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「Catch up League 1」~2024.4.21 リーグアン 第30節 パリ・サンジェルマン×リヨン ハイライト

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CL直後は問題にならず

 バルセロナに対して数的優位を活かしての逆転突破を見せたパリ・サンジェルマン。ここからのリーグ戦はまた調整モードに突入。CLに再びフォーカスするためのリーグ戦での戦いが始まる。

 バックラインは3枚でのビルドアップを行うパリ。右のSBであるハキミをのぞいた3枚のビルドアップで敵陣に進み、リヨンの縦と横にコンパクトな4-4-2をどのように打ち破るか考えるはずだった。しかしながら、あっさりとパリはこのブロックを破る。左サイドで仕掛けていたバルコラの1on1からハーフスペースの裏抜けを見せたアセンシオが揺さぶりをかけると、これがマティッチのオウンゴールを誘発する。

 リヨンはハイプレスに来る様子の全くないパリに対してバックラインからボールを動かしていくが、ボールを引っ掛けてしまうとあっさりとパリはカウンターにつながってしまう。カウンターの精度自体は左サイドが良好。早い攻撃からペースを握る。

 パリはセットプレーから追加点をゲット。ベラルドのゴールでさらにリヨンを突き放す。勢いに乗るパリはそのままリヨンを敵に押し込むフェーズ。リヨンが前に出ていくのであれば、パリとしては当然早い展開は歓迎だし、別に遅くてもなんとも思わない。押し込むフェーズにおける崩しに関しては問題ないクオリティだし、もちろんカウンターは得意分野である。

 リヨンは押し込むフェーズやファストブレイクからの右サイドの活用からリベンジを図るが、パリはそうしたものにもおかまないまし、むしろ、強気に出てきたリヨンのプレスをきっかけにカウンターに出ていくこともあった。

 パリはポゼッション局面の落ち着いた流れから3点目をゲット。ラモスがぽっかりと開いてしまいゴールを叩き込んだ。それとは全く異なる形で4点目を手にしたパリ。ファストブレイクから再びラモスが仕留めてさらに得点を積み重ねる。

 リヨンはアタッキングサードの突破口である右サイドからヌアマが強引に仕掛けてなんとか1点を返す。だが、後半も含めてなかなか状況は好転せず。保持ベースで試合を進めようとするパリに対して、最後までゆったりとした保持を咎めようとする姿勢は素晴らしかったが、結果としてはどうにもならなかったが先に来てしまう。

 ギアアップを挑むリヨンを余裕を持ってクローズしたパリ。CL後の試合も問題なく勝利を手にした。

ひとこと

 パリはCL後でも特に問題なくプレー。強度面での不安を試合運びのうまさで覆い隠したという印象だった。

試合結果

2024.4.21
リーグアン
第30節
パリ・サンジェルマン 4-1 リヨン
パルク・デ・フランス
【得点者】
PSG:3′ マティッチ(OG), 6′ ベラルド, 32′ 42′ ラモス
OL:37′ ヌアマ
主審:フランソワ・ルトゥグシェ

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