後半の固め打ちで大差の勝利
共に4-4-2同士の両チーム。ミラーフォーメーションということを生かしての前からのプレスで落ち着きない展開が続くたちがありとなった。先に収まりそうなポイントを見つけたのは上海申花。ルイスのポストがボールの落ち着かせどころの有力な場所になりそうな状況に。
浦項は違うアプローチから主導権を握りに行く。10分過ぎからロングボールではなくポゼッションをゆったりと行う形から前進。3-2-5もしくは2-3-5に変形することでミラーのお付き合いをやめることに。ズレを生かすことでボールを前に進めていく。
ボールの奪いどころが見当たらなかった上海申花は20分が過ぎたところで4-3-1-2という形でフォーメーション変更。中盤のプレスの枚数を合わせつつ、IHには外にプレスに出て行くハードワークを命じる形に。
浦項はボールを左右に動かしながら3センターを外しにかかるが、上海申花のスライドもこれに対抗。スライドが間に合えば、今度は浦項のヒョンジェがフリーマンとしてボールを引き出す形で手を打つ。どちらもチャンスの作れない拮抗した展開に持ち込まれるようになる。
40分過ぎから上海申花は保持に3バック化することで調整をかける。こちらもボール保持からのズレで試合を落ち着かせようというアプローチである。だが、スコアは動かず。チャンスの少ない状況で試合はハーフタイムを迎える。
後半も上海申花が保持からズレを作りに行くが、浦項がカウンターからの先制に成功。テイシェイラが見事にカウンターを完結させて、均衡した展開を動かすことに。
だが、これはホームチームの逆襲の合図。3バック化した上海申花はラインを上げ下げするセンターラインを活用することで少しずつ前進に成功する。
保持で押し下げられるようになると上海申花は同点に追いつく。左サイドからのカルロスのカットインからミドルでGKを揺さぶると。こぼれ球を拾ったフェルナンジーニョのクロスをルイスが仕留めてゴールを決める。
ここから一気に攻め立てる上海申花。2点目のクロスはシンプルなものではあったが、クロスに入ったマレレが相手よりも前に出ることで先にボールに触ることに成功。このゴールで逆転だ。
さらに、アマドゥのミドルからPKを獲得した上海申花は3点目を手にする。仕上げとなるのはハイプレス。畳みかけるように敵陣に流れ込んできたプレスを外し切れず、浦項は合計で4失点目を喫してしまう。
拮抗した中盤を乗り越え、後半に固め打ちを見せた上海申花がホームで逆転勝利。開幕節を勝ち点3で飾った。
ひとこと
前半だけ見るとこんなにワンサイドになる感じはしなかったのだけども。
試合結果
2024.9.17
AFC Champions League Elite
リーグステージ 第1節
上海申花 4-1 浦項スティーラース
上海体育場
【得点者】
上海申花:64’ ルイス, 71‘ 82’(PK) マレレ, 84‘ ティエンイー
浦項:53‘ テイシェイラ
主審:サルマン・ファラヒ