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「Catch up Copa America」~2024.6.29 コパ・アメリカ 2024 グループA 第3節 アルゼンチン×ペルー ハイライト~

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メンバーを入れ替えてなお大きな壁になったアルゼンチン

 すでにグループステージの突破を決めているアルゼンチン。この試合ではメッシをはじめとしてターンオーバーを敢行。勝たなければ道が開けないペルーにとっては少しはチャンスがある状況と言えるだろう。

 アルゼンチンはゆったりとボールを持つスタート。ペルーはまずは引いて受ける状況を割り切るところからはじまる。5-3-2の陣形で構えつつ、2トップの片側がアンカーのパレデスにチェックをかけるなど非常に慎重なスタートだった。

 アルゼンチンは大きく左右に動かしながら糸口を探っていく。サイドから押し上げつつ、ボール奪取を高い位置から行うことで一方的にボールを持つ流れを作り出す。

 安定した押し下げを見せるアルゼンチンだが、ボックス内を崩す決め手はなかなか見つからず。ワンタッチから抜け出すラウタロだったり、縦パスで一気にゲインするパターンで緩急をつけたり、あるいはサイドからの押し下げの折り返しをロ・チェルソがミドルを打ったりなど、スペースを作り出すなど丁寧な作業から壊しにかかる。

 アルゼンチンがジリジリとゴールに近づく中でペルーは起点を作れないままハーフタイム。スコアレスながら両チームの手応えは対照的なものであった。

 後半、アルゼンチンは早々に試合を動かすことに成功。ディ・マリアとラウタロのつるべの動きからやや前がかりなペルーのハイラインを破ると、先制ゴールを決める。ペルーは強気の迎撃姿勢が裏目に出た格好となった。

 これ以降もペースはアルゼンチン。CKからネットを揺らした場面はロ・チェルソのファウルで取り消されるが、その後もディ・マリアのクロスからハンドでPKを獲得。だが、これをパレデスが決めきれず試合を決定づけることができない。まぁ、決定づけなくても突破は決まっているのだけども。

 セットプレー、ミドルなどペルーも追いつく道を模索する展開となったが、最後に試合を決めたのは再びラウタロ。体を相手に当てながら泥臭く抜け出すと1on1を仕留めて追加点をゲットする。

 結局、試合はそのまま終了。ペルーは突破の最低条件の勝利を満たすことはできず、グループステージ敗退となった。

ひとこと

 メッシがいないなりのアルゼンチンのハイプレスはまた異なる支配力を感じるものであった。

試合結果

2024.6.29
コパ・アメリカ 2024
グループA 第3節
アルゼンチン 2-0 ペルー
ハードロック・スタジアム
【得点者】
ARG:47‘ 86′ ラウタロ・マルティネス
主審:セサール・ラモス

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