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「Catch up アジア最終予選」~2024.10.10 アメリカ・メキシコ・カナダW杯 アジア最終予選 グループC 第3節 バーレーン×インドネシア ハイライトレビュー

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2024年有数の超絶FK

 サウジアラビアとオーストラリアに引き分けた9月シリーズでグループCの台風の目になっている感があるインドネシア。アウェイでアジア予選においてはやや格上感のあるバーレーンとの一戦に挑む。

 立ち上がりは落ち着かないスタート。ロングボールでの競り合いがベースとなり、ともに痛む選手が出るというフィジカル色の強い立ち上がりとなった。

 どちらかといえば保持で主導権を握ったのはバーレーンの方だろう。3-2-5っぽいボール保持から機を見たハイプレスへの移行でインドネシアを追い込みにいく。ただ、ダークホースも伊達ではなく時折このプレスを交わしながら前進することもできており、試合は一進一退の展開だったと言えるだろう。

 そうした中で生まれた先制点はスーパーなFK。マルフーンの一撃は個人的には今年見たFKの中でも特大のインパクトを放つもの。無回転でのシュートを超長距離から仕留めてバーレーンが試合を動かすことに成功する。

 バーレーンは先制点以降は落ち着いたゲームメイクが目立った。相手の前線の4-1のブロックを伸縮させながら自陣におびきよせ、敵陣に侵入するための動線を作ることができていた。インドネシアも保持に回ればハーフスペースへのアタックで特攻はできていたが、バーレーンはCHがこのスペースを埋めることで十分に対抗できていた感がある。

 プレスに行く頻度はリードしても変わらないバーレーンは前半の主導権を握ったと言えるだろう。中盤からスピードに乗って、アリ・マダンのパンチ力のあるシュートなどで完結するバーレーンの攻撃は確かに手応えのあるものであった。

 だが、前半終了間際にインドネシアは同点ゴールをゲット。右サイドをこじ開けてのオラットマングーンの得点でハーフタイムの前に試合を振り出しに戻す。

 後半も展開は変わらずボール保持の主体となるのはバーレーン。インドネシアはカウンターをベースにチャンスを作るというのも前半と同じ形である。

 先にスコアを動かすことができたのはインドネシア。カウンターからストゥライクがゴールを決めてついにバーレーンをひっくり返す。

 バーレーンはセットプレーを中心にインドネシアのゴールを脅かすシーンを数多く作ることができていたが、なかなかこじ開けることができないまま試合は進んでいく。だが、苦しむバーレーンをVAR絡みの遅延があったとはいえ長すぎるように思える後半ATが手助け。99分のセットプレーからマルフーンが再びしたたかにゴールを決める。

 あと一歩で最終予選勝利を挙げることができたインドネシア。目前でバーレーンに勝利をかっさらわれる格好になってしまった。

ひとこと

 マルフーンのFK、ベラボーにすごかった。

試合結果

2024.10.10
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
アジア最終予選 グループC 第3節
バーレーン 2-2 インドネシア
バーレーン・ナショナル・スタジアム
【得点者】
BHR:15‘ 90+9′ マルフーン
IND:45+3‘ オラットマングーン, 74′ ストゥライク
主審:アフメド・アルカフ

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