスタートとなった。中盤でパスの切れ目を使って加速。繋ぎながら前に出ていく。左右に揺さぶりながらブレイズの3センターを揺さぶり、その脇からパルマーが顔を出す形で攻撃で勢いをつけていく。

 一方のブレイズもブレアトンが裏抜けから起点を作る形で地道に陣地回復。チェルシーに対してこちらも細かいパスワークから裏抜けで流れをひっくり返していく。ただし、アタッキングサードに迫る頻度は雲泥の差。優勢に立つチェルシーがパルマー→マドゥエケから勝ち越しゴールを奪う一方で、ブレイズはセットプレー以外でゴールに迫ることができない。

 勝ち越した後も手を緩めず敵陣に向かっていたチェルシー。だが、試合終了間際に落とし穴。マクバーニーを中心に競り合いからなんとかボールを繋ぎ、最後に再びマクバーニーが抜け出しからゴールを奪い取ってみせた。守備固めで交代に入ったバディアシルはマクバーニーとの競り合いに敗れてしまった。

 今節の劇的ゴールはチェルシーにとっては悪い方向に。ブレイズに土壇場で同点ゴールを許してしまい、後半ATに勝ち点2を失うこととなった。

ひとこと

 やっちまったな!チェルシー!

試合結果

2024.4.7
プレミアリーグ 第32節
シェフィールド・ユナイテッド 2-2 チェルシー
ブラモール・レーン
【得点者】
SHU:32′ ボーグル, 90+3′ マクバーニー
CHE:11′ シウバ,66′ マドゥエケ
主審:ロベルト・ジョーンズ

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