代表メンバー
▽GK
1 クーン・カステールス(ボルフスブルク)
12 トーマス・カミンスキ(ルートン・タウン)
13 マッツ・セルス(N・フォレスト)
▽DF
2 ゼノ・デバスト(アンデルレヒト)
3 アルトゥール・テアテ(レンヌ)
4 ボウト・ファエス(レスター・シティ)
5 ヤン・フェルトンゲン(アンデルレヒト)
15 トーマス・ムニエ(トラブゾンスポル)
21 ティモシー・カスターニュ(フルハム)
25 マクシム・デ・カイパー(クラブ・ブルージュ)
▽MF
6 アクセル・ビツェル(A・マドリー)
7 ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)
8 ユーリ・ティーレマンス(アストン・ビラ)
9 レアンドロ・トロサール(アーセナル)
16 アステル・ブランクス(ボルフスブルク)
18 オレル・マンガラ(リヨン)
23 アーサー・フェルメーレン(A・マドリー)
24 アマドゥ・オナナ(エバートン)
▽FW
10 ロメル・ルカク(ローマ)
11 ヤニック・カラスコ(アルシャバブ)
14 ドディ・ルケバキオ(セビージャ)
17 シャルル・デ・ケテラーレ(アタランタ)
19 ヨハン・バカヨコ(PSV)
20 ロイス・オペンダ(ライプツィヒ)
22 ジェレミ・ドク(マンチェスター・C)
■監督
ドメニコ・テデスコ
GS 第1節 スロバキア戦
初戦にして2年前の悪夢がよぎる
互いに積極的にプレスに出ていくスタート。好感触だったのはベルギー。トロサールが1つ前に出る形でオールコートマンツーのような形でプレッシャーをかけてロングボールが乱れたところを回収する。
後方は同数で受けるという不安もあった。ファエスの立ち上がりなど綱渡りの部分もあったが、後方の同数を受けることで確かに高い位置から奪い切れる場面もあったので、この辺りはリスクを取る意義はあったと言えるだろう。
スロバキアのプレスはWGの外切り+IHの外スライド。オレたちの川崎フロンターレスタイルである。この設計自体はまぁそういう形もあるかという感じではあるが問題は後方。CBのライン設定がガタガタでルカクの裏抜けをことごとくオンサイドに。ずれが起きやすいプレスの仕組みだからこそ、簡単に預けて決定機がある状態は全然よろしくない!という感じである。
しかしながら、先にプレッシングに対してミスが出たのはベルギー。「あれ?ここは敵陣だっけ?」と思うようなドクの大胆な仕掛けからのロストがスロバキアの先制点の源であった。
以降はベルギーのバラバラ感が目立つ展開に。CHは互いの位置関係を見ずにそれぞれが別個でプレーしているかのような状況。いつまで経ってもパスは出てこないのでデ・ブライネが降りるアクションをするように。SBのカラスコはWGの背後で受ける機会を作りたさがあったが地面に根が生えたように手前で受けるアクションに終始。バックスのユニットはビルドアップのところで互いを見なかったり、相手との位置関係に変化をつけたりなどができず。ボールを動かして勝負するという観点でベルギーはなかなかにしんどさがあった。
前線は単調さが目立つ。ドクは愚直に縦に行くことしかできず、トロサールはカットインから相手にひっかけまくるまずい出来の日、ルカクは抜け出した後のボールコントロールがバタバタ。1回目のシュートミスでW杯の悪夢を思い出してしまったかのようなフィニッシュワークだった。
そんなベルギーに対してスロバキアは効果的に前進。サイドもバイタルも埋める気力が欠けているベルギーのCHを手玉に取りながらゴールに迫っていく。攻守に覇気がないままベルギーの前半は終わることとなった。
後半、ベルギーは左右のWGを入れ替える。これでドクには多くの選択肢ができていたが、後方から攻め上がるカラスコとの連携はなかなかしんどいものがあり、左サイドの活性化とまではいかなかった。
