MENU
カテゴリー

「Catch up China Super League」~2024.11.2 中国超級リーグ 第30節 上海海港×天津津門虎 ハイライト

目次

圧巻の5得点でリーグタイトルを獲得

 上海海港にとっては勝てば優勝が懸かっている大一番。後ろにぴったりと上海申花がついてきているため、非常にプレッシャーのかかる一戦となる。

 ボールを持つスタートとなった上海海港。天津は完全にボールを持たせる構え。4バックはナローであるため、上海海港は大外を使いながら押し下げていき敵陣でのプレータイムを増やしていく。

 すると上海海港は早々にセットプレーから先制点をゲット。喉から手が出るほど欲しいゴールをわずかに4分で生み出し、試合を動かすことに成功した。

 追いかけたい天津は後方からのビルドアップに着手。幅を取るポゼッションからボールを動かしつつ、前の4枚にボールを届ける形を模索する。しかしながら、中央をきっちり閉めながらコンパクトな布陣を組む上海海港に対して苦戦。ポジトラのようなやや流動性がある状態も含めて、敵陣に攻め入るためのきっかけをつかむことが出来ない。

 優勢に試合を進める上海海港はまたしてもウー・レイの抜け出しから追加点をゲット。ハーフスペースのサポート役を活用した裏抜けから一気にゴールを仕留めてさらに天津を突き放す。優勝に向けて視界が良好な状態でハーフタイムを迎える。

 後半も優勢なのはリードをしている上海海港。左の大外のバルガスから早々に決定機を迎えるなど、右のウー・レイと組み合わせながら左右のサイドで圧力をかけて勝負をかけていく。

 前にでていくための手段が見つからず、後半も苦しいパフォーマンスに終始する天津。右のCBのフィードのミスから連鎖的にエラーを繰り返しながらPKを献上。このPKをオスカルが仕留めて上海海港は優勝をほぼ手中に収めるゴールを手にする。

 優勝が確実になってもまだまだプレスに出て行くことをやめない上海海港。ハイプレスからPKの1分後にさらに追加点を奪う。

 後半の2得点以降は完全に優勝までの時間を楽しむだけのウイニングランといっていいだろう。広げながらプレスを回避する天津を咎めながら、攻撃に転じてゴールに向かう動きを延々と繰り返していくことで時計の針を進めていく。

 81分のウー・レイのゴールはケーキの家に乗ったイチゴ。大量5得点を決めた上海海港は上海申花を振り切って見事優勝を決めてみせた。

ひとこと

 ACLの予習を追っていたら中国超級リーグの優勝争いに巡り合ったでござる。5-0での優勝は勝手ながら川崎の初優勝の年を思い出した。

試合結果

2024.11.2
中国超級リーグ
第30節
上海海港 5-0 天津津門虎
浦東足球場
【得点者】
上海海港:4‘ レオ, 34’ バルガス, 55‘(PK) オスカル, 56’ 81‘ ウー・レイ
主審:傅明

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次