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「Catch up AFC Champions League Elite」~2025.2.11 リーグステージ 第7節 セントラルコースト・マリナーズFC×ジョホール・ダルル・タクジム ハイライトレビュー

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ワンサイドの展開に苦しみつつも一矢報いる

 すでにコンペティションからの敗退が決定しているセントラルコースト。まだまだ突破の目が残っているジョホールと比べるとこの試合のテンションが異なるのは仕方ないところだろう。

 内容にもこの両チームの差は見られたと言っていいだろう。ジョホールは両CBがガッチリと広がるポゼッション。SBが大外の高い位置に立つ。起点となるのは広がった両CB。この2人がセントラルコーストの2トップの横に立ち、ここからブロックにボールを入れていく。

 セントラルコーストの4-4-2はかなりスカスカ。ラインの間はかなり空いてしまっており、ジョホールはここに自由にボールを入れられることができている。セントラルコーストは前線からの守備の誘導が全く機能せず、ボールの奪いどころを全く規定することができなかった。

 それでもジョホールはチャンスを作るところまではいけず。かといってセントラルコーストも前線に入らないロングボールと外循環のポゼッションでなかなか前に進むことができない。目立つのは接触による怪我人ばかりとなる。

 そうした中で試合が動いたのは退場者。アイマン・ハナピの抜け出しから一発退場を誘発。セントラルコーストは10人に移行することに。勢いに乗るジョホールは前半のうちにセットプレーから先制点を奪ったかと思われたが、これは取り消しとなった。

 後半も主導権は11人のジョホール。外を経由しつつ裏を狙うシンプルな形で押し下げる。前半はやや詰まり気味だったアタッキングサードもオフザボールの活性化により改善が見られ、前半以上のチャンスを作っていく。

 セントラルコーストには反撃のきっかけは与えられず、争点はいつジョホールが得点を取るのかに絞られた感のある試合。その答えは64分。ようやく先制点を生み出す。

 しかし、失点をきっかけにセントラルコーストは押し返していくとFKからクオルが同点ゴールをゲット。数的振りながらも試合を引き戻す。

 だがジョホールもセットプレーから勝ち越し。ショートコーナー由来のセットプレーを再びゴンザレスが仕留めてリードを手にする。

 試合はこのゴールで決着。10人ながらも意地を見せたセントラルコーストだが、勝ち点を掴むことはできなかった。

ひとこと

 一発退場がなければ意外とわからなかったかもしれない。

試合結果

2025.2.11
AFC Champions League Elite
リーグステージ 第7節
セントラルコースト・マリナーズFC 1-2 ジョホール・ダルル・タクジム
セントラルコースト・スタジアム
【得点者】
CCM:70′ クオル
JDT:64′ 79′ ゴンサレス
主審:コ・ヒョンジン

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