さらにはスロバキアの機を見たハイプレスにも苦戦。大きく動かすことはできていてもSBがなかなか高い位置を取れずに後ろに重くなってしまえば繋ぐことは難しい。スロバキアのプレスに屈する怪しさはただよっていた。
引っかけてはスロバキアにカウンターを撃たれることとなったベルギー。中盤主体でボールを奪うと、そこから相手を見ながらボールを動かすスロバキアが着実に陣地回復をこなす。
バカヨコの登場によりデ・ブライネはCHに移動。カラスコやファエスにブチギレながら立ち位置の指導を絶えず行っていた。だが、ベルギーのバックラインは一向に開く動きも上がる動きもしないので、ヤケクソ気味に縦パスを刺そうとしてはロボツカを中心とした守備ブロックに回収されてしまいカウンターから陣地回復を狙うという流れになってしまう。
やぶれかぶれで前線の個人にかけるしかないベルギー。オペンダの抜け出しからルカクがゴールを決めたかと思われたが、これはハンドによって取り消し。ルカクは直前のオフサイドと合わせてこの日2回目のゴール取り消し。あらゆる決定機逸も含めてW杯の悪夢が蘇るかのようだった。
初戦にて悲壮感漂う敗戦を喫してしまったベルギー。残り2試合での立て直しは間に合うだろうか。
ひとこと
決定機を決められなかったルカクとか、自陣で意味不明なプレー選択で失点を招いたドクが悪目立ちした試合だけども、ベルギーがよりヤバそうなのは中盤より後ろ。保持でパートナーを見ず、ネガトラでダラダラとしかポジションを埋めないCH、保持での爆弾パスに終始し、非保持でも軽率な対応が目立つCBとカラスコなど課題は山積み。メンバーの大幅入れ替えなどを伴う解決策探しに着手しても不思議ではない。
試合結果
2024.6.17
EURO 2024
グループE 第1節
ベルギー 0-1 スロバキア
フランクフルト・アレナ
【得点者】
SVK:7′ シュランツ
主審:ウムト・メレル
GS 第2節 ルーマニア戦
外と中で押し下げのポイントを作ったベルギーが悪夢払拭に成功
初戦をスロバキア相手に落としてしまったベルギー。2戦目はなんとか勝利を収めたいところだが相手はウクライナを倒して勢いに乗るルーマニア。オランダ×フランスやイタリア×スペインとは異なる意味で注目の2節のカードと言えるだろう。
しかし、そんなワクワク感とは裏腹に試合は早々に動く。トランジッションの応酬から先制点を奪ったのはベルギー。深さをとったルカクを活用し、ティーレマンスのミドルで早々に試合を動かしてみせた。
トランジッションに関しては両チームには明確な差があったように思える。ベルギーは前節までの不安定さはどこへやら。時間をもらったCBから組み立てを行うと、ここから外循環でWGにボールをつけるか、IHに縦パスを通すかのどちらか。インサイドに入るデ・ブライネは後ろをオナナとティーレマンスに託して、チャンスメイクにフォーカス。ドリブルからゴール前に侵入したり、WGに散らして勝負する舞台を整えたりなどを行っていた。
大外のWGがピン留めのポイントになる。ルケバキオはバカヨコやドクほどは癖がなくシンプルにプレーするのがこの試合では良かった。CFのルカクは深さをとるマシンに。正しく効いている時のルカクである。WGとCFによって相手陣内に深さをとるアプローチには事欠かなかったベルギー。前半の主導権は一方的だったといっていいだろう。
対するルーマニアは前線の起点作りに苦戦。前節はボールを収めることができていたドラグシュはベルギー相手だと起点としてまるで機能せず。中央ユニットのフィジカルさを活かしたベルギーにシュートどころか陣地回復すら許しらもらえなかった。
