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「Catch up EURO」~2024.6.24 EURO 2024 グループB 第3節 アルバニア×スペイン ハイライト~

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3位突破を狙うアルバニアに総入れ替えのスペインが立ちはだかる

 すでにグループステージ首位通過を決めているスペイン。継続起用はCBのラポルテのみ。それ以外の10人は総入れ替え。なんとか3位を確保したいアルバニアにとってはまたとないチャンスのはずである。

 高い位置からプレスをかけるスタートとなったアルバニア。しかしながら、CB+スビメンディ、メリーノのどちらかの降りるアクションからボールを動かしていく。メンバーは入れ替わっても問題なくボールを回すことができるというスペインのDNAは健在であり、アルバニアのプレスへの野心は早々に打ち砕かれることとなる。

 ミドルブロックを敷くこととしたアルバニアだが、スペインにコンパクトなライン間をあっという間にこじ開けられてしまう。降りるアクションでアルバニアの2列目を引き出すとライン間はどうしても空いてしまう。フェラン・トーレスの先制点は間延びした中央のスペースにダニ・オルモが入り込み、縦パスを繋ぐ工程の中継点を果たすことで成立したゴールであった。

 以降も一方的に押し込む展開を続けるスペイン。先制点を縦にポゼッションを続けていく。アルバニアはスペインの即時奪回の餌食には合わなかったものの、外循環のポゼッションではゴールに近づくことすらできず。ボールの奪いところも前に進め方もわからないまま、ただただスペインに絡め取られていく。試合は一方的なスペインペースでハーフタイムを迎えることとなった。

 追いかけるアルバニアはハイプレスでスタート。スペインはこのハイプレスに対して落ち着いて対応。ホセルを初めて降りるアクションから左右に揺さぶることで浮いているスペースから前進していく。

 アルバニアにとっての救いは自分自身がハイプレス回避に対応できたこと。CHのアスラニとラマダニが浮くことでここから左右に動かすことができていた。FKで裏をとるブロヤなど相手を出し抜くアクションを出していくことができていた。

 サイドには交代カードでクロアチア戦で躍動したホッジャを投入。終盤にも攻撃のポイントを作ることで保持に回れば勝負することができていた。

 しかしながらサイドにポイントを作りながらポゼッションの機会をきっちり確保するスペインに対しては苦戦。攻撃に打って出るシーンでも威力不足であり、最後まで牙城を崩すことができなかった。

 終わってみれば総入れ替えのスペインがアルバニアに道を譲らず。3連勝でグループステージを突破した。

ひとこと

 ダニ・オルモ、やっぱり好きだ。

試合結果

2024.6.24
EURO 2024
グループB 第3節
アルバニア 0-1 スペイン
デュッセルドルフ・アレナ
【得点者】
ESP:13‘ トーレス
主審:グレン・ニーベリ

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