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「Catch up Premier League」~2024.9.15 プレミアリーグ 第4節 トッテナム×アーセナル ハイライト

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アルテタのできること探し

 レビューはこちら。

 負傷者にあふれながら強度勝負に傾きやすいノース・ロンドン・ダービーに臨むアーセナル。この試合は明確に4-4-2。トーマスとジョルジーニョという2CHは欠場のライスと異なり自陣で持ち場を離れないことを明確にするプランだった。

 そのためアーセナルの4-4-2はミドルブロックからローブロックに終始。トッテナムの保持を受けるプランとなった。トッテナムは2トップの脇に落ちるマディソンからトーマスに揺さぶりをかけると、同サイドではソンとソランケの連携からクロスに向かう。右サイドの攻略も含めてあと一歩のところまで手をかけることはできていたが、最後をマンツーマンで対応するアーセナルを外し切ることが出来ず、スコアを動かせない。

 アーセナルは保持においても少ない人数での解決を余儀なくされる展開。サカとマルティネッリの両翼はその期待に応えた。SBのホワイトとティンバーを相棒にトッテナムのサイドの守備を壊しにいく。

 押し込む手段を確保したアーセナルは高い位置からのプレスに出ていくように。序盤は4-4-2でのミドルブロックにフォーカスする展開となったが、だんだんと高い位置に出ていくなど普段着に回帰する形でアーセナルがいつも通りの姿を部分的に取り戻していく。

 トッテナムは後半の頭から再びポゼッションでアーセナルのブロック守備にチャレンジ。右サイドのクルゼフスキとジョルジーニョのマッチアップからアーセナルのブロックに穴を開けていくように。

 ただし、トッテナムの右サイドは仕上げの部分がやや単調。クルゼフスキはカットイン、ジョンソンは縦と選択肢が読みやすく、特にジョンソンの突破からの速いクロスは完全にガブリエウに見切られており、延々と跳ね返され続けることとなった。

 3トップを軸に少ない人数での反撃を狙うアーセナル。それぞれの粘りからCKを勝ち取るとガブリエウがCKから先制点をゲット。セットプレーから試合を動かしていく。

 先制点を得たことでアーセナルは前進の優先度を下げて、マルティネッリを大外のケアに回す。この移動によりインサイドに絞ったティンバーがジョルジーニョの背後のスペースを埋めることと、アーセナルの右サイド側からのクロスの対応に出ていけるようになった。

 スターリング、ジェズスの投入以降はアーセナルはややバタバタしたが、トッテナムのボックス攻略を最後まで跳ね返し続けることに成功。苦しいやりくりの中でノースロンドンダービーをものにした。

ひとこと

 キヴィオルを投入しての5バックではなく、ヌワネリを投入したアルテタにはとても驚かされた。

試合結果

2024.9.16
プレミアリーグ 第4節
トッテナム 0-1 アーセナル
トッテナム・ホットスパー・スタジアム
【得点者】
ARS:65′ ガブリエウ
主審:ジャレット・ジレット

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