後半、ルーマニアは右サイドのマンからカットインでスタート。立ち上がりは互いにハイプレスから主導権を握りにいく。ベルギーのハイプレスをひっくり返す形でミハイラの抜け出しからチャンスを迎えるなど、前半にチャンスのなかったルーマニアもゴールを脅かすことができる序盤戦となった。
しかしながら、5分もあればベルギーは保持で主導権を奪取。ルーマニアは4-1-4-1のミドルプレスに移行する。すると、中央でのボール奪取からベルギーはカウンターでルカクがネットを揺らす。待望の初ゴールかと思われたが、またしてもこれはオフサイド。ルカクはまだトンネルを抜け出すことができない。
ルカク事変の直後はベルギーは自陣でバックパスをミスしてルーマニアに決定機を与えるなど一時的に不安定になる。終盤は互いにフリーのバックラインから前線への一発裏抜けからチャンスを伺う形に。撃ち合いになれば有利なのはベルギー。GKのカステールズからの裏抜けからデ・ブライネが追加点をゲット。これで試合は決着。カステールズはファインセーブにフィードでアシストと大車輪の活躍であった。
立ち上がりと締めに1得点ずつを重ねて悪夢の開幕節を払拭したベルギー。グループEを混戦に持ち込むことに成功した。
ひとこと
緩さもないこともなかったが1節目とは別人だったベルギー。WGとCFでピン留めできる相手にはめっぽう強そう。
試合結果
2024.6.22
EURO 2024
グループE 第2節
ベルギー 2-0 ルーマニア
ケルン・スタジアム
【得点者】
BEL:2′ ティーレマンス, 80′ デ・ブライネ
主審:シモン・マルチニャク
GS 第3節 ウクライナ戦
打開策を見いだせないウクライナがEUROを終える
同じ勝ち点3同士のグループEの最終節。だが、共に生き残る道があるスロバキア×ルーマニアと異なり、こちらのカードはDead or Alive。もう一会場の勝敗がつかなかった時点でベルギーかウクライナのどちらかのEURO2024はここで終わりを迎えることが確実である。
仕掛けたのはドローの場合、ベルギーよりも順位が下になるウクライナ。5-3-2ながら2トップからサイドに誘導し、サイドで高い位置に捕まえに行くことでベルギーの保持を阻害する。左サイドはWBのマイコレンコ、右サイドはIHのシャパレンコがサイド封鎖の切り込み隊長を務めていた。
ベルギーの対応は非常に落ち着いたものだった。左右にスライドしながら、ウクライナにスライドを強要。特にデ・ブライネがサイドに流れて長いパスからサイドを変えるパスを出すという動きはウクライナの閉じ込める方策の裏を突くアクション。ベルギーはデ・ブライネとトロサールという預けどころがあったことで、ウクライナのプレスの鎮静化を図ることができていた。
もっとも、ベルギーの試合運びが完ぺきだったわけではない。プレスは緩く、中盤のスペースはがら空きになりやすい。スダコフやシャパレンコが前を向けばスピードアップを図ることはできており、そうなればベルギー陣内に攻め込むこともできていた。
ウクライナの惜しむらくはベルギーのパスミス発生時のポジトラに鋭さがなかったこと。相手の陣形がかなり乱れている状態で攻め切るシャープさがあれば、もう少し楽に得点が取れたように思える。
ライン間を侵入されたベルギーは4-3-3にシフト。引きわけでOKのベルギーは徹底して安全第一である。それでもウクライナにライン間に侵入はされていたけども。
それでもデ・ブライネを使った強引な前進から反撃をするなど凄みを要所で見せるベルギー。試合はスコアレスでハーフタイムを迎える。
後半はウクライナが前半のようなハイプレスで出ていくスタート。前半と同じくベルギーはこのプレスをポゼッションで丁寧に外しつつ前進。敵陣にゆったりと入っていく。
前線を入れ替えることで後半もフレッシュさを担保したベルギー。カラスコがゴールに迫っていくが、ゴールのネットを揺らすことができない。
