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「Catch up EURO」~2024.6.26 EURO 2024 グループF 第3節 チェコ×トルコ ハイライト~

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乱戦に持ち込まれるも最後の最後に決勝点を掴み取る

 シンプルに勝った方が突破というグループステージ最終節。特に、ここまで勝利がないチェコには3ポイントが大事ということになる。

 よって、バタバタを演出したのはチェコ。立ち上がりから中盤でボールを奪い合いつつゴールに迫るアクションに先に手をかけていく。奪ったら少ない人数でフィニッシュまでかけていくチェコは早々に得点を決めようという気概が見えた。

 一方のトルコは試合を落ち着かせたい。ギュレルが列を落ちることでボールを受けて少しずつ状況を沈静化。左右にボールを動かしながら、敵陣に進んでいく。敵陣に入っていくと追い込みながら勝負をかけるプレスに出ていくトルコ。CBが開くチェコのポゼッションを片側サイドに追い込んでいく。

 徐々にチェコはトルコのポゼッションに対してプレスに行くのがキツくなる。シャドーの位置が下がることで少しずつトルコの保持の時間が長くなる。さらには20分にはバラークが2枚目の警告で退場。これで残り時間は10人になる。

 5-3-1のような5-4-0のような形で自陣を固めるチェコに対して、トルコが一方的に押し込んでいく流れに。それでもチェコはカウンターから決定機を創出。左サイドに流れて大チャンスを迎えるが、ギュノクのファインセーブでスコアレスでハーフタイムにたどり着く。

 後半も数的優位のチェコが畳み掛ける流れは継続。左右からクロスを上げ続け、セカンドボールを拾うことで波状攻撃を生み出し、最後はチャルハノールが先制ゴールを決める。

 失点でいよいよ追い込まれたチェコ。ここからは死なば諸共で前からのプレスで乱戦を仕掛けていく。トルコはこのチェコの姿勢に対して、前半ほど落ち着いて試合を鎮めることができなかった。その結果、チェコはセットプレーからソーチェクが追いつくことに成功。試合は1-1のタイスコアになる。

 10人で追いつければ上々ではあるけどもこの試合でチェコに必要なのは勝利。引き続き、乱戦に持ち込みながら落ち着かない展開を仕掛けていく。トルコはカウンターに打って出る機会が当然生まれたが、チャルハノールやギュレルがいなくなった状態では精度が足りない。

 どちらに転がるかわからない試合を制したのはトルコ。カウンターからなかなか存在感を発揮することができなかったトスンが終盤にマッチウィナーとなるゴールを決めて勝負あり。乱戦に持ち込んだチェコに屈せず、ノックアウトラウンド進出を決めた。

ひとこと

 審判のコントロールもゲーム運びも不安なトルコだったが、なんとか目標達成。ノックアウトラウンド進出を決めた。

試合結果

2024.6.26
EURO 2024
グループF 第3節
チェコ 1-2 トルコ
フォルクスパルク・シュタディオン
【得点者】
CZE:66′ ソーチェク
TUR:51′ チャルハノール, 90+4′ トスン
主審:イシュトヴァン・コヴァーチ

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