一方のウクライナも前線のメンバーを増やしていくが、こちらは動きが重たくゴールに迫る方策を見せることができない。CKから直接ゴールを狙うトリックプレーもカステールスに阻まれてしまい、空振りとなった。
試合はそのまま終了。他会場でも引き分けとなったため、ウクライナのEUROはここで終わりを迎えることとなった。
ひとこと
豊富なポジションチェンジと鋭さから攻め手には事欠かないイメージのウクライナだったのだけども、いつの間にかそうした多彩さも鋭さも消えてしまったのが残念だった。
試合結果
2024.6.26
EURO 2024
グループE 第3節
ウクライナ 0-0 ベルギー
シュツットガルト・アレナ
主審:アンソニー・テイラー
Round 16 フランス戦
重たい試合の命運を分けたオウンゴール
グループステージが死力を尽くす戦いになったベルギー。ノックアウトラウンドに対峙するのはフランスとタフなモードは続くが、絶望的な開幕戦から比べれば状態が上向きになっているのは救いだろう。
ベルギーの保持の陣形は3-2-5。カスターニュを片上げする形での変形で4-4-2からズレを作りにいく。フランスはエンバペがややインサイドに入って前残りし、その背後をラビオがカバーする4-4-2で対応していく。バックラインにはマークをつけず、ベルギーのCBは自由にボールを持てる状態だった。
ベルギーの起点作りは個人の質的優位ベースのものが1つ。サリバ相手でもそれなりに深さを作れるルカクやウパメカノ相手に反転を決めることができるオペンダを入れてアタッキングサードのスイッチを入れていく。回数は多くなかったが、前を向く形を作ることができればドクも勝負はできそう。フランスはグリーズマンが駆り出される上にカードを出されてしまったのは辛いところであった。
あとは構造的にズレを作るパターンも。片上げされたカスターニュがテオを自陣に引っ張り出すことができれば、その背後をカラスコで攻め込むことができる。そういう状況になれば抜け目なくデ・ブライネが加勢して一気に攻略に挑む。個人の質と構造的のズレで先に手応えを得たのはベルギーだった。
フランスもバックスは自由にボールは持てる状況。2人のCBにカンテとチュアメニ、あとはボールサイドのSBも時折ビルドアップに顔を出すというフランスのスタンスだった。
アタッカーとラビオは中央に集結し、サイド攻撃は人数が少ない状態に。大外はSBが取ることが多く、スピードに乗った状態以外ではなかなかきっかけを作ることができない。その状況を変えたのは後方からのフィード。ピンポイントでの体格フィードでクンデにスペースを与えるチュアメニは見事。何もないところからテュラムのシュートシーンを作り出すことに成功する。
左のテオもスピードに乗るシーンを作ることで40分付近にようやく押し込むフェーズに入るフランス。さらには中央のチュアメニ、サリバなどが即時奪回から波状攻撃に移行する守備を披露することでペースは緩やかにフランスに流れる。サイドの道を通し、中央ブロックのボール奪取のサイクルを回すことで停滞気味の序盤を少しずつ動かしていく。だが、こちらもベルギーと同じく得点には至らないままハーフタイムを迎えることとなった。
後半の頭もペースはフランス。少しラインを上げたベルギーに見えたが、特にホルダーへの圧力が強まっているわけではない。よって、ベルギーは背後のスペースをフランスに渡してしまう格好に。サイドからスピードアップはもちろん、テュラムが中央で奥行きを作る動きを見せるなど、前半にあまりなかった光景も見られるようになった。
苦しい状況となったベルギー。単発でカラスコが抜け出すシーンを作り出すも、テオが素晴らしい戻りでこのチャンスを潰す。
ベルギーはオペンダに代えてマンガラを投入。デ・ブライネを1列上げる形の変更を施す。MF仕事をするデ・ブライネが入ったことで枚数的に優位を確保する。ただ、オナナもマンガラもデ・ブライネの引力を使う感じはせず。外にきっちりサリバに追いやられる機会が増えたルカクが孤立するとなると苦しい。
試合は落ち着けたが、展開は引き寄せられない状況のベルギー。だが少ないきっかけでチャンスを構築に成功すると、デ・ブライネが絶好機を迎えるが、このシュートはメニャンがシャットアウト。先制を許さない。
すると、これをひっくり返す形でフランスが先制。コロ・ムアニはサイドに押し出される格好になったが、強引に打ち切る姿勢が功を奏してオウンゴールを誘発する。
最後は3-4-1-2にシフトチェンジしたベルギー。外から外に揺さぶることでフランスを自陣に釘付けにしたが、最後までチャンスを活かすことができなかった。
苦しみながらもオウンゴールで勝ち上がりを決めたフランス。強豪対決を制してベスト8に駒を進めた。
ひとこと
結構重めの試合であったが、やらせないところをきっちりやるというメリハリのところと対応できる局面の幅でフランスがやや勝っていたかなという印象の試合だった。
試合結果
2024.7.1
EURO 2024
Round 16
フランス 1-0 ベルギー
デュッセルドルフ・アレナ
【得点者】
FRA:85′ ヴェルトンゲン(OG)
主審:グレン・ニーベリ
総括
最終節が3回あったグループステージ
GSは平たく言ってしまえば全試合クライマックスだった。初戦は負ければGS敗退の危機に瀕しているチームがプレッシャーに押しつぶされてしまったかのようなパフォーマンス。
手始めにドクが自陣で意味不明なドリブルをした結果、あっさりとロストしてゴールを割られると、そこからベルギーの出来はガタガタに。バックス、CHが互いに位置関係を見ずにそれぞれが好き勝手にプレーをするため、ボールは一向に前進せず。見かねたデ・ブライネが下がってボールを受けると、後半はバックスにブチギレながら公開立ち位置指導が始まるといった有様だった。
前線もドクは単調な仕掛けに終始し、ルカクは抜け出した後のボールコントロールがバタバタして、まったくゴールが枠に飛ばず。何とかネットを揺らしたと思ったら劇的なゴールの取り消しになるなどワールドカップの悪夢がよみがえるような敗戦だった。
2戦目は負けたら終わりという崖っぷちクライマックス。だが、パフォーマンスはこの試合では安定。ルーマニアに対してはWGとCFできっちりポイントを作れることがアドバンテージになり、深さを作ったところを中盤が攻略するというパターンがハマった。
3戦目は文字通りのクライマックス。引き分けで突破可能という状況に対して、勝たなければいけないウクライナのハイプレスを食らうことになるが、デ・ブライネの列落ちから淡々と平定すると、落ちついて勝ち点1というミッションをコンプリートして見せた。
クオリティで勝てるルーマニア、引き分けでOKだったウクライナの2試合で立て直したかと思われたベルギーだったが、Round16ではフランスにオウンゴールで敗戦。立ち上がりはズレを作ってデ・ブライネを使うという形が刺さりかけていたが、展開が重くなるにつれて選手層と後ろの堅さで優るフランスに流れを引き込まれてしまい屈してしまった。
初戦を外れ値としてもクオリティ的には厳しい大会だった。バックスの質は攻守ともに列強の中ではかなり見劣りする方で、新しい柱が必要なフェーズにきている。ルカク、デ・ブライネを追い落とすスケールのタレントも見られないうえに、両サイドには面倒見が必要なクセスゴアタッカーがズラリとなれば、すぐにはスカッドのゆがみは解消することはないだろう。
Pick up player:ケビン・デ・ブライネ
シティからの落差に耳がキーンとしたのではないだろうか。彼のようなタレントが落ちるのは普通の試合では反対なのだけども、これだけどうにもならなかったらそうなるのも仕方